23〜24日、東京への旅(2)

午前8時くらいに目がさめました。チェックアウトは午後9時、三笠記念艦開
艦も9時なのでまだ時間があり、優雅に朝風呂に入ります。ここの風呂はジェ
ット風呂や薬湯、もちろんサウナまでいろいろあって楽しかったです(^^)

また三笠を訪れたときはまたここに泊まりたいものですね♪料金も安いし♪

身支度を整えて、いざ横須賀市街に繰り出して徒歩5〜10分くらいの三笠公園
を目指します。



24日、三笠再訪問

横須賀駅から三笠公園への案内板にしたがって米軍基地の横をぬけるていく
と、日本丸の輪切り(?)のマスト部分の模型があります。


あっ、なつかしの(?)戦艦三笠が見えました!


入り口の近くには戦艦大和に搭載された460mm砲弾が展示されています。



開艦までまつことしばし、売店でチケットを買い、ようやく乗艦できました。
三笠は左舷2番砲塔付近に入り口があるので乗艦して最初にみる口径は巨大な
2番砲塔と後檣部分です。明治時代の船とは思えないくらい堅牢な作りが独特の
構造美をもっています。(天幕支柱の作りもよくわかりますね)



これが木甲板の継ぎ方です。もちろん三笠の作戦行動時から張りかえられてま
すが、現在木甲板を見る機会は非常にすくないので模型制作に大変参考になり
ます。



後檣を潜り抜けて甲板中央部で写真を撮りました。側面にずらりとならんだ副
砲が圧倒的です。ちなみにこれらの副砲は戦後になって三笠以外の艦から移植
されたもののようです。


これがその副砲。狙いは小火器と同じくIの目とVの目を合わせるだけの単純な
ものです。敵艦も自艦も波に揉まれている中で砲弾を命中させるのは至難の業
だったことと思います。


甲板を歩いて前檣を登ると実際に東郷長官や秋山参謀、伊地知艦長などが指揮
をとった戦闘指揮所へ登ることができます。この写真は指揮所の床に刻まれた
東郷長官立位置のプレートの上に乗って撮ったものです。東郷平八郎は、厚い
装甲に覆われた司令塔にはいる事を部下から再三進言されたにもかかわらず「
ここのほうがよく見えるからここでいい。それに人間、死ぬ時はどこにいても
死ぬものだよ」と言い、危険なこの場所で微動だにせず指揮をとりつづけたと
いいます。



これが艦橋内部。伝声管や羅針盤が見えます。戦闘中で被弾したあともあり、
ここでも多数の士官が戦死したもようです。この下に装甲に覆われた司令塔が
あります



こちらがその司令塔です。舵取り機もここにあり、後部艦橋の下にも同じもの
があります。(後部には舵はありません)実際はもっと様々な装置があったよ
うなのですが、現在は部分的にしか再現されてません。



艦橋から後を見た図。煙突&吸気口と内火艇甲板の様子がわかります。ここは
木張りだった説もあるのですが、はっきりしたことはわかりません。15の数
字は順路をあらわしています。


艦橋を降り、今度は艦首から艦橋を見上げた画像です。ロシア海軍がチェモダ
ニと呼んで恐れたという主砲が見えます。(現在のものはレプリカだそうです)



艦内は博物館になっており、数々の写真や日本海軍の歴史の資料などが展示さ
れてます



ここは連合艦隊司令部の作戦会議等が行われた場所です。日本海海戦にむけた
作戦会議なども行われたのでしょう。このテーブルは当時のままのもののよう
です。『海ゆかば』などの映画にもここで作戦が検討されている場面が見れます



三笠の最後端にある長官室。艦外にはテラスがあります。再現された東郷机も
展示されてます。



これがそのテラスを外からみた画像。横文字を右から書いていた時代なので
『さかみ』となってます。後端部分に指令官の居住区があるのはガレオン船
時代の名残といえます。



連合艦隊参謀、秋山真之の資料も展示されてました。実はこの秋山参謀、HIGH-
GEARedの実名の元になった人物なんです。僕の実名をご存知の方は、どこに使わ
れているかすぐに解かることでしょう。



艦内博物館には、このような艦船模型もたくさん展示されています。この画像に
うつっているものはHIGH-GEARedもMODEL ARTのページに載せているものとおなじ
1/700ウォーターラインシリーズを組みたてたものです。



木製の長門型戦艦。手作りの製作者から寄付されたものだそうです。このような
寄贈品の模型が艦内に何十隻もあるので模型好きの方もきっと楽しめるはず♪



HIGH-GEARed DIARYでおなじみの小西製作所の1/300戦艦三笠も展示してありまし
た。(笑)三笠のこれくらいのスケールのキットは他ではでていないので貴重な
ものです。



なんだかんだ言いながら、艦内を何回も往復して4時間くらい見てました。(笑)
ふつうの人だったら20分もあれば見おわってしまうんでしょうけど、艦船好きは
そうもいきませんよね。(笑)もっと時間があればいつまででも見ていたかったん
ですけどかえりの時間もあるので後ろ髪を轢かれる思いで岐路につきました。

だいたい正午にタワーパーキングからAWを出して、帰宅したのは午後8時くらい
でした。まさに船まみれの今回の旅がこれにて幕を閉じました。

結果的に学生生活最後の一人旅だったんですけどこんなに楽しい旅ははじめてで
した。やはり旅は目的をもってするものですね。(笑)

時間があるうちにもう一度三笠を訪れたいという思いがあるので、近々このPHOTO
のページに再び三笠が掲載されるかもしれません。(もう飽きたって?笑)


番外編


帰宅してすぐ衝動買いしたシールズモデル1/700戦艦三笠の洋上モデルキット(製
作ストップ中・・・・汗)


シールズ三笠キット、その後(10月31日更新)細かい儀装が終わってませんが、
ほぼ完成です。横にあるライターと大きさを比べてみてください。



横からのアングル。かなり精密ですが、この先手摺などもつける予定です。もっと
大きなキットが安価で手にはいればいいんですけどね〜。それにしてもみればみる
ほど味わい深い船ですねぇ。

完成したらMODEL ARTのページに掲載予定。(いつになったら載ることやら・・・)

ちなみにバルチック艦隊の旗艦、『クニャージ・スウォーロフ』のレジンキットが
欲しい今日この頃です。司令官のジノウィ・ペトロウイッチ・ロジェストヴェンス
キー中将は日本海海戦の大敗北もあって批判の声も多いですが、不利な条件のなか
で大艦隊を率いて地球を半周する大航海をなしとげした大変な苦労人で、東郷長官
と共にHIGH-GEARedの好きな提督の一人なんですよ。

三笠とスウォーロフを一緒に並べて飾るのも良いかもしれません。


****2002年追記****

その後、戦艦三笠のレジンキットを組みたてました。1/500でなかなか貴重な物です。

三笠の模型にも興味のある方はご覧ください。↓

一等戦艦 三笠 -IJN FirstClassBattleShip MIKASA-
アール・シーベルグ 1/500スケールガレージキット 2002年製作
製作記掲載




****2003年追記****

その後、シールズの戦艦三笠のインジェクションキットを完成させ、ディティールアップ
を施しました。

三笠の模型にも興味のある方はご覧ください。↓

一等戦艦 三笠 -IJN FirstClassBattleShip MIKASA-
シールズモデル 1/700スケールインジェクションキット 2003年製作


****2004年追記****

その後、戦艦三笠の金属キットを完成させました。三笠艦内にも展示されている小西製作
所のものです

三笠の模型にも興味のある方はご覧ください。↓

一等戦艦 三笠 -IJN FirstClassBattleShip MIKASA-
シールズモデル 1/700スケールインジェクションキット 2003年製作


****2005年追記****

その後、ハセガワからリリースされた戦艦三笠の1/350プラキットを完成させました。比較的
手ごろな価格帯では決定版といえるものです

三笠の模型にも興味のある方はご覧ください。↓

一等戦艦 三笠 -IJN FirstClassBattleShip MIKASA-
ハセガワ 1/350スケールインジェクションキット 2005年製作


****2005年追記 その2****

9月に記念艦みかさを訪れました。

その際の旅行記です。↓

一等戦艦 三笠 -IJN FirstClassBattleShip MIKASA-
2005年 船の旅の旅行記


****2006年追記****

その後、ハセガワからリリースされた戦艦三笠の1/350プラキットを更なるディティールアップを
施し、決定版として仕上げました。三笠の実艦見学の成果も存分に生かされています

三笠の模型にも興味のある方はご覧ください。↓

一等戦艦 三笠 ファインディティール -IJN FirstClassBattleShip MIKASA-
ハセガワ 1/350スケールインジェクションキット 2006年製作




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