2005年9月20〜22日、第3回東京旅行 船の科学館および記念艦みかさ見学



三笠公園「皇国の興廃この一戦にあり」 の碑  




HIGH-GEARed HOBBY WORKS!!では2001年に「船の科学館」および「記念艦みかさ」への
訪問の旅のレポートを掲載しました。 

いずれも船の模型をHOBBYとするHIGH-GEARedには大変魅力的なスポットであることは間違い
ないのですが、関西在住のHIGH-GEARedにとってはそう易々と行ける距離でもなく、また旅費や
時間の都合もあって、頻繁に訪れることはできません。

2005年は日本海海戦100周年、太平洋戦争60周年、大和ミュージアム開館、そして戦艦大和の
映画公開に伴う実物大ロケセットへの訪問などもあり、時間と予算を組んでこの「船を見る旅」を
再び行う事を決心しました。

旅程は9月20日から22日の二泊三日の時間的には短い旅ではありますが、予算をケチらず、
準備を含めて時間も可能な限りとって、悔いのないプランを自分で立案しました。

今回の旅のメインは「船の科学館」と「記念艦みかさ」を訪れることです。 みかさは以前に2度訪れ、
2回目には乗艦して各所を見学しましたが、「船の科学館」は以前に訪れたときには閉館時間に間
に合わず、内部を見ることはできませんでした。 「船の科学館」での見学の主な目的は、艦船モ
デラーの神様とも言える、河合登喜夫氏が生前に製作された、1/50スケールの戦艦大和超精密
模型を見学することが目的でした。

なお、今回の旅行記にはいたるところに田舎者的表現がまるだしで不快感をおぼえる方もおられる
かもしれませんが、旅行記を書いている本人が実際に田舎者ですので、この点はどうかご容赦ください。

また、今回は旅行記の形式をとっておりますので、船や模型に関係のない話題も多分に含まれています。

画像については、許可を得て撮影しているものですが、もし掲載に問題のあるものなどがございました
場合、ご連絡いただきましたら削除しますのでその際にはよろしくお願いします。

現地までの道のり




みかさと船の科学館を訪れるにあたり、今回は写真のDVDや冊子を購入するなどして、充分に予習をしておきました。
大和のDVDは船の科学館の1/50モデルを細部まで撮影した解説つきのもので、大和モデラーとしては参考になること
ばかりです。 日本海海戦のDVDは日本海海戦にて巡洋艦日進に乗艦していたアルゼンチン海軍の士官から見た日
本海軍の活躍の模様を収録したもので、日本海海戦の様子を客観的に見ることができました。 冊子の方も、日本海海
戦100周年記念の模型雑誌が中心で、日露戦争での連合艦隊やバルチック艦隊の模型の作例やデータベースが掲
載されていました。 


今回の旅は構想に3ヶ月、準備に1ヶ月を要して入念にプランを練り上げました。 関東への旅は一回目は夜行バス、2回
目は車でしたが、今回は鉄道を交通手段のメインにしました。 

車を運転し、自分の手足を使って現地にたどり着く旅の魅力も捨てがたいのですが、移動時間を考えると一日半が犠牲
になることと昨今の原油価格高騰の影響で以前よりも旅費がかかること、体力の消耗が大きく肝心の科学館、記念艦めぐ
りの際に集中力がなくなっていてはいけない事などを考慮し、鉄道なら景色を見る余裕もあり、時間も比較的正確ですの
でこちらをチョイスする事になりました。

慣れない関東での移動がメインとなるため、プランは入念に分単位で決定し、運賃や移動時間なども調べ上げて一枚の
紙に旅程表を作成、大阪市内⇔東京横浜への切符のみ先に購入しておきました。



いよいよ当日pm8:00頃、バスで奈良駅まで向かい、関西本線で大阪環状線を経由し、大阪駅へと向かいます。



ところで奈良駅は現在大改装の真っ最中で、1ヶ月前に乗った時と比べると使用するホームが全て新しいところに移動
し、以前と全く違う趣になっていて驚かされました。 歴史ある寺院をかたどった有名な旧駅舎はジャッキで持ち上げて
空き地に移され、現在は保存されて使い道を検討しているようです。 良い雰囲気の木製の屋根があったローカル色
たっぷりの旧ホームは現在使われておらず、こちらは近々取り壊されることになるかもしれません。



大阪からは22:22発の寝台急行「銀河」にて東京方面に向かいます。銀河のデビューは昭和20年と歴史も長く、現在
では往年のブルートレインと同じ24系25型客車の編成で、東京を発着する唯一の「急行」で、さらに貴重な「寝台急
行」でもあります。今年のJRのダイヤ改正ではブルートレイン「あさかぜ」「さくら」等の客車寝台列車が次々と姿を消し
たこともあって、絶滅危惧種とも呼ばれ、現役のうちに話のタネにもと思い、以前からぜひ乗りたいと思っていた列車
です。今回の旅は船を見る以外に、いろいろな列車に乗るのもこの旅の楽しみのひとつにしていました。



24系25型客車は集中電源式のもので、画像に映っている最後尾の電源車(カニ)にディーゼル発電機を備え、客車
全体の電力を賄う構造で、寝台電車や各車両の床下に発電機を備えた分散電源式客車と比べて静粛性と乗り心地
に優れます。 電源車には発電機の他に軽貨物用の荷物車スペースもあり、乗客の乗車スペースはありません。この
角度はミステリー小説の扉絵でお馴染みのカットです。(笑)



牽引する機関車は同じくブルートレイン牽引車のEF65の1110号機。製造番号が1000番代の車両は前面に貫通扉が
設けられるなどのマイナーチェンジが行われ、PF型とも呼ばれます。Pはパッセンジャー(客車)、Fはフレート(貨物車)
の略で、PFとは客貨両用の機関車という意味になります。・・・HIGH-GEARedが語りだすと何でも話題がいちいちマニ
アックな方向に向かいがちなので、マニアな話題はこのあたりでやめておきましょう。(爆) ちなみに乗車したのは行き
しなが枕木方向に寝台を2段ならべたB寝台車(Bハネ)、帰りはレール方向に少し大きい寝台を2段並べたA寝台(A
ロネ)の寝台券を取りました。 銀河を牽引するPF型は寝台特急につきもののヘッドマークがないのが少し寂しいです。
(急行だからでしょうか?)


走行距離は550キロほどで、大津を出ると車内放送はなくなり、夜の東海道を駆け抜けます。寝心地は加減速の際の
連結器の働きで思ったより振動が大きく、熟睡するまでには時間がかかりました。(午前1時頃到着予定の名古屋駅ま
では記憶があります)



午前5時半頃、外の明るさに気付いて目を覚ましました。 今なら洗面所も混んでいないであろうと先に洗面と支度を
済ませ、6:35の品川到着に備えます。



当たり前ですが、外の景色は関西とは違います。行きかう列車も西日本のものとは異なるので関西人のHIGH-GEARed
にとってはなにもかもが新鮮に見えます。



6時35分、定刻どおりに品川に到着。 時間帯が時間帯だけにどんどん通勤ラッシュの人数が増えていくのがわかりま
す。 ここからは山手線で新橋に向かいました。 関西人の自分にとってはシートのまったくない車両が連結されてい
るあたりに驚かされました。



ここは新橋です。鉄道発祥の地です。「汽笛一斉新橋を」の歌詞に因んで駅前広場では静態保存されたC11 292号
機から時間によって汽笛の音が流れるそうです。今回は時間の関係で汽笛を聞くことはありませんでしたが、駅前で
軽く朝食を済ませました。


新橋駅前のC11 292


ここはJRの出口から少し離れたところにある「新交通ゆりかもめ」の新橋駅になります。電車とモノレールの間のような
形態の交通機関で、急カーブの多い路線にあわせてゴムタイヤで走り運転は大阪のニュートラムに似た自動運転シ
ステムが採用されており運賃は高めですがなかなか良い乗り心地でした。その動きはまさに「ゆりかもめ」というネーミ
ングがピタリくるイメージです。



車窓からお台場フジテレビが見えたらいよいよ船の科学館は目の前です。すぐ近くには現在(2005年9月現在)話題
のカ○ボウのビルも見えました。こんなものをわざわざ撮影しているあたり、我ながら田舎者丸出しです。(笑)



船の科学館駅で降りた乗客はHIGH-GEARedひとりでした。それもそのはず、開館は午前10時ですが、HIGH-GEAR
edが到着したのはまだ午前9時。駐車場では何かのロケが行われていました。   


謎のロケ現場。昼過ぎに船の科学館をあとにする時間帯にもまだ撮影が続けられていました。外車誌のカバーのよう
なイメージです。



船の科学館 館外



(注:船の科学館の画像は館員の許可を得て撮影したものです。博物館側のご迷惑とならないように掲載は部分的と
しました)

到着は開館よりかなり早めでしたが、船の科学館は館外にもたくさんの展示品を公開しているため、まずはこれらを見
ようという目的で早めに現地入りしました。 館外の目玉は以前の訪問の際に見ることのできた東宝映画連合艦隊特
撮に使用された1/20スケールの戦艦大和と、駐車場前に展示されていた二式大型飛行艇(実物)です。

しかし、入ってすぐに異変に気付きました。まず、あんなに存在感を示していた二式大型飛行艇が見当たりません。(汗)



二式大艇のあった場所にはなんとこのような看板が・・・。(汗) なんとも残念なことですが、なんと鹿児島へ移送された
そうです。展示場所が船の科学館の近くなら見に行くことも考えられたのですが、鹿児島ともなれば話は別です。 残
念ですがしかたありませんね。

しかし、あんな巨大な静態保存機をいったいどうやって鹿児島まで移送したのでしょう?



↑2001年にこの地で撮影した二式大艇の画像です。
(せっかくですので以前の画像を掲載しておきました)



入り口のすぐ近くにあった双胴船です。科学館にはこうした実物の船の展示も盛んに行われています。半没水型双胴船
は、水面下にもぐっている魚雷のような形の没水体と、水面より上にあるデッキ部分を細長い支柱で結合した双胴船です。
こうした形状は波の中でも揺れが少なく、速く走ることも可能でデッキの面積が広くとれることが利点です。



海底ハウス 歩(あゆみ)号1世。この海底ハウスは世界で初めて民間人の手によって作られた海底居住区だそうです。
水深8メートルの海底で実際に3年3ヶ月にわたって居住実験が行われ、当時71歳の船の科学館笹川会長も訪れて「海
底村」初代名誉村長に選ばれたそうです。



軍艦の装備品もこの船の科学館の売り物(?)のひとつのようで、帝政ロシア海軍装甲巡洋艦アドミラル・ナヒモフの主砲
身も展示されていました。ロシア皇帝の座乗や金塊の輸送など、重要な役割が多かった巡洋艦で、日本海海戦の際
に自沈しました。この砲身はウゴコフ式20cm、35口径砲で連装砲塔式で合計4基を装備してしました。



館外でひときわめだつ4翼スクリュープロペラ。画像では大きさが伝わりにくいですが、とんでもない大きさです。表面は
うろこ状に光輝き、キングギドラの体を連想させます(笑)。



大型スクリュープロペラの製造工程が紹介されていました。鋳型の製作、鋳造、機械処理の後、仕上げはベテランの職
人の手で行われるようです。



以前にも紹介した戦艦陸奥の主砲身。戦時中に謎の爆発を起こして轟沈した陸奥の装備品はその後引き上げられ、各
地のミュージアムに点在していますが、ここにあるこの主砲身も陸奥の装備品の代表的なもののひとつです。



陸奥の主砲を示す銘板です。



陸奥の主砲身砲尾の様子。



主砲塔の仕組みも解説されていました。ここにあるのはこの図で説明される砲身の部分です。


こうして館外を一周まわってみたのですが、お目当ての1/20戦艦大和がありません。 頭の中にはてなマークを残しつ
つも、館外の観覧は早いうちに終わってしまったので10時の開館をひたすら待つことになりました。


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