BATTERESHIP KN.SUVOROV 帝政ロシア戦艦 クニャージ・スオロフ





別名、戦艦クニャージ・スワロフ。ここではスオロフと呼称しています。



1/350戦艦スオロフ(Княэь Суворов)中央構造物および船体



スオロフをはじめとするボロジノ級戦艦の中央構造物は、このような
配置になっています。煙突基部が構造物化している点は、三笠などと
同じですが、重心対策なのか?その周囲には三笠のように速射砲は配
置されておらず、そのため舷側部分にも簡単な構造物が配置されてい
ます。



煙突基部をはじめとする内側の構造物は、パーツを箱
型に組むだけの単純作業ですが、説明書の誤記が多い
ため、部品の番号を間違わないように注意しなくては
なりません。(例:B38→Q38、B67→B84)組み立ては、
擦り合わせのみで比較的隙間なく仕上げることができ
ました。

塗装はランナー状態で一旦塗装し、ゲート処理
と擦り合わせ、組み立てを終えてからもう一度塗装する
方法で行っています。(表面が荒れているので、あえて
厚塗りにする方向性で作業を進めています) 



後部艦橋基部の兵員待機所(?)は、ピンバイス
とデザインナイフで窓を開口しておきました。
今回は、艦橋にエッチングパーツを使用する予定
ですので、窓が開口されたエッチング艦橋のイメ
ージに近づけるための処置です。



外側の構造物は、一旦ランナー状態で塗装を済ませてからゲート
部分をタッチアップする予定だったのですが、接着面の擦り合わ
せのために上部にペーパーをかけてみると、こんなに歪みが出て
いることが分かりました。この部分は、完成後にも部分的に見える
ところですので、めんどくさいですが、この後サフからやり直し
になりました。



中央構造物の取り付けが終わりました。それなりに苦労はありましたが、予想よりは
修正作業も少なめで、綺麗にまとまってくれたと思います。ところで、内側の構造物
はともかくとして、外側の構造物は実艦ではどのような目的に使用されたものなので
しょう?部屋として使うには細長すぎる気もしますし、被弾の際の被害低減用に設け
られたスペースでしょうか?



スオロフの煙突は、このような専用ランナーを使う様、指定がされていました。ランナーには、
識別用に『KN.SUVORV ALEXANDERV』と記載されているので、これは「クニャージ・スオロフ」
および「アレクサンドル三世」用のランナーであることが理解できます。キットの基本ランナ
ーにはボロジノ用の煙突が成型されていますが、スオロフとアレクサンドル三世用の煙突は、
より寸胴で蒸気捨管が付属しており、形状に若干の違いがあります。



別ランナーが付属しているとはいえ、このランナーもけして新製品の匂
いがするものではありません。ところどころに『できもの』のような膨
らみがあるので、これらを削り取り、モールド部分はPカッターで再生
させました。



艦船模型においては、発色を追及した塗装は必ずしも正解とは言えな
いのですが、今回は煙突の黄色を綺麗に見せたかったので、下地に黄緑
を塗装しました。



黄色にも色々な色味がありますが、今回使用したのはキャラクターイ
エローです。原色の黄色と黄橙色との中間色のイメージで、黄緑の下
地も相まって、随分鮮やかに仕上がってくれました。



あとは蒸気捨管を取り付け、煙突上部を艶消し黒に塗装して
完成です。黄色い部分と黒い部分の割合は、実艦の写真を参考
にしました。ファンネルキャップはゴールドメダルのエッチング
パーツで、半球状に曲げ、黒塗装の直前に取り付けました。

ところでこの蒸気捨管、ディティール面では有難いのですが、組み立てにおいては
少々難物と言えるものでして、この後の艦橋基部の組み立てにおいて、少々追加の
加工を強いられる原因になりました。 詳しくは後ほどご紹介します。


next


左側にメニューページが表示されない場合はここをクリック

艦船模型製作代行 モデルファクトリー ハイギヤードはこちら

スケールモデル完成品販売ネットショップ CHERRY&ANCHORはこちら

■管理人オススメ!本格海戦ゲームアプリ「蒼焔の艦隊」■


↑Android版のダウンロードはこちら↑

↑iOS版のダウンロードはこちら↑

フル3Dで作成された艦艇で迫力の大海戦を勝ち抜いていくゲーム。無料にて配信中!(一部有料アイテムあり)








inserted by FC2 system