ニチモ 1/200 戦艦 大和
船体の下地処理。舷側の鋼板継ぎ目ディティールの追加など
鋼板継ぎ目のモールドは自作のものです。
船体の製作
大型艦船模型では舷側の鋼板の継ぎ目のモールドを自作することで大きな模型映えが狙えます。
鋼板モールドの再現方法はいろいろあるのですが、HIGH-GEARedはサフの階層を利用する方法を愛用
しています。このやり方でしたら手間はかかりますが、一枚一枚の鋼板の大きさを規則的にかつ正確に再
現することが可能です。
最近ではこのサイトの艦船模型でも1/500以上のスケールでほぼ毎回行うようになりましたが、1メートルを
越える船体に作業を施すのは初めてのことで、この作業を終わらせるだけでも数日を要する大仕事になり
ました。
↑このようにマスキングテープを貼ってはサフを塗装し、また貼っては塗装し、といった具合
に細かい作業を繰り返しながら少しずつ鋼板の継ぎ目モールドを作っていきます。
まず、作業はマスキングテープを均等に切り出すことから始めます。横の継ぎ目は切れ目のない長いマス
キングテープで簡単に再現できますが、そこから縦の継ぎ目を作るために、均等の長さに切り出したテー
プを互い違いに貼ってまたサフを塗装しました。1/500クラスの船体でも一日仕事になるのですが、船体が
大きいので実に苦労させられます。
↑船首部分。大和のバルバスバウ(球状艦首)の継ぎ目の資料は見つかっていないの
でバウ以後の再現となります。サフの色の薄い部分が早い段階でマスキングした部分で、
サフの色が濃い部分が後になってt塗り重ねた部分です。
↑同じく中央部分。
↑塗装前はどこか不自然ですが塗装を終わらせるとごらんのとおり、かなり実感的に仕上がります。
続いて、甲板や構造物などを船体に取り付けていくのですが、このキットはもう30年以上前のもので、大型
船体ならではの反りなども大きく、普通に接着しただけでは隙間があいたりうまくハマらなかったりするので、
プラ剤で順次補強を入れつつ、クランプやマスキングテープを使ってしっかり固定し、流し込みスチロール
接着剤をたっぷりしみ込ませて2日程度待ち、ゼリー状瞬間接着剤などで補強しつつ、アングル部分にプ
ラ角材を挟み込んで念入りに固定しました。
↑航空作業甲板と木甲板の接着の様子です。2本のミニクランプを使い、裏側には数本のプラ角材を接着
して強度を稼ぎました。予断になりますが、大和実艦建造中の写真で確認できる、この甲板継ぎ目のつい
たてはエバーグリーンのプラ材で自作して取り付けました。パーティングラインも目立たなくなるので一石二
鳥です。
↑前甲板と中甲板の継ぎ目はちょうど副砲バーペッドの部分に来るため、ここをしっかり接着しておかないと
綺麗に副砲座を乗せることができません。完成後は見えなくなるバーペッド内部にもこのように補強を施
しました。
↑中央構造物は反りが大きいのでこのようにして接着しました。この状態ってツープラ
イボディのハンドメイドソリッドギターのトップ材とバック材を接着している様子に見えて
きます(笑) もちろん、構造物裏側もプラ角材を接着して反り対策と接着強度を稼ぐ
加工を施しました。
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