戦艦 霧島
アオシマ 1/350徹底ディティールアップ決定版









1/350戦艦『霧島』製作記 その16



最上甲板の一部にはリテイクパーツを使用します。写真はリテイクキットと従来キットの最上甲板パーツの比較です。成形色の明るい方がリテイクパーツで、暗い方が従来キットのパーツになります。




錨鎖甲板周りをアップで比較して見ると、甲板パーツに一体化されたキノコ型通風塔やボラードが分割されたほか、錨鎖導板の形状も変更されている事がわかります。(錨鎖孔の位置も若干変わっているのですが、木製甲板の孔の位置は修正しようがないので、錨鎖甲板のみ従来パーツを加工して使用することになりました)




こちらは船尾側の甲板パーツ。砲座周りは一体成型された通風塔やリールなどのモールドがなくなって随分すっきりしました。リテイク版の甲板パーツ裏側には隠し穴が掘られているので、位置合わせに万全を期すなら、それらを開口するのも良さそうです。(今回は木製甲板の切り欠きを目印にしているため、あえて開口していません) また、ボラードの位置が少し変わっていたので、甲板パーツ側を若干加工して木製甲板側の位置に戻しました。




砲座には、第二、第三砲塔と同じように汎用のリベットシートを貼り付けてから塗装を行いました。




塗装は例によって、透け防止のために木製甲板の下地にタンを吹きました。なんだかんだで甲板を塗装仕上げにするときとほぼ同じ工程を踏んで二度手間のになってしまっているようにも思えますが、今回の様な薄めの木製甲板シートを貼る時には下地塗装をしておくと完成時の発色が変わってくるのでオススメです。




こちらは、今回使用する『新撰組 http://www.sinsengumi.jp/』製の木製甲板シートの写真です。この製品は他社製品と比較して断然薄く、裏面に糊が付いていないことから、接着剤もユーザーの好みによって合わせる事ができるのが利点です。




表面のアップ。木張り甲板の板目もわざとらしい焼きが入っておらず、自然な仕上がりになっています。




この甲板は製造後の事後伸縮を考えてか?実際の甲板パーツより1ミリ程度大きく切られているので、パーツをテンプレートにしてデザインナイフで切り詰めました。




錨鎖導板は一旦モールドを削り取って、木製甲板に付属しているペーパー製のパーツを取り付けます。新撰組の木製甲板シートは、飛行機運搬軌条や短艇用の架台(ボートクラッチ)も同じく削り取る必要があり、接着剤も自分でムラなく塗る必要があることから、比較的上級者向けの製品になります。




ペーパー製の錨鎖導板を貼り付け、ケーブルホルダーやライジングビット、ボラードや通風塔などをジェニュインモデルのレジンパーツに切り替えている様子。


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