戦艦 大和
タミヤ 1/350 徹底ディティールアップ決定版
↑全力を投じた大和なればこそ、ぜひともケースも最高のものを用意したいところです。
今回はそれらの条件を見事に実現しているタミヤ純正品に、高級飾り脚等を合わせました。
台座とケースについて
苦労した大和もようやくの完成です。 飛行機と短艇は、また追加する可能性もありますが、とりあえずはこれ
で完成の形とします。 飛行機などの追加の際には、またここにレポートを追加する予定ですので、よろしくご
覧くださいませ。 短艇などは、雪風用や三笠用を流用してみるのも面白そうです。
1/350戦艦大和の収納ケースには、タミヤの純正品を使用しました。 1/350艦船モデル用として市販されて
いるもので、それなりに高価ではありますが、しっかりとした作りで、透明度の極めて高いものです。
ケースの下に敷く台座は、製品としては市販されていないのですが、「譲って頂けないか？」と、タミヤに「ダメ
もと」で問い合わせたところ、同様の問い合わせが多いため、部品単位で販売して頂けることになったというこ
とで、着払いで送って頂くことができました。
この製作記を連載している間にも、サイトをご覧になっている方々から、今回の大和に関して、かなりの数の
質問メールが寄せられたのですが、その中に この台座についての質問が非常に多くありましたので、品番と
部品名を下記に掲載しておきます。
品番6602002 1/350艦船 木製台座（Ｄ．ケース用）
これを期に、タミヤへ同様の質問がたくさん寄せられているかもしれません。(笑) たくさん売れて、正式販売
されてくれれば と願うしだいです。
↑これが、その品番6602002 1/350艦船 木製台座（D．ケース用）です。ファイバーボード製です
ので、木目はないのですが、大変丁寧な造型＆塗装がなされてズッシリと重量感のあるものです。
↑カドはこの様に高級感のある仕上げになっています。アンティークなオーディオ
プレーヤーのようです。最初は、台座が市販してもらえるものだとは知らなかったの
で、木工所に特注してもらう予定だったのですが、そうなると予算もタダではすみま
せんので、このような安定したクオリティの品物を手に入れられたことは、本当に幸
運でした。やっぱり、ダメもとでも聞いてみるものですね。(笑)
↑裏面は、なんとこのように滑り止め＆緩衝用のスポンジ脚まで取り付けてある念の入れようです。
↑この台座に船体を固定する為、飾り脚をネジ止めするための穴を裏側から開けました。
ファイバーボードは本物の木材と比較すると切削性は良いのですが、厚みがあるため、な
かなか手ごわい作業になりました。
↑まずはまっすぐな穴をあけ、続いて三角錐形状のリーマーで穴を広げ、断面から見
て台形の穴になるように仕上げます。これにより、ボルトの頭を埋め込むように板の中に
かくして、ネジ止めすることが可能になります。
↑飾り脚は、今回は従来の小西製作所製ではなく、日本海軍艦艇模型保存会（不二美術模型）の
パーツ（品番83）を使用しました。小西製と違って、飾り脚の中心穴にもネジ山が切られているので、
使用難度は少々高いですが、船体をよりガッチリと固定することが可能です。
↑ネジは、あらかじめ船底に開けてあった穴に通し、あらかじめ裏側に固定してあったナットに固定します。
台座に固定された大和を見ていると、目指していた博物館クオリティに随分と近づいてくれた気がして、な
んともいえない満足感を味わうことができました。
↑同スケールの戦艦三笠と並べてみた図。これだけ離れてしまうと、ディティールアップなしの素組に見えます。(笑)
建造された年代も違えば、その大きさもまるで違うこの2隻ですが、建造当時、世界最強の砲戦能力を誇った最新鋭
の戦艦であったという点では共通です。実際には並ぶことのなかった新旧連合艦隊の旗艦が並ぶ、模型ならではの
ショットが実現できました。
↑台座にケースを被せれば、ケースへの収納作業は完了です。これで、埃を気にせずに永久展示が
可能です。ぜひ末永く、その勇姿を保っていて欲しいものです。
↑これはケースの中に並べるネームプレートです。右がキット用のもので、GSIクレオス スーパーメタリックカラー
のスーパーゴールドで一旦塗装後、Mrカラーのクリアーを吹き重ね、その後エナメルブラックで塗装、文字部分
だけをエナメル溶剤で落として、更にクリアーを吹いて保護したものです。裏側の展示台取り付けリブは削り取っ
て、ケース台座または今後製作予定のブラケットに直接固定できるようにしました。 左側の要目票は、実は小
西製作所の1/200戦艦大和用銘板から「1/200」のスケール表示のみを削り取ったものです。(笑)
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