塗装について






塗装は、今回は99パーセントエアブラシを使用したためMrカラーで揃えてみまし
た。船体は軍艦色2、船底は艦底色、甲板はタンです。オーソドックスな組み合わ
せですが、メリハリがあるので個人的には好きです。そして、飛龍のスベリ止めコ
ーティングされている飛行甲板の前後は軍艦色2に少量のホワイトを加えて少々明
るめに塗装しています。また、今回は甲板船体を問わず、仕上げの段階でつや消し
コートを行ってます。


**甲板の塗装**

航空母艦の塗装ですが、何より目立つのは飛行甲板でしょうね。そこで今回は飛行
甲板の塗装表現を順を追って説明しましょう。(今回は大和の時とスケールが違う
ので細かな塗り分け表現はしていません)着艦ラインの表現などはマスキングに継
ぐマスキングで地道な作業ですけど、甲板の出来しだいで全体の印象は全く違って
きます。


下地にホワイトサフを吹き、まず鉄板貼りの部分を軍艦色で塗ります。



鉄板貼りの部分に甲板色がつかないようにテープでマスキングします。



この状態で、もういちどホワイトサフの下地を吹きます。



甲板色(タン)を薄く4〜5回エアブラシで吹き、マスキングを剥がします。



今度は、着艦表示の塗装表現のために再びマスキングします。艦名表示の『ア
』および『ヒ』の文字は資料や付属のスライドマークを見ながらマスキングテ
ープをフリーハンドで切りぬいて再現しました。


隠ぺい力の強いホワイトサフでラインを吹きつけた後、マスキングを剥がし細
かい手直しやワイヤー類の色指しをしてつや消しコートを吹けば完成です。

第三エレベーター付近の丸いラインは着艦ラインの塗装を終えた後にマスキ
ングテープをサークルカッター(カッターつきコンパス)で切りぬき、それ
貼りつけてマスキングすることによって再現しました。



カッターは船体とは別に塗装しました


**船体の塗装**

船体の色は基本的にMrカラーのNo32軍艦色2を使用していますが、今回は軍艦
色2にホワイトを加えたものと、ブラックを加えた色の2色を別に用意して、
モールドの明暗の表現を行ってみました。明るい部分と暗い部分を良く考え
つつ、基本色以外に明るい色と暗い色を使い分けてみます。


赤城の様に立体感のある艦には効果的だと思いました。




主な使用塗料一覧
塗装箇所 メーカー
カラー名
船体 グンゼ
軍艦色
軍艦色2+ホワイト
軍艦色2+ブラック
船底 グンゼ
艦底色
キャンバス グンゼ
ホワイト+タン+軍艦色2
木甲板 グンゼ
タン
機銃 タミヤ
ガンメタル
煙突の一部 グンゼ
つや消しブラック
セメント甲板 グンゼ
軍艦色2+つや消しホワイト
主な艦載機 タミヤ
暗緑色&明灰白色etc
舷灯 タミヤ
チタンシルバー
菊花紋章&スクリュー タミヤ
チタンゴールド
探哨灯 タミヤ
シルバーリーフ




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