ハセガワの1/350航空母艦『赤城』のフルディティールアップ製作記第19回。 今回は艦橋の製作の様子を御紹介します。 |
赤城の艦橋は記録映像や映画などに良く登場することからも、赤城を象徴する構造物と言えます。キットのパーツは比較的シンプルですが側面には驚く程に細かいモールドが多数施されているので、今回はそれらを生かすべく細部にわたって手を入れました。 |
ディティールアップパーツを取り付けた様子。具体的にはエッチングは手すりとラッタルにエデュアルド製を使用し、窓枠と空中線支柱、ループアンテナはハセガワ製です。クリーム色に見えているのはベテランモデル製のレジンパーツで、探照灯をはじめ、艦橋内の双眼鏡類や探照灯管制機、伝声管などを同社製パーツに交換しました。 |
これは塗装を終え、軽く汚し塗装を済ませた様子です。伝声管や斉動信号灯なども細かく塗り分けました。 |
別角度から見た様子。最終的には船体もこのような色調に落ち着く予定です。 |
艦橋内壁は実艦の考証に従って白く塗り分け、木製のグレーチングはタンで塗装しました。 |
続いて戦闘時に取り付けられるハンモックの取り付けに移ります。ハンモックのパーツはハセガワの『ディティールアップパーツ スーパー』にもホワイトメタル製パーツが付属しているのですが、これを使用すると少々一体感が出すぎてしまうため、今回はGenuine model製のレジンパーツを使用しました。 |
パーツはこのように一本一本個別に成形されています。ハセガワパーツの取り付けと比べて、切り取りも塗装も取り付けも数段手間がかかりますが、完成度は非常に満足のいくものですので個人的にもたいへん気に入っているパーツです。 |
一本一本塗装して接着した様子。配列は実艦の写真を参考にしているのですが、右舷側ばかりで左舷側の写真は見つけられなかったため、ある程度推測で取り付けました |
右舷後部からの全景。小ぶりながらも機能美に満ちた美しい艦橋です。なお、黒板にはお客様からお送りいただいた資料を参考に作戦要領の記載を行いました。この黒板は模型の世界では緑色に塗られる事が多いのですが、年代的には黒が正しいと思われますので、そのように塗装しました。 |
艦橋の室内外に、フジミの1/350日本海軍乗組員フィギュアを配置しました。双眼鏡のパーツが非常に精密なので、フィギュアとのバランスがとれるかが少々心配だったのですが、上手い具合に密集感が出てくれて、艦橋の狭さが実感できました。 |
艦橋窓枠内側に透明プラ板をはめ込み、無事に赤城艦橋の完成です。 |
真珠湾に出撃する搭乗員を見送る士官と兵たち。まるで映画のワンシーンのような情景が演出できました。1/350艦船模型へのフィギュア配置は、先日1/350戦艦『三笠 http://nabeck.web.fc2.com/sakamotosama02.htm』製作のご依頼で初めて行ったのですが、個人的にも気に入りました。 |
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