1/350スケール 航空母艦 赤城
HASEGAWA製インジェクションキット
徹底ディティールアップ決定版(艦上ジオラマモデル)製作記









ハセガワ 1/350航空母艦『赤城』 その11

ハセガワの1/350航空母艦『赤城』のフルディティールアップ製作記第11回。

今回からは1/350『赤城』の飛行甲板裏側のトラス組みについて、3回に分けてご紹介します。  




航空母艦『赤城』の飛行甲板の裏側には複雑に組まれた補強材があることが良く知られていますが、ハセガワからはこれらのトラスの構造美を精密に再現するための専用パーツ『航空母艦 赤城ディティールアップパーツ スーパー』が発売されていますので、今回はこのパーツを使用した作業の様子を御紹介します。




ハセガワ1/350『日本海軍航空母艦 赤城ディティールアップパーツ スーパー』には、複雑なトラス構造を再現するために3枚のエッチングパーツが含まれています。写真のエッチング板は、飛行甲板前部から中部にかけての縦方向の桁と後部の横桁用のパーツになります。




この写真のパーツは飛行甲板後部の横桁と支柱がメインで、艦橋後部の高角砲デッキの支柱も含まれています。




最後にご紹介するのは飛行甲板前部の横桁と外周側面部のパーツ群です。このセットのパーツ数だけでも相当なものですが、実質的には後部のクレーンを再現するためにディティールアップパーツ『ベーシックB』を追加で使用しなくてはいけないため、この写真で見る以上に膨大な作業量を求められました。




作業を進めて行く様子を前甲板でご紹介します。これはまだ何も取り付けていない状態で、オキサイドレッドの下地塗装を終えた段階です。飛行甲板は一旦、船体と仮組した上で格納庫側面のラインを裏面にケガいておくと、エッチングと船体の干渉を予防する目印になるのでオススメです。




ちなみにキットのプラパーツを取り付けると、このようなディティールになります。この状態でも側面や上から見る分には充分なディティール感がありますが、エッチングパーツを使用することで下から見上げた時の精密感をより高めることが可能です。




トラス材のエッチングの組み方にはいろいろな方法があると思うのですが、私の場合は中心線に近いところをまず『十字』に組みこみ、続いて外側に向かって追加していく順番で進めております。




無数のエッチングを『井の字』に組んでいくのはなかなかの根気を求められる作業です。しかも今回は(ロットによってわずかに板厚に個体差があるのか?)部分的に噛合できない箇所があったので、デザインナイフをかませて差し込み口をひとつひとつ広げる処理が必要になりました。 これまで、赤城の『エッチングパーツ スーパー』は4度使用してきましたがこのようなことは初めてでしたので、恐らく当たりの悪い個体を引いてしまったのだと思われます。




前甲板は、4本の脚に繋がる6本の支柱を傷めないように組み立てるのが難しい点ですが、上手く仕上がってくれました。この天井は映画『永遠の0』でも印象深いシーンで登場したので、見覚えのある方も多いと思われます。




続いて、中部甲板に進みます。通常の空母では側面にはそれほどトラスは組まれていないのですが、赤城は右舷の煙突と左舷の高角砲甲板に独特のくびれがあるため、このような『井の字』型の補強材を2セット製作する必要がありました。




トラス材は飛行甲板に直接接着しながら組み立てるのではなく、バラの状態で組み立ててから接着していきました。写真手前に4本並んだ大きなトラスは、煙突直上の甲板を支えるための補強材です。

次回から2回に分けて後部甲板の製作の様子をご紹介します。


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