**総括**
船の科学館に羊蹄丸が保存されていたからこそ、私のような「引退してから青函連絡船ファンになった人間」が誕生しました。
このような経緯で連絡船のファンになった私は、少々変わり者なんじゃないか?という思いを、船の科学館初見学以来、持ち続けていたものですが、インターネットで同じく連絡船のファンの方や、連絡船の好きなお客さんと交流を続けるにつれ、同じような経緯でファンになった方は意外と多いことに気付き、改めて、羊蹄丸が存在してくれたことの意義を感じた次第です。
そして、そもそもは自分用に製作したこのジオラマを、『欲しい!』とおっしゃってくださったお客様には、自分の思いの全てが伝わったように思え、模型を仕事にしていて本当に良かったと、感慨深い思いでいっぱいです。
製作面では、以前に製作した旧作を計測して作ることができたこともあって、資料をいちから洗う工程は省略することができ、パーツの製作や塗装に100%集中することができたので、仕上がりは全体的に前回よりワンランクアップさせることができました。
作品を様々な角度から撮影し、このようにホームページに公開することができて、製作者としてとても嬉しく思っています。
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