1/700スケール 航空母艦 赤城 1941年真珠湾作戦第一次攻撃隊フル編成
HASEGAWA製インジェクションキット
ハセガワ 1/700
これまで真珠湾攻撃第一次攻撃隊を飛行甲板に並べた空母郡を連続更新してきました
が、今回はその一連の連続更新の最後となる赤城の第一次攻撃隊編成です。
真珠湾第一次攻撃隊の編成を再現すべく、例によってキット状態から艦載機を追加補充し、
機動部隊上空援護の2機を除いた水平爆撃隊の97式艦上攻撃機15機および、雷撃隊の
97式艦上攻撃機12機と、制空攻撃隊の零式艦上戦闘機を9機、フル編成として飛行
甲板に並べました。
同時に製作していた赤城および加賀の第一次攻撃隊の編成と合わせて、キットに
付属の艦載機以外に静岡模型協同組合の1/700日本艦載機前期セットを5箱注文
して仕上げ、プロペラにはゴールドメダル製のエッチングパーツを、艦攻に装備する
魚雷および爆弾は０、８ミリ径のアルミ棒を切ったもので自作しました。
飛行甲板に並べられた97式艦攻合計27機と零戦9機。 97艦攻隊の一番機は、特徴
のある尾翼の赤い淵田隊長機のカラーを再現しました。
９７式艦上攻撃機の背面にはこのようにアルミ棒をカットし、爆弾や魚雷にみたて
て装備させました。 予想したよりいい雰囲気に仕上がって満足です。
赤城本体は、1/700WLシリーズのキットをベースに、ゴールドメダルの1/700日本空
母用エッチングパーツにて手摺、タラップ、ラッタル、救助ネット、マスト基部をディティ
ールアップし、機銃は全てピットロード製に交換、高角砲は赤城は独自のシールド形
状ですのでキットのものをそのまま使用し、ジョーワールドのエッチングにて窓枠を、
フラグシップの密チェーンにて錨鎖を、極細テグスにて空中線を張る等、普段どおり
のディティールアップを施してあります。
ゴールドメダルの1/700日本空母用パーツには、赤城の飛行甲板支柱が含まれてい
るので、たくさんある対応艦種の中でも特に効果的なディティールアップが可能です。
＊＊総括＊＊
開戦当時の日本海軍機動部隊の正規空母は、その全てがいずれも魅力あるものば
かりですが、やはり赤城はその中でも主役と言える空母です。
現在の目で見ると、いろいろと指摘されるところも多いキットではありますが、WL初期
に、少ない部品点数でよくここまで正確なアウトラインと雰囲気を持った赤城のキット
を設計したものだなと思います。
特に、少し離れて艦全体を見回した時の雰囲気のよさは抜群で、精密さをウリにして
いる1/500や1/450と比べても全く見劣りするところがありませんし、たくさんの攻撃隊
を並べた時の模型映えも、こうした点が大きく影響していることが考えられます。
今回は、攻撃隊を全機揃えた空母を3隻製作してきましたが、作業がそれなりに面
倒なことを考えても、完成した時の喜びはその苦労を忘れさせてくれるのに充分な
もので、やはり空母模型は飛行機模型とともにあるべきものと、学習しました。
近いうちに、この流れで隼鷹、大鳳、翔鳳、瑞鳳の４空母を製作予定ですので、その
際にも作例を掲載できれば掲載したいと思います。
| SCALE MODELSに戻る |
| 左側にメニューページが表示されない場合はここをクリック |
 ↑Android版のダウンロードはこちら↑ |
 ↑iOS版のダウンロードはこちら↑ |