1/350スケール 戦艦 大和
田宮模型製インジェクションキット 5回目
タミヤ 1/350
1/350戦艦大和は5回目になります。ギャラリーには2回分しか掲載していませんが、
間に2隻、汚し塗装ありのものとなしのものを1隻ずつ製作しています。
今回も使用したパーツや塗料などはこれまでと同じですが、機銃の位置を改めたり
高角砲射界制限枠の形状などをより正確な形状に変更しました。
主砲の砲口はピンバイスで開口してあります。防水布の塗装はタミヤエナメルのデ
ッキタンです。
艦橋周りの様子。外舷色にはピットロードカラーの呉海軍工廠。下地はホワイトサフ
の上に船底色を吹き、鈍い発色で重量感ある仕上がりを狙いました。メッシュ類は
エデュアルド、手摺類はゴールドメダルのエッチングパーツです。
カタパルトやクレーンなどのトラス形状のパーツはゴールドメダルのエッチングを中
心に使用しました。後部の機銃座は角形状のものをプラバンで自作しました。
防空指揮所の双眼鏡は真鍮線をつかって自作しました。
こちらが今回形状を変更した高角砲射界制限枠です。これも真鍮線を使った自作
のものです。建築模型用のH型鋼プラ材などを使ってみてもよさそうです。
＊＊総括＊＊
5回も製作すれば、多少は慣れてきても良い頃なのですが、1/350大和の製作
というのは毎回それなりの苦労があります。と、いいますのは、製作前の下準備の段
階で非常に労力を必要とすることに由来します。
1/350スケールのエッチングパーツは1/700スケールのパーツと違って比較的レア
なパーツということもあって、取扱店でも基本的にいつも品薄で隣府大阪の専門店
を巡ったり通販を併用したりと、パーツをそろえる時点であれこれと神経を使う部分
がでてきます。
また、タミヤのキットも艦種のメジャーさも相まって模型店では品切れになっているこ
とが多く、こちらも通販などを併用することが多くなります。そして、下準備の中で最
も苦労するのは、最新考証に合わせてアフターパーツを大量に発注しなければな
らないことです。ブルワークと機銃の数を計算し、足りない部分を発注するのですが、
同じランナーを数多く発注するため、メーカー在庫切れという返事を貰ったこともあ
りました。
僕の場合はわけあって時間に制約がある中で完成させなければいけないことが多い
ので、その場合はパーツが新たにインジェクションされるまで待てないのでキットごと
新たに一箱購入ということになります。（そのアフターパーツは結局半年後に到着しま
した。） その新たな購入も通販や遠征で購入となれば、部品をそろえるだけで予定
していた材料費より4000円も5000円も多くかかってしまうことが度々あるので、こうした
パーツも安定して入手可能な環境が整ってくれればと願うしだいであります。
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