1/350スケール 戦艦 大和 新考証
田宮模型製インジェクションキット 10回目


タミヤ 1/350 新考証3回目
このサイトを初めて以来、お馴染みの1/350戦艦大和も、ついに10回目の製作となりました。
これだけの大型キットも10回組めば、もう説明書なしで組み立てられることはもちろん、各部
の手直しやディティールアップ、パーツの自作にもかなりの余裕を持って望めるようになりま
した。
今回は、このサイトの大和の作例では初めてとなる、黒甲板仕様の作例になります。
黒甲板仕様とは、米軍が沖縄作戦時に撮影した大和の航空写真から解析された大和の塗
装を伺う説のひとつで、レイテ沖海戦時に甲板を不燃塗料で塗装したという説にも基づいた
ものです。 甲板の端には区画を記したものと思われる白い標記も確認されています
実際には、甲板が水しぶきで濡れているから黒く見えるだけだとか、沖縄作戦時には塗料
は剥げ落ちていたとかいう説もあって、未だにはっきりした証拠はないのですが、これも最
終時の大和の説のひとつということで製作させて頂きました。
黒板の塗装は、木板の上に黒を塗装した雰囲気を出すために、一度マホガニーを吹き、
その上からスモークグレーをまだらに吹き重ねることで色調に立体感を出しました。
舷側の天幕支柱は、停泊時に使用されるもので、船尾には応急舵を自作して装備させま
した。

↑甲板脇に立てられた天幕支柱は0、5ミリの真鍮線で自作しました。 戦闘時の装備
ではありませんが、模型映えするパーツといえます。

↑同じ大和でも、甲板色で随分と印象が変わります。黒甲板は黒甲板で重厚な雰囲
気があって捨てがたいですね。 機銃配置は新考証に基づき、各種ブルワークはプラ
バンで自作しました。

↑船尾機銃座と応急舵もプラバンで自作したパーツです。応急舵は沖縄作戦時は船
内に収納されていたという説もあります。

↑タカラの連斬模型、俗称「輪切りの大和」との比較。連斬模型でも、沖縄作戦時の大和
はこの黒甲板説を採用しています。色調、イメージともにかなり似た雰囲気になりました。
**総括**
記念となる1/350戦艦大和10回目は黒甲板仕様として無事に完成しました。製作前は、
どのようなイメージになるのかわからず、多少の不安があったのですが、完成してみると
これはこれでなかなかバランスのいいものになりました。
もともと資料が少ない戦艦大和だけに、最終時の大和は黒甲板が良い、または木甲板
色が良いなどと、大和ファンの中でも色については意見が分かれ気味ですが、イメージ
にあわせて皆それぞれに思い描く大和があるというのも、それはそれでいいことですよね。
新考証の大和もこれで3回目になりますが、各種パーツの自作などもそろそろなれてき
たので、今後は更なるディティールの充実に努めることができたらいいなと思います。