ハセガワ 1/350
戦艦『陸奥』製作記






↑1/350高速戦艦金剛を完成させた2008年末、再びWing&RailModels
様に協賛いただき、1/350艦船模型キットの中でも傑作と呼び声の
高い長門型戦艦「陸奥」の製作を開始させていただきました。





ハセガワ1/350戦艦『陸奥』への想い

2008年5月から9月にかけて、HIGH-GEARedは模型用品メーカーのWing&RailModels
様に協賛を頂き、これまでの作品群の中でも最大級の時間と手間を費やした、
フジミ製1/350高速戦艦「金剛」を製作させて頂きました。

製作は4か月以上におよびましたが、HIGH-GEARedにとっては、2006年の戦艦大和
以来となる、1/350日本海軍超弩級戦艦でもあり、その精密なキットと有り余る
ほどのディティールアップパーツを投入し、精悍な完成度とすることができました。

この金剛は、9月に行われた「奈良模型愛好会」の展示会において、会場を訪れ
てくださったお客様より、多大な評価を頂き、文字通り自身の代表作となりました。

その際、Wing&Rail代表の淺井様と、兵庫の常連様に足をお運びいただき、会場
で次回作の話題が上りました。

話題は、次回もWing&Rail協賛にて、戦艦長門か陸奥を製作してほしいという話
題でした。

あの凄惨な戦争を生き延び、戦後もその姿を洋上にとどめた長門は非常に魅力
的な存在で、長門か陸奥か?の選択は、まさしくHIGH-GEARedにとって究極の
選択でした。

と、言いますのも、HIGH-GEARedにとっては長門だけでなく、陸奥も非常に思い入
れのある戦艦だったからです。

戦艦陸奥といえば、瀬戸内海で停泊中、原因不明の大爆発を起こし、多くの乗
組員と共に海底に沈んだという悲劇的なイメージが常に付きまとい、また実戦
で敵艦と砲火を交える機会もなかったことから、現在の日本海軍艦艇ファンの
間では、けして人気が高い戦艦とは言えません。

ハセガワの陸奥がレギュラー商品ではなく、限定商品となったのも、おそらくは
悲劇的な最期に起因する、長門の人気との温度差を考慮した結果であろうと推察しています。

しかし、HIGH-GEARedには幸運にも、日本海軍の象徴として君臨し、その威容を
誇っていた、当時の陸奥に乗艦した経験を持つ方から、陸奥のお話をうかがう
機会がありました。

その乗艦経験者の方の名前は伏せますが、沖縄に出撃する大和を零式三座水偵
の機上から見送られた方で、慰霊祭や基地祭などでも活動されている、戦史
研究家の間では著名な方です。 

偶然にも、HIGH-GEARedの実家と同じ町内にお住まいであることがわかり、当時
のお話を聞かせていただいたのですが、当時のお話を聞かせて頂くにつれ、在り
し日の陸奥の姿に想いを馳せるようになりました。

展示会は、その半年後のことだったのですが、長門か陸奥か?を考えたとき、
この陸奥への想いが心の中に蘇りました。

現在の人気こそ、長門に軍配があがりますが、建造当時は軍縮条約の問題なども
あり、国民の注目を一身に集め、戦前、戦中においてはむしろ長門を上回る人気
を誇った戦艦陸奥。 

日本海軍を象徴する存在として20年以上もの間、国民に親しまれたこの巨大戦艦
を1/350で再現するための製作活動が始まりました。






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