フジミ 1/350
高速戦艦『金剛』製作記






2008年のフジミ待望の新製品、高速戦艦「金剛」。Wing&RailModels様とのタイアップ
により、製作の夢が実現しました。



フジミ1/350高速戦艦『金剛』への想い

これまで、HIGH-GEARed's HOBBY WORKS!!では1/350で戦艦大和を多数製作してきている
ことから、HIGH-GEARedは大和型戦艦にばかり異常な思い入れがあるのだと思われる方
が多いかもしれませんが、実際にはその興味の対象は、あらゆる時代、あらゆる艦種に
およびます。

しかし、大型の艦船モデルキットの中で、サイズ的にも組立やすさという意味でもちょ
うど良いスケールと言える、1/350で入手できる日本海軍艦艇キットは、長年に渡って
大和型戦艦以外にはありませんでした。

それだけに、1/350で高速戦艦金剛がリリースされると聞いて、HIGH-GEARedと同様に心
が踊った艦船モデラーはとても多いことと思います。

HIGH-GEARedにとっても、高速戦艦金剛はとても思い出深い船でして、日本の戦艦の中
では大和の次に興味を持った船でもあり、また大和以外で最初にプラモデルを完成させ
た日本戦艦になります。

HIGH-GEARedが最初に完成させた金剛のキットは、当時まだWLシリーズの一角を占めていた
フジミの1/700でした。

当時まだ小学校低学年だったHIGH-GEARedには、艦船の知識等はまったくなく、ただ模型店
で箱絵を見て、その複雑な檣楼型艦橋形状を見て『メカニカルでカッコイイ!』と思っ
たことがキットを購入した主な理由です。

しかし、同キットを完成させた方なら想像がつくと思いますが、(当時は色も塗らずに)
苦労しながら完成させたキットは、箱絵のイメージとは程遠いものでした。特に、艦橋
はブロック状の部品を積み重ねていくだけで、窓枠はシールを貼って表現するような指
定がなされており、どのフロアがどんな仕組みになっているのかを具体的に見ることが
できず、『なんだ、箱絵と全然ちがうじゃないか』と子供ながらに落胆した覚えがあります。


↑当時のWLシリーズ。フジミ1/700金剛型戦艦の艦橋

それから、HIGH-GEARedにとって、日本戦艦の檣楼型艦橋を精密に再現した模型は、ひとつ
の憧れになりました。

1/700においては、青島が長門型戦艦のキットをリニューアルさせて以来、各メーカーの
技術と表現力も向上して、同スケールにおいて充分な完成度を見せてくれるようになり
ましたが、より精密な表現が可能な1/350にて、檣楼型艦橋をもつ日本戦艦の精密キット
のリリースはないものか?と考えるのは、大型艦船モデラーとしては当然のことでした。

その思いを最初に叶えてくれたのが、1/350にて戦艦三笠リリースの夢を叶えてくれたハ
セガワでした。

1/350にて超精密な戦艦長門をリリースしてくれたことで、HIGH-GEARedが夢にまでみた精密
な檣楼型型艦橋が再現可能となりました。

この長門については、発売直前に、HIGH-GEARedが艦船模型のアドバイザーをさせていた
だいている、Wing&Rail様よりサンプル品の製作を打診頂いたことがあるのですが、奈
良から大阪へ引っ越しを行う時期と重なってしまい、製作の機会を逃すことになって
しまいました。

それからおよそ半年が経ち、引っ越し後の生活も落ち着いた頃に、なんと、あのフジミ
から1/350高速戦艦金剛のリリースが予告されました。

しかも、ほどなくして青島からも1/350高速戦艦金剛のリリースが予告され、思いもかけ
ないビッグモデルのバッティングとなり、業界を大いに驚かせました。

過去にはフジミの1/700で落胆した経験もあり、個人的にはフジミより青島の方に信頼感
を持っていたのですが、光造型の試作品やテストショットの完成品を見た限りでは、
イイカゲンな艦船キットばかり開発していた、以前のフジミのイメージはありません
でした。


↑フジミ1/350高速戦艦金剛の艦橋

そこには、インターネットや専門誌などで散々こき下ろされ続けてきた、フジミの執
念が感じられる、完成度の高い金剛の姿がありました 。

重厚かつ精悍な金剛の姿に見とれていた頃、再びWing&Rail様から製作依頼の連絡をい
ただきました。

今回の依頼は、フジミの1/350金剛の製作です。喜んでお引き受けしたことは言うまで
ありません。 20年以上の時を経て、再びフジミ製の金剛の製作がはじまりました。





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