1/500スケール 宇宙戦艦ヤマト
DO楽DO製 ガレージキット













DO楽DO ガレージキット1/500

HIGH-GEARed's HOBBY WORKS!!において「やまと」と名のつくキットの作例は30件ほどあり
ますが、今回はいつもとは違うやまとです。

以前、当サイトにて1/500戦艦大和のフジミキットを製作した際、ヤフーオークションにお
いて同完成品をご購入頂いた方から、同じスケールの宇宙戦艦ヤマトを作ってほしいという
依頼があり、汚し塗装など2隻を並べてみたときのバランスなども考慮して、製作させてい
ただきました。


**実艦について**

宇宙戦艦ヤマトは、地球防衛軍初の恒星間航行用超弩級宇宙戦艦として西暦2199年に竣工
しました。

型式名は「M-21991式第1種宇宙戦闘艦(戦艦)」、機関にはイスカンダルより送られた
設計図を基に製造された波動エンジンを装備し、兵装には同じく波動エンジンの原理を
応用した艦首波動砲をはじめとして、主砲副砲として三連装ショックカノン、艦首および
艦尾の宇宙魚雷、煙突ミサイル、パルスレーザー砲等の重武装で、ブラックタイガー、
コスモゼロの母艦としての機能も果たし、ガミラス艦隊と互角以上の戦いが期待されました。

ガミラス戦役にてイスカンダル遠征を行った後は、アンドロメダ級戦艦等の就役ととも
に旧式艦として扱われ、退役の危機を迎えますが、他の宇宙戦艦にはない独特の撃たれ
強さと歴戦を勝ち抜いた乗組員のチームワークを生かし、その後幾度も地球の危機を
救うことになります。


***キットと製作について***

キットはDO楽DO(どうらくどう)のもので、1/500のガレージキットです。

ポリウレタン製の船体およびパーツと真鍮砲身という組み合わせのキットで、ガレージキ
ットとしては比較的大型です。

輸入品のガレージキットと比較すると部品状態は比較的良好でしたが、最初から破損し
ていたパーツの修復や気泡埋め、手作業での舷側の一部開口や接着の際の真鍮線打ちな
どの、ガレージキットに必要な最低限の作業をいくつか要求されました。

また、主砲の砲身取り付けには直径4ミリもの取り付け穴を開けなくてはならず、少々
苦労した部分です。

塗装は離型剤を落としてレジンプライマー(真鍮パーツはメタルプライマー)を吹い
てから塗装する流れですが、このように巨大な無垢のレジン船体は非常に重く、エア
ブラシで塗装する際には腕がつりそうになりました 。


↑塗装前のパーツ群



↑HIGH-GEARed作例としては珍しく、下地にシャドウを吹きました。



↑船体も同じように処理します。



↑パルスレーザー砲は真鍮挽き物パーツです。取付穴加工の多い作業でした。


**総括**

昨年、フジミの1/500戦艦大和を製作した際には、この後のこうした展開は全く予想して
おらず、人の縁は面白いものだなと実感しています。

冒頭でも触れましたが、このキットを製作するようになったきっかけは、1/500戦艦大和
をヤフーオークションにて落札してくださったお客様が、同じスケールで大和とヤマトを
並べたいとおっしゃったことだったのですが、1/500のガレージキットという非常に珍しい
素材を提供して頂き、貴重な製作の機会となりました。

普段、実在の艦船ばかりを製作しているHIGH-GEARedですが、そもそも艦船好きになる
きっかけのひとつともいえるのが、幼少のころの宇宙戦艦ヤマトとの出会いで、6年年上
の兄と当時二人でワクワクしながら毎週見ていたのが思い出されます。

当時はバンダイのメカコレクションを塗装もせずに組み立てて楽しんだものですが、いろ
いろと表現の方法を覚えた今、ヤマトに再び挑戦することに感慨を覚えています。

この機会に、またヤマトへの愛情が深まりましたので、いつか1/350の宇宙戦艦ヤマトにも
挑戦することがあればと思います。 


↑今回の企画で実現した1/500の大和とヤマトのツーショット。同じスケールで
並ぶという、興味深い写真が撮れました。





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