フジミ 1/700航空母艦『翔鶴』マリアナ沖海戦時
FUJIMI 1/700航空母艦『翔鶴 マリアナ沖海戦時』
この作品は、艦船模型製作代行のご依頼を頂いて製作させていただいたものです。
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フジミの1/700翔鶴は1941年と1942年の仕様は発売されているのですが、マリアナ沖海戦時のキットは発売されていないので、ベースキットには装備の近い1944年の瑞鶴を使用しました。
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フジミ1/700航空母艦『翔鶴』、左舷後部からの全景。飛行甲板上の搭載機は、お客様のご希望で零戦16機・彗星18機・天山9機としました。
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右舷船首から艦橋にかけての様子。ディティールアップにはフジミ純正の『G-up50 日本海軍航空母艦 瑞鶴 1944 専用エッチングパーツ』を使用しました。
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右舷中央部の様子。12.7cm連装高角砲はシールドなしのものはファインモールド製のナノドレッドシリーズのパーツを使用し、シールドつきのものはピットロードのNE06『新WW2 日本海軍艦船装備セット (6)』に含まれるパーツに置き換えました。
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右舷後部の様子。ピットロード製のシールド付き高角砲と25mm三連装機銃が目立つアングルです。高角砲の射界制限枠は0.3ミリの真鍮線で自作しました。
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前部飛行甲板のクローズアップ。甲板上の繋止眼環は0.3ミリのドリルでひとつひとつ開口しました。白線や『シ』の識別文字等にはデカールは使用せず、塗装で仕上げております。
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左舷中央部のクローズアップ。25mm三連装機銃は全てファインモールド製のナノドレッドシリーズのパーツ(防盾付き)に取り替えました。
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搭載機は一定数を揃えやすいウォーターラインシリーズの『日本空母搭載機後期セット』を3箱使用し、ファインモールド製の『AM16 1/700 日本海軍艦載機用パーツセット 後期』にてディティールアップを行いました。この編成を再現するには、搭載機のセットが3箱、ファインモールドのエッチングが7枚必要になります。
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ずらりと整列した艦載機群はかなりの迫力です。日本海軍が機動部隊としての体裁を整えて最後に行った攻撃隊発艦の場面だけに、模型として完成させるのは感慨深いものがありました。
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**総括**
航空母艦『翔鶴』は姉妹艦『瑞鶴』の戦歴の陰に隠れがちですが、日本海軍正規空母の中ではかなりの歴戦艦でもあり、年代設定において装備類も異なることから模型として楽しむには美味しい艦のひとつです。
以前にはキットで発売されていない南太平洋開戦時の設定での製作も行いましたので、今回のマリアナ沖海戦時の製作を終えて、各年代の翔鶴の作り分けはほぼコンプリートとなりました。
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