AW11 強化スタビライザー
TNB 強化スタビライザー
ネットオークションで落札したTNB製の強化スタビライザーです。新品購入
半年使用後のものを定価の1/3くらいの価格で入手できたのでとてもオトク
でした。
ノーマルスタビライザーのF17、R14Φと比較して、こちらはF22、R18Φとい
う太さになっています。色はメタリックネイビーブルーとでも申しましょうか?
スポーティーでありながらもシックで引き締まった印象のものでした。
↑フロント用の太さ比較
↑付属の専用ブッシュ(左側)もまだまだ新品に近い状態でした。右側は
2年前に交換した純正ブッシュです。
AW11の足周りは車高やセッティングによって、ロールの際に挙動が不安定
になることが多いのですが、スタビライザーを強化品にすることがこのロール
を押さえて挙動を安定させるのに役立ちます。
アライメントやセッティングによりけりとは思いますが、個人的なインプレッショ
ン(キャンバーFマイナス1、25・R2、50 バネレートF4kg/mm・R7kg/mm)では
シケインやスラロームのような切り替えしでステア操作にロールが遅れてつい
てくる感覚がないのでクイックな身のこなしが可能です。
スタビと言えば、曲がりためのセッティングパーツと想像されがちですが、直
進安定性もバツグンに向上してトラクションのかかりが良く、わだちのある路面
でもブレーキが安定して効き、ステアを取られにくくなります。
しかし、直進安定性が良くなる分キックバックが大きく、一定の舵角が続くよう
なターンではノーマルスタビ装備状態と比較して、一定の舵角度をキープする
のに相応の腕力でステアを捩じ伏せる力が必要になります。
ですので使いこなすにはドライビングに必要なフィジカルパワーがそれなり
に必要になります。(街乗りレベルでステアが体感1、5倍近く重くなった感覚
があります)
また、強化スタビ装備時のデメリットの代表格として知られているのが、ストラッ
トのスタビブラケットへの攻撃性で、社外品ストラットなどを使用されている方は
スタビブラケットが構造的に弱いものでないかよくチェックしておく必要があります。
ブラケット破損は自分自身を含めて仲間内にも数人犠牲者が出ているのでスタビ
やタイヤのグリップと比較してバネがやわらかいセッティングになっている場合
などはくれぐれも注意が必要です。
あと、これはセッティングに関する注意点ですが、フロントにのみ強化スタビライ
ザーを装備し、リア側をノーマルスタビまたはスタビレスにするセッティングだけ
はお勧めできません。
AWはフロント側と比較してリア側のロールが大きいため、ロールしていこうとする
車体をフロントだけで押さえようとするために無理が掛かってフロントが抜けやすく
逆にリアが粘ることでアンダーステアがおさまりにくいので非常に危険です。
ちなみにリアのみを強化スタビにセッティングするとオーバーステアを狙ったセッ
ティングとすることが可能ですが、グリップで走られるのでしたら前後で共通のセッティ
ングが施されたセットを使用するのが最もオススメです。
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