1/700港湾ジオラマ『クイーンメリー2 in 大阪港』
1/700 港湾模型『クイーンメリー2 天保山岸壁』
この作品はプライベートで製作したもので、プロモデラーの長徳 佳崇さんが開催された『スケールモデル祭り2015』のエントリーをきっかけに完成させました。
ジオラマの主役となる客船クイーンメリー2の製作も含めると、製作期間は実に半年にも及び、私個人の作品としては非常に多くの時間を割いた思い入れの深い作品となりました。 （ちなみに『クイーンメリー2』単品のギャラリーはこちらです→ ドイツレベル1/700『クイーンメリー2』）
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岸壁は1/700原寸に拡大コピーした航空写真を参考に、２ミリ厚のプラ板を切り出して製作しました。岸壁中央の大きな建物は『天保山マーケットプレイス』で、右は『海遊館エントランスビル』、左は『客船ターミナル』です。建物はそれぞれ航空写真から平面形を捉え、立面形は現地取材で確認し、自分で図面を書いてから各種プラ板にて自作しました。
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建物の屋上機器のディティールなどは観覧車上から撮影した写真を参考にして作り込みました。船上の乗客や岸壁の観光客は、海魂のエッチング水兵を一般人風に塗装して使用しています。
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その他、帆船型観光船『サンタマリア』は、ウッディージョー製のボトルシップキットが偶然にも1/700原寸でほぼ同一サイズだっただめ、船体主要部分やマストなどを流用しました（操舵室や桟橋などは自作）。また、自動車類はタミヤの1/700輸送艦『しもきた』に付属の陸自車両を流用し、一般車風の塗装を施しました。
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＊＊総括＊＊
私は以前、建築模型製作を生業にしていた時期があるので、そのノウハウを生かして艦船模型と建築模型をコラボレートした作品を自分の作風のひとつにしていくことが出来ればと考えていました。
これまでに製作した『船の科学館 http://nabeck.web.fc2.com/yotemaseisaku02.htm』や『三笠公園 http://nabeck.web.fc2.com/kinenkan.htm』もそのような流れを汲んでいましたが、やはり建物多数で『ひとつの街の模型』とも言える規模の港湾模型を作ってみたいという夢が捨てきれず、船本体もベースサイズも過去最大となる大阪港ジオラマに挑戦しました。
クイーンメリー2は2011年の大阪港寄港の際に実船を見学したことで思い入れもありましたし、大型クルーズ客船『船自体もひとつの街』であることから、『街と街の出会い』のようなテーマを持たせて楽しむことができました。
次回の港湾模型は神戸港を予定しているので、また自分なりのイメージで港の賑わいや客船が停泊する楽しげな雰囲気を演出していければと思います。
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