フジミ 1/700戦艦『武蔵』レイテ沖海戦時







FUJIMI 1/700戦艦『武蔵』レイテ沖海戦時

この作品は、製作ご依頼があって製作したものです。今回、この武蔵を製作するにあたっては、お客様から下記のご要望を頂きました。

フジミ模型 武蔵1/700特シリーズ(レイテ沖海戦 仕様)を製作、フジミ模型 武蔵専用エッチングパーツを使用、木甲板は塗装仕上(甲板黒塗装)、各機銃(単装機銃含む)および探照灯をナノドレッドシリーズのパーツに交換、機銃は防盾無し 探照灯塗分け、96式25mm三連装機銃シールドタイプと艦載電波兵器(レーダー)もナノドレッドシリーズのパーツに交換、塗装は必要以上の汚しは無しで弱めとする、甲板上のケーブルリールを塗分ける、空中線(張り線)必要、艦載機 無し、舷外電路・応急舵をエッチングパーツで再現、甲板上25mm単装機銃の銃座補強板(角座)にエッチングパーツを使用する、両舷副砲撤去後の高角砲用砲台には土嚢は積まない、機銃周りと甲板上の適当な位置に弾薬箱を配置する、高角砲の射界制限枠を追加する、両舷副砲撤去後の高角砲用砲台にキットパーツ78(射撃指揮所)は取り付けない、キットパーツ44(後部艦橋方位盤照準装置)下部に丸柱(2か所)を取り付ける、防水区画を示す白標示を施す(四角くマーキング)、機銃(および射撃指揮所省略の)配置はお送りいただいた資料に合わせる。





1/700戦艦『武蔵』、左舷後部からの全景。この角度で見ると、お客様のご希望で施した甲板の黒塗装(区画の白標示)が良く目立ちます。単装機銃はキットでは取り付け指定はありませんが、今回はお客様が自らお書きになったCAD図面をお送りいただき、その資料に従って正確な位置に取り付けました。



右舷船首から第一、第二主砲塔から第一副砲にかけてのクローズアップ。船首の錨鎖は精密チェーンに交換し、旗竿も0.3ミリ径の真鍮線で自作しました。なおキットの砲身は砲口が開口されていないので、ドリルで彫り込んで再現しています。



右舷中央付近から船首方向を見た様子。舷側の舷外電路はプラモールドを削り取り、フライホークのエッチングパーツに交換しました。同じくダビットもプラモールド切削の上、フジミのパーツに交換しています。



中央付近の様子。機銃以外では、22号電探や150cm探照灯などにファインモールド製のナノドレッドシリーズのパーツを使用しています。高角砲甲板に設置された25mm三連装機銃の周りや、主砲、副砲座の周囲にはジョーワールドの弾薬箱のパーツを配置しました。



中央構造物の別アングル。高角砲の射界制限枠と後部艦橋の機銃台の下の支柱は0.3ミリ径の真鍮線による自作です。このアングルから見ると、煙突出口やジャッキステー、艦橋後ろ側のラッタルのディティールが際立ちます。



航空作業甲板はフジミの一枚モノの大判エッチングに、同じくフジミの軌条と旋回盤を組み合わせました。射出機やジブクレーンもフジミのエッチングに付属のもので、非常に精密感のある仕上がりです。



別角度。応急舵はフジミのパーツには含まれていないので、汎用のエッチングパーツを使用して追加しました。前述の舷外電路をはじめとして、25mm単装機銃の橇や三連装機銃の角型ブルワークなどには、それぞれ手持ちのエッチングパーツから合うものを選んで取り付けました。


**総括**


この武蔵は2016年に初めて完成させた艦船模型だったのですが、年を挟んでフジミの武蔵(前回はフルハル)の製作が続いたこともあって、今回は興味深い発見がありました。
前作の完成写真ページ( http://nabeck.web.fc2.com/hashiyamasama04.htm )の中で、フジミの武蔵用エッチングパーツについて、【不要な機銃座が付属している反面、(砲塔上や船尾付近などの)手摺の一部が足りないという問題】があったと記載していたのですが、今回新規に導入したパーツではそれらの問題が解消され、足りなかった手すりが補填されていました。
代わりに予備のジャッキステーが廃されましたが、説明書も新規に起こし直されていて、ユーザビリティに配慮した改良が日々行われている事を実感しました。


SCALE MODELSに戻る

左側にメニューページが表示されない場合はここをクリック

艦船模型製作代行 モデルファクトリー ハイギヤードはこちら

スケールモデル完成品販売ネットショップ CHERRY&ANCHORはこちら

■管理人オススメ!本格海戦ゲームアプリ「蒼焔の艦隊」■


↑Android版のダウンロードはこちら↑

↑iOS版のダウンロードはこちら↑

フル3Dで作成された艦艇で迫力の大海戦を勝ち抜いていくゲーム。無料にて配信中!(一部有料アイテムあり)

inserted by FC2 system