ピットロード 1/700給油艦知床型『鶴見』
PIT-ROAD 1/700
この作品は、製作依頼によって製作させて頂いたものです。
製作については、お客様からは特に細かいご指定はなく、製作価格からディティールアップ内容を決めさせていただきました。 ピットロードからは艦橋部を中心したエッチングパーツが発売されていますので、そちらをメインに、手すりやラッタルなどは汎用パーツから調達しました。
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キットはピットロード製で、同じくピットロード製のエッチングパーツを使用し、船橋周りをディティールアップしています。同じく給油艦の1/700キットとしては、メジャーな製品にフジミの川崎型油槽船がありますが、知床型はそれより少々小型の船で、木製＆リノリウム張りの甲板を持っている関係で、模型として見たときの印象が随分異なります。
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給油艦知床型『鶴見』の左右からの全景。商船形状を保った船型が美しいです。ディティールアップには、ピットロードのエッチングパーツを使用していますが、手摺りなどは含まれないので、海魂のパーツを使用して補填しました。
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ピットロード製のエッチングパーツの効果が遺憾なく発揮されている船橋付近。このスカスカ感が、商戦改造艦の魅力でもあります。ピットロードのキットとエッチングのマッチングの良さを実感しました。
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甲板後部もメリハリの効いた造形です。構造物側面は、型抜きの関係でモールドが一切ないので、コンマ5ミリのドリルで丸窓を再現しました。簡単な加工ですが、密度が高まって大変効果的です。
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川崎型油槽船の極東丸と、岸壁を挟んでのツーショット。主力艦もいいですが、特務艦や雑役船も面白いですね。
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＊＊総括＊＊
ピットロードの知床型給油艦『鶴見』は、キットのままでのディティールは少々抑え気味ですが、パーツ数は少なめで組みやすく、また、純正エッチングパーツもセンスの良いパーツ選択で、非常に楽しく組めるキットでした。
現在でこそ、大手メーカーから次々と特設艦船のキットが発売されるようになりましたが、もともとこういう分野はピットロードの得意とするところでしたし、足摺型や間宮などの新製品も続々発売されていますので、これからもこのような面白い船の登場を楽しみにしています。
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