アオシマ 1/700水上機母艦『千歳』 







AOSHIMA 1/700水上機母艦『千歳』

この作品は、製作ご依頼をいただいて製作したものです。

この千歳は、お客様のご希望によって実考証からは離れた仕上げとしております。具体的には、対空兵装を強化し、搭載機に瑞雲を採用し、4機種を運用するというオリジナル設定となりました。




キットはアオシマのリニューアルキットを使用し、天蓋上に追加した25mm連装機銃のブルワークには、タミヤの1/700大和用のパーツを流用しています。搭載機はお客様のご指定により、95式観測機(フジミ)および零式観測機(静岡模型)、零式三座水偵(静岡模型)、瑞雲(フジミ)の4機種を各5機ずつ、合計20機を搭載しました。



水上機母艦『千歳』。右舷及び左舷よりの全景。天蓋上の日の丸表示も、お客様よりのご指定です。
 


船首付近の様子。対空兵装はファインモールド製ナノドレッドシリーズのパーツを使用し、射出機はハセガワのエッチング、ファンネルキャップおよびジャッキステーはレインボーモデル、手すりはオーシャンスピリット製です。



巨大な天蓋がなんとも魅力的な艦中央部。軍艦でありながら、働く船の雰囲気を残したこの雰囲気はとても好きです。軍港ジオラマなどに配置すれば更に魅力が増しそうですので、いつか自分用にも作りたくなりました。



後部の様子。双フロートの単葉機は全て翼を折りたたんだ状態としました。静岡模型の三座水偵と比較すると、フジミの瑞雲は少々小ぶりです。
 


せっかくなので、千歳の改装前(奥)と改装後(手前)のドッペルゲンガーショットを撮影しました。大改装によって使用目的が変わると、ここまで艦容が変化するということに、改めて驚かされます。
 

**総括**


アオシマからリニューアルされた水上機母艦は以前の製品とは比べ物にならないほど、組み立てやすさとディティールを両立したキットで、特務艦がお好きな方には誰にでもオススメしたい素晴らしいキットです。

今回はお客様のご希望で、多種多様な水上機を搭載することになりましたが、限られたスペースを活用して、どのように飛行機を並べるかを考える作業も、なかなか楽しいものでした。同じお客様からは、工作艦明石や特設巡洋艦報国丸、給油艦知床型などを今後ご依頼いただいてますので、引き続き、特務艦の機能美を楽しみつつ、製作を続けて参りたいと思います。


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