1/720スケール 航空母艦 ペーター・ストラッセル
Revell製インジェクションキット
ドイツレベルツェッペリンキット流用 1/700
グラフ・ツェッペリン型の航空母艦の2番艦として計画されたのがペーターストラッセルです。
主なプロフィールとしては以下のとおりです。
1938年 ゲルマニア造船所にて起工
1940年3月船台上で解体される
このように、完成まではほどとおく、もちろん活躍らしい活躍もしていません。ですので前回
1/720ギャラリーに掲載したグラフ・ツェッペリン以上に未完成艦としての色彩が強く、そうい
う意味では自由な発想で作ることができました。
今回この模型専属の脚本家の方の描かれた構想はこのようなものです。↓
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ドイツがイギリスに勝利した1942年半ば、ヒトラーが爆撃機化を命じずに即実戦投入し、その
力を十二分に発揮した戦闘機Me262及び爆撃機Ar234。
イギリスへの海上交通遮断作戦の成功により発言力を強めたレーダー海軍元帥はゲーリング
空軍元帥に艦上機の保有を認めさせる。
ドイツ海軍は着々とZ計画を進行させ、この年の3月にはGRAF ZEPPELINの2番艦である
PETER STRASSERが竣工。
正式化された艦上機型Me262及びAr234、世界初のジェット機による空母出撃(←試験
的運用なのでレシプロ機との混合艦載)は間近に迫っていた…
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↑このような感じで、WW2大戦時の空母としては珍しいレシプロ機とジェット機の混在という設
定で製作を進めました。
その設定にあわせるべく、艦上機にはキットに付属のプラ製のものに加えてジェット機を1/
700ピットロードメタルプレーンから流用しました。
キットはグラフ・ツェッペリンのキットをそのまま使用し、ツェッペリンにビスマルク同様の迷彩
塗装を施したこともあって、2番艦ペーターストラッセルはティルピッツの迷彩に合わせました。
船首のハーケンクロイツ塗装はグラフ・ツェッペリンの経験を踏まえて形状を調整しました。
艦橋のアップ。ペーターストラッセルの作例は非常にレアではないか?と思ってます。
こちらはキットに付属のBf109。
1/700ピットロードメタルプレーンから流用のジェット戦闘機メッサーシュミットMe262。
こちらもメタルプレーンのアラドAr234ジェット爆撃機です。
キットに付属のJu87。ジェットとレシプロの混在で合計4種の艦載機を搭載した架空設定としました。
**総括**
今回はグラフ・ツェッペリンのキットを使い、設定を変えて2作例製作しました。これによってそ
うでなくても稀少な国内の模型店に存在する同キットの在庫はひょっとしてほとんど尽きてしま
ったかもしれません。
マニア向けの商品ですが、非常に良くできたキットですのでもう少しなじみができてくれたら
と思います。ドイツ海軍といえばすっかり戦艦と潜水艦のイメージですが、そんななかにこうし
た航空母艦があれば、飛行機模型の楽しさも加味されて、コレクションは一層充実すること
と思います。
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