1/350スケール 南極観測船 宗谷 第三次南極観測隊
ハセガワ製インジェクションキット











HASEGAWA 1/350南極観測船「宗谷」 第三次南極観測隊

以前にに第一次観測隊の宗谷を製作してから4年、再び製作の機会が回ってきたのは、2011年のJMC出展作品を決めるときでした。

テレビドラマで南極観測を舞台とした「南極大陸」が放映されたこと、そしてハセガワから1/350の「軍艦以外の船」の第二段となる貨客船「氷川丸」が発売されたことなどがきっかけとなり、今回のクラブ展示では軍艦以外の船をメインに艦船の展示を行おうという方針が決まりました。

第一次観測隊の製作記はこちらをクリック→南極観測船「宗谷」第一次南極観測隊





今回製作した第三次仕様は、以前に製作した第一次仕様のベースを改造し、雛壇にして横並びで展示できるようにしました。奥が第一次観測隊、手前が第三次観測隊です。船橋前のデッキのくびれや門型マスト、後部ヘリコプター甲板、船橋の全幅、分割式のビルジキールの有無などの装備の違いが楽しめます。



第三次仕様の宗谷は、現在もお台場で展示公開中の宗谷の現行の姿に似ているため、同船を幾度も見学している私にとっても思い入れを込めたとても楽しい製作となりました。宗谷のキットはパーツ構成と塗りわけがかなり細かいのである意味軍艦以上に手がかかるところもありますが、完成した姿は軍艦とはまた違った模型映えが楽しめ、船好きには大変魅力のあるものです。



二度にわたる改装が行われ、力強さを増した前部甲板。飛行機もより大型の「昭和」号が搭載され、船橋も大型化されました。



そして前部以上に大掛かりな改装が施された後部ヘリ甲板。有名な「タロ」「ジロ」のエピソードを生んだ第二次観測時の経験を踏まえ、ヘリコプターもより大型のものを運用できるようになりました。



製作時の写真。第一次観測隊仕様もそうでしたが、このキットの素晴らしさは、なんといっても最上甲板以上の甲板を実船のフロア構成とほぼそのままに再現している点です。完成後は見えなくなる部分も多いのですが、実船を建造している気分で製作を楽しむことができました。



特にヘリ甲板下のデッキはハセガワ渾身の造形で、フタをしてしまうのが惜しくなってしまうほどです。


**総括**


「小さな巨人」という言葉をよく耳にしますが、1/350で宗谷を見ていると、そうした呼び名がふさわしく思えます。同じ1/350の戦艦や空母、大型貨客船などと比べると本当に小さな体ですが、この小さな体に鞭打って戦争を生き抜き、南極まで行き、そしてその後も巡視船などとして活動を続けました。

宗谷に関する本を読んでいると、本当にこの船には海の神さまが住み着いているのではないか?と思うほど、不思議な力を秘めていることを教えられます。

第三次観測隊のキットは、発売直後に入手し、長い間眠らせてあったのですが、今回のJMCを機会にようやく完成させることができたことを大変喜ばしく思っています。

 三笠、宗谷、そして氷川丸と、それぞれ日本の歴史上において重要な役割をはたした船を次々と製品化してくれるハセガワ社には、本当に感謝してもし尽くせません。




オマケ画像。JMC大阪会場にて第二次観測隊仕様とのスリーショットです。 


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