1/700スケール 航空母艦 蒼龍1942 
AOSHIMA製 インジェクションキット











アオシマ インジェクションキット1/700

この蒼龍は製作代行の依頼で2010年の3月に製作したものです。

昨年、アオシマ賞を受賞した蒼龍は1941年当時の姿を再現したキットでしたが、今回は
ミッドウェー海戦時時となる1942年版です。 

ミッドウェー海戦に出撃した時期ですので、飛行甲板に大きな日の丸が描かれているほか、
艦橋周りのパーツ構成が1941年版と少し異なります。

ディティールアップ内容は依頼者から細かな指定がありまして、内容を列挙すると

1:舷外電路の追加
2:舷側鋼板継ぎ目の追加
3:煙突ジャッキステーのエッチング再現
4:人員、飛行機の各救助ネットの設置
5:防空指揮所の双眼鏡の設置
6:防空指揮所の1.5m測距儀追加
7:艦橋周りのマントレット追加
8:艦橋トップの高射装置の後ろのアンテナ追加
9:ジョーワールドとアオシマのエッチングパーツ使用
10:ナノドレッドシリーズの機銃を使用
11:高角砲射界制限枠の追加

などといった感じです。

舷側の鋼板継ぎ目は細切りのマスキングテープを貼ってサーフェーサーを厚塗りし、塗膜
で段差を表現し、舷外電路はエバーグリーンのプラ角棒を使用しました。



艦橋周りのディティールアップは、マントレットと1.5m測距儀にシールズモデルの装備セ
ットを使用、高角双眼鏡は伸ばしランナーで自作しました(全長1mmほどです)



煙突のジャッキステーは2段手すりパーツの一部を切り取って一段にして使用、艦橋と舷側
のディティールアップも手伝って、昨年のアオシマ賞受賞作品の蒼龍より断然高い完成度
に仕上がりました(笑)

蒼龍の製作経験も二回積んだことですし、改めて1941年版の蒼龍を作りなおしてみたくなっ
た今日この頃ですが、残念ながら1941年版はすでに問屋の在庫はなく、品薄で入手困難とい
う状態です。 

個人的には連合艦隊華やかなりし時代が好みですので、1941年版の再販を願っております。





**総括**

アオシマの蒼龍キットはバリエーション展開が豊かで、いろいろな年代の仕様がキット
化されるのはありがたいのですが、やはりひとつの時代に焦点を絞ったものの定番化を
期待したいところです。

キットの完成度は最高で、飛行甲板のデカールは大判ですので、実線と点線の感覚が
ズレることもありません。 余白部分が気になる方は切り取って貼るのが確実ですが、
マークソフターで案外木甲板にもなじみました。

蒼龍の製作は二回目ですが、作りやすく、完成度も高い、1/700日本海軍航空母艦の
これからのスタンダードとなりうる名キットと言えそうです。





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