戦艦 大和
タミヤ 1/350 【新】徹底ディティールアップ決定版






↑キット、パーツともに最も魅力的なディティールアップとなった前部艦橋



1/350戦艦大和 前部艦橋の製作

1/350戦艦大和リニューアル版製作記。 今回は主砲塔のように基部までは再現されていないものの、パーツ数多数で作りごたえ満点の副砲塔です。



1/350戦艦大和リニューアル版製作記。 本日は最もディティールが密集する前部艦橋です。

ライオンロアのパーツは艦橋だけで、全6ページの大ボリュームとあって、艦橋のディティールアップは主にライオンロアパーツで行っておりますが、例によって同パーツには手すり類の不備が多いので、それらをポントスモデルで補填したほか、22号電探にもポントス製真鍮挽物パーツを使用しました。


その他、21号電探はライオンロア、タミヤ、ポントスモデルと、エッチングパーツのみの三択となりましたので、それぞれ完成させて3種類を並べてみました。

↑左からタミヤ、ライオンロア、ポントスモデルです。

ライオンロアのパーツが最もパーツ数も多く、真鍮の枠にステンのメッシュをはめ込み、真鍮の素子を取り付ける構造になっています(1基あたり6パーツ)。 タミヤはステンの一体成型で折り曲げるのみ。ポントスモデルは枠とメッシュが一体になった真鍮パーツに同じく真鍮の素子を取り付けるという構成です。

最も奥行のある見た目になるのはライオンロアパーツですが、手間もかかりますし、綺麗に製作できない事もあるかもしれませんので、ポントスモデルパーツを組み立てるか、タミヤパーツにライオンロアまたはポントスモデルの素子を組み合わせる方法でも良さそうです。

続いて、15m測距儀の製作ですが、これは後部艦橋と同様にライオンロアのエッチングパーツの出来が素晴らしいので、是非使用をおすすめします。



 ↑右の純正モールドもかなり繊細ですが、左のライオンロアパーツを使用すれば、測距儀カバーの開いた状態が立体的に再現でき、大変魅力的です。



 ↑測的所のスライド窓は、純正モールドとライオンロアパーツに形状の違いがありますので、モールドは削り落としてから使用します。 手すり類は、ポントスモデルを使用しました。

主砲射撃指揮所頂部の2キロ信号灯は、エッチングもあるのですが、支柱が板状になってかえって実感がなくなるので、あえてキットのABSパーツを使用しています。

続いて、艦橋本体の製作を開始します。



↑タミヤのリニューアルキットは、正面部分の合わせ目が角にくるようになっているのが特徴で、きっちり接着すれば、一見合わせ目とはわからないくらいに自然に馴染んでくれるのが嬉しいところです



↑防空指揮所の高角双眼鏡のパーツも最初から用意され、社外品パーツに頼らなくても良くなりました。 労力に余裕があれば、中心円筒の三角ガゼットも汎用エッチングパーツに交換すれば更に見栄えがしそうです。

艦橋本体のディティールアップの見所は主にみっつあります。 それぞれ順番に挙げていくと

1:艦橋窓枠上下の遮風板 (『究極』から更に進化したライオンロアパーツを使用)
2:艦橋背面ラッタル (リニューアル後はタミヤも純正エッチングで再現するようになりました)
3:22号電探 (ポントスモデルのエッチング&挽物のコラボレート)

になります。

まずは、遮風板ですが、これはライオンロアのエッチングパーツによるもので、『究極の大和』のときからエッチングによって再現されるようになったのですが、『至高の大和』では更に実物の考証に近い形状が再現されています。



↑エッチングに交換する前に、まず純正のプラパーツを当てがってみて全体の形状を確認し、工程を検討します。



↑そしてこれが今回交換する遮風板のエッチングパーツ。これらを組み立てて艦橋窓枠の上下に貼り付けます。

遮風板のパーツは曲げる箇所が多く、曲げ具合も微妙になることから、少しずつ現物合わせで曲げていく必要があります。



↑遮風板の交換と同時に窓枠もエッチングに交換しますが、そのままでは隙間が空きますので、このようにプラ板を貼って隙間を塞ぎます。



↑現物合わせで曲げたり戻したりしつつ接着していく作業は かなり地道で難易度の高い作業になりますが、完成すれば素晴らしい出来となります。


続いて、艦橋背面のラッタルの制作です。 踊り場のパーツはエッチングも用意されていたのですが、キットパーツの方が隙間もあかずに位置が決まりやすかったので、今回はキット純正のプラパーツを使用し、ラッタル本体のみをエッチングパーツとしました。 中央の長いラッタルのみはタミヤ製で、あとはライオンロアパーツを使用しました。 (踊り場の手すりはポントスモデル製です)



艦橋の三箇所の見所の最後を飾るのは、今回ポントスモデルによって初めて導入された、真鍮挽物とエッチングパーツをコラボされた、22号電探です。

ついにこのような電探にも真鍮挽物パーツが登場したかと感慨深い思いですが、ただ目新しいだけでなく、ちゃんと使いやすさも考慮されたパーツで、取り付けは思いのほか簡単で、かつ強度も充分に確保されており、驚かされました。



↑真鍮挽物パーツに交換された22号電探。汎用パーツとしての発売にも期待したいです。



↑この角度で見ると、ライオンロアの遮風板とポントスモデルの22号電探、それぞれの良さが引き立って美しいですね。これらのスーパーディティールパーツによって、大和の造形美が一層際立っています!



↑多方ディティールアップを終えた前部艦橋。逆探はキットでは正面部分しかモールドされていないので、ライオンロアパーツを使用して追加しています。 

窓枠はキットではクリアーパーツを取り付ける指定ですが、今回は全てエッチングに交換しました。 ポントスモデルの窓枠は、一部は糊代が付けられており、誤って内部にパーツを落としてしまわないように工夫がされていました。 

各メーカーともに、新しいディティール表現に向けた取り組みが見え、興味深い艦橋製作になりました。 次回は前後の艦橋と煙突を載せる中央構造物の基部の製作です。


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