1/700スケール 航空母艦 信濃
TAMIYA製インジェクションキット
田宮模型 1/700
今回は1/700ウォーターラインシリーズの中でも最高傑作のひとつといわ
れる（最高傑作という言葉をこのギャラリーで多様していますが、同シリ
ーズの中でも比較的質の良いキットを選んで製作してますので）信濃の
キットをディティールアップしてみました。
戦艦大和および武蔵は当時の世界最大最強の戦艦として有名な2隻ですが、
この大和型戦艦の3番艦として完成予定だった艦が、今回の航空母艦信濃
になります。信濃だけは航空母艦に設計を変更して完成されました。
キットは左右分割型の船体パーツで鋼板装甲の重なり具合まで再現された
ほとんど唯一のタミヤ製リニューアルキットです。これを主にエデュアルド
のエッチングパーツなどを使用してディティールアップしてみました。
今回は写真が少ないため、簡易的にアップしておきます。
製作中のカット。ブルワーク内側は資料に従って全て手作業で塗り分けま
した。もちろん艦橋まわりの床面についても同じで、側面からと見た場合
と上空からの見た場合の色調の違いを再現しています。
上空から。ブルワークおよび床面の塗りわけがわかります。
艦上機は彩雲３機、流星改６機、零式艦上戦闘機９機の合計１８
機を搭載し、プロペラをエッチングパーツで再現しました。
格納庫が再現されたキットですので、開放式の格納庫内の手すりなども
再現。側面から見ると向こう側が見えて実感的です。塗装にはGSIクレ
オスの日本艦艇迷彩塗色の専用色を使用しました。下地は白立ち上げサ
ーフェーサー仕上げです。
＊＊総括＊＊
空母信濃はギャラリー初登場になりますが、新旧キットを合わせて
製作はこれで4回目になります。迷彩は主に手元の資料やキットに付属
のカラーチャートに合わせてますが、ブルワークの塗りわけなどは名の
あるプロの作品にも少なかったようなので今回実践してみて効果的に
思いました。
キットそのものの素性が良いので塗装とディティールアップで、比較的
一時資料の少ない信濃としては完璧に近い仕上がりとなったのですが、
実はこの信濃は完成後に僕の手を離れ、直後に某業界へ流出（？）して
しまいまして、その後に根も葉もない大嘘の解説を付けたうえで不当な
価格で詐欺まがいの取引に使用されたみたいでショックでした。
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