フジミ 1/24 フェラーリF430GT ル・マン24時間レース2008






FIJIMI Ferrari F430GT Risi Competizione
LEMANS2008


この作品は、2013年の『第0回オートモデラーの集い』に合わせて製作したもので、キットはフジミのフェラーリF430チャレンジをベースとし、スタジオ27のレジンキット用スペアデカールを使用するなどして、2008年のル・マン24時間に出走した『リシ・コンペティツィオーネ』のGT2マシンのカラーリングで仕上げました。






F430チャレンジをF430GTに改造するために施した加工は、外観上はボンネット上のNASAダクトの追加(プラ板自作)と、フロントバンパー内の丸型ライト(穴あけ加工&Hアイズでのレンズ表現)のみです。

実車はバンパー形状も結構違うので本来は加工すべきところなのですが、時間の関係もあって今回は省略することになり、フロント周りが少々貧相な仕上がりになってしまいました。

なお、ボディカラーは、今回ははじめてフィニッシャーズのブライトレッドを使用しています。 下地はいつもどおり、黒から立ち上げ、グレー、ホワイト、ピンクと塗り重ねました。



エンジンルーム内のロールケージは、キットには付属していないので、プラ丸棒で自作しました。また、キットに付属しないレバー式のシーケンシャルシフトレバーもプラ棒で自作しています。バンパー形状に関しては、フロント同様、リア側もチャレンジとGTではかなり違っており、マフラーの出口の位置もかなり違うので、この点も少々妥協した仕上がりです。




ちなみにリアウイング(キットに付属)の形状は実車にほぼ忠実ですが、幅はかなり短く、マーキングを一部短縮する必要がありました。(カーボン表現には、ハセガワのカーボンフィニッシュを使用) ホイールに関しては、センターロックナットが小さい事以外はほぼ実車と同じ形状だったため、そのまま使用しました。(タイヤに関してはどうしようもないので、付属のラジアルを使用しました)


**総括**


欧米のGTマシンは日本ではあまり人気がないのか?まともなプラキットがリリースされることはまずありえないので、ALMSやFIA-GT系統が好きなカーモデラーは、常に「レジン」「流用」「改造」の三重苦との戦いを繰り返すことになります。

リシ・コンペティツィオーネのF430GTは、スタジオ27からレジンのフルキットが出ているので、完璧を期すなら そのキットをベースにするのが一番なのですが、価格は定価で二万円オーバー、そしてF40GTE製作時に味わった、レジンキット特有の難しさに苦戦することは目に見えていたので、コスト面も考え、今回はフジミのキットをベースとして製作をしました。

このキットは、もともと日本のスーパーGTで、GT300クラスにエントリーしていた『イカ娘 フェラーリF430』のキットから、イカ娘のデカールを抜いただけのもののようで、同キットの問題点(ベース車両のF430GTとはボディ形状が全く違う)をそのまま引き継いでおり、若干の加工を必要としました。

少しでも実車のイメージに近づくようにと、ダクト開口とライトの追加などを行ってはみたものの、完成した姿を見ると、実車とのイメージにかなりの差が出てしまい、少々悔いの残る作品となりました。 

とはいえ、コスト的にはレジンキットの1/4程度で完成させることができたほか、新しいボディカラーを試す機会にもなったので、いい製作機会になったと思います。

 これからも、フェラーリGTカーの製作に挑戦し続けていきたいです。



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