ピットロード 1/700駆逐艦『冬月』












PitRoad 1/700

この作品は、製作依頼によって製作させて頂いたものです。

お客様より詳細にパーツ指定および製作方針のご指示を頂き、ご希望に忠実に仕上げた冬月で、ピットロード製をベースにしていますが、アオシマ用パーツを併用し、マストや煙突周り、運搬軌条など、資料でわかる範囲で他の秋月型との差別化を図りました。以下、製作内容です

ピットロードの日本海軍駆逐艦冬月1945エッチングパーツ付をベースとする 機銃配置は艦スペ37号の記事の通りとする フジミの 日本海軍駆逐艦 秋月 専用エッチングパーツから手摺りと真鍮砲身を使用 ファインモールド日本海軍 駆逐艦用アクセサリーセットを使用 アオシマ日本駆逐艦冬月菊水作戦エッチングパーツ・菊水デカール付から前方マスト と後方のマストのエッチングを使用、資料と異なる部分は真鍮線工作で対応 フライホ−ク1/700日本海軍ラッタル&舷灯から舷灯を使用 ハセガワNo.3S-006 水密扉セットを使用 ハセガワ No.3S-053アンカー & チェーンからアンカー本体を使用 モノクローム 汎用パーツMCT310B 汎用ブラック 極細チェーンで錨鎖を再現 ナノドレッドWA7九六式25mm三連装/連装機銃 (エッチング製防盾付)から三連装機銃を使用 ナノドレッドWA296式25ミリ単装/連装機銃から単装機銃を使用 タウロモデル日本海軍 軍艦旗シールセットで軍艦旗と信号旗を再現 ライオンロアのエッチング電路をとりつけ。 レインボーモデル IJNファンネルキャップ IV 駆逐艦用から秋月用を使用 機銃座防弾鋼板をプラバン自作 レインボーモデルの船名プレート塗装して取り付け 外舷色は、MrカラーのNo32軍艦色2 汚し塗装、煙突の白いライン、艦底も塗装する 空中線の張りは、艦船模型スペシャル37に、掲載されている1/350の涼月(←マイミクさんの 作品)を参考に、一部空中線支柱を真鍮線で追加して処理する 後方マストに信号灯を取り付け、塗装する 救命浮き輪を塗装して取り付ける 旗竿は強度に問題がなければエッチングで 難があれば真鍮で 13号電探はハセガワかピットロード製で 22号電探は社外パーツを使用

ほかに、煙突基部の形状変更、魚雷運搬レールのレイアウト変更なども施しました。





細部のクローズアップです。ディティールアップ面では、煙突出口のファンネルキャップのエッチング化が大変効果的です。 前部マストはアオシマのエッチングをベースに、一部を真鍮線工作で作り直しました。 ディティールアップパーツを使用した駆逐艦の精密化を行う場合、ピットロードのキットがベースには最適という気がします。


**総括**


多種多様なディティールアップパーツを使用した作品を製作する際には、パーツの管理や使用箇所の確認に気を使うことも多いですが、次々と発売される新しいパーツの使用経験を積める分、それらニューパーツのレビューにもなりますし、密度の高い製作時間を過ごすことができます。

特に、素性の良いキットが精密パーツで生まれ変わる様子は、最初から専用精密パーツをセットして売られているキットを完成させたとき以上に素晴らしいもので、これだけ選択の自由が持てるようになった現在の艦船模型業界の発展には本当に驚かされる次第です。

もちろん、これらのディティールアップパーツの使用難度は高く、初心者には敷居が高く感じられる面も否めませんが、専用パーツによるディティールアップを一通りこなしたモデラーの皆様の次のステップとして、このような製作例が増えていけば、ディティールアップパーツメーカーやショップの活動も、より活性化するのではないかと思います。


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