**総括**
セレター軍港に係留されていた妙高の昭和20年の黒白写真は私も以前から幾度となく見る機会がありましたが、カラーでの表現はもちろん初めてのことで、資料を拝見させて頂いた時に、その鮮やかな色調にずいぶん驚かされましたが、その分 非常に面白い作例になったのではないかと思われます。
実艦では、この塗装の写真が撮られた時には船尾を失っていたことが分かっており、戦局の苦しさを伺わせますが、模型ではもちろん船尾は完全な状態で残っており、また対空兵装は最も火力が充実していた昭和19年の設定となっているため、非常に力強い艦容になりました。
設定の自由度は模型ならではの楽しみですので、今後もお客様の御希望に添えるよう、精一杯製作に尽くして参りたいと思います。
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