フジミ 1/700重巡洋艦『妙高』










FUJIMI 1/700

この作品は、製作依頼によって製作させて頂いたものです。

お客様のご希望で対空兵装を昭和19年7月の状態、外舷塗装を昭和20年5月の写真で確認されている迷彩塗装で仕上げました。

キットはフジミのエッチング付きキットで、フジミパーツだけでは足りない窓枠や応急舵等はハセガワパーツで揃えました。

迷彩塗装はお送り頂きました資料をもとに、ホワイト部分のトーンを落とし、灰色9号で塗装しました。 なお、資料は右舷側だけだったので、左舷側は推測で仕上げました。





これは塗装前の状態です。ディティールアップパーツはフジミ純正のエッチングパーツで8割型仕上げてますが、窓枠や応急舵など足りない部分があるため、一部ハセガワのパーツで補いました。また、対空兵装の配置は昭和19年の設定ですので、資料に従って数を調整し、全てファインモールド製のナノドレッドシリーズのパーツに交換しました。



右舷側の様子。学研の決定版「妙高型重巡」に掲載されているカラーページを参考に仕上げました。



左舷側の塗装については資料がないため、右舷側の様子をもとに推測で仕上げました。



船体中央部。写真ではかなりコントラストが強く見えますが、実際はもう少し落ち着いた色調です。



中央構造物の様子 その2。 ファンネルキャップは、お客様のご指定でその後、ブラックに再塗装を施しました。



修正後の画像。背景色を落ち着けた効果もあって、写真の色のイメージも落ち着きました。


**総括**


セレター軍港に係留されていた妙高の昭和20年の黒白写真は私も以前から幾度となく見る機会がありましたが、カラーでの表現はもちろん初めてのことで、資料を拝見させて頂いた時に、その鮮やかな色調にずいぶん驚かされましたが、その分 非常に面白い作例になったのではないかと思われます。

実艦では、この塗装の写真が撮られた時には船尾を失っていたことが分かっており、戦局の苦しさを伺わせますが、模型ではもちろん船尾は完全な状態で残っており、また対空兵装は最も火力が充実していた昭和19年の設定となっているため、非常に力強い艦容になりました。

設定の自由度は模型ならではの楽しみですので、今後もお客様の御希望に添えるよう、精一杯製作に尽くして参りたいと思います。


SCALE MODELSに戻る

左側にメニューページが表示されない場合はここをクリック

艦船模型製作代行 モデルファクトリー ハイギヤードはこちら

スケールモデル完成品販売ネットショップ CHERRY&ANCHORはこちら

■管理人オススメ!本格海戦ゲームアプリ「蒼焔の艦隊」■


↑Android版のダウンロードはこちら↑

↑iOS版のダウンロードはこちら↑

フル3Dで作成された艦艇で迫力の大海戦を勝ち抜いていくゲーム。無料にて配信中!(一部有料アイテムあり)

inserted by FC2 system