フジミ1/350航空母艦 飛龍
徹底ディティールアップ決定版









1/350航空母艦『飛龍』製作記 その14



この項では艦橋の製作を御紹介します。写真はフジミの1/350航空母艦『飛龍』の艦橋パーツのメイン部分を仮組した様子。飛龍の艦橋は飛行甲板の左舷側中央部に設置されている関係で、(右舷前部に設置された姉妹艦『蒼龍』とは異なり)進行方向の視界を確保する目的で羅針艦橋が一層分高く配置されていることが特徴です。(フジミのキットは艦橋窓枠がクリアー成形されているため、窓ガラスの表現も手軽に行うことができます)




ディティールアップのメインはフジミの純正エッチングパーツによるものですが、今回は精密レジンパーツも多用しました。写真に写っているのはベテランモデルのパーツ群で、高角双眼鏡や探照灯管制機、伝声管に加えて探照灯なども使用しました。




エッチングおよびレジンパーツを大方組み終えた艦橋の全景。高角双眼鏡は色が異なるもの(クリーム色とグレー)が混在していますが、これはベテランモデルパーツのロットの違いによるものです。




別角度から。防空指揮所に取り付けた伝声管は、1/350では非常に良いアクセントになります。




防空指揮所に双眼鏡や伝声管を配置したあとには、フジミの純正パーツから天幕支柱を取り付けました。(窓枠は、同じお客様からのご依頼品の戦艦『霧島 http://nabeck.web.fc2.com/nakaisama05.htm』に合わせて敢えてガラスなしとしています)




その後、軍艦色2に全体を塗装し、伝声管や黒板などの色差しを行いました。フジミの飛龍の艦橋パーツはブルワークも薄く、エッチングパーツやレジンパーツを多数取り付けても後付け感が出にくいところが嬉しいです。




なお、霧島製作時とは異なる点として、今回はお客様のご希望で艦橋周りにマントレットを追加しました。使用したのはGenuine model製のレジンパーツです。




このパーツは丸めたハンモックを一本一本単独で成形したもので、個別に塗装をしながら丹念に接着していきました。




違和感のないレベルまで窓枠の周りを埋めるのにはかなりの本数を必要としましたが、苦労の甲斐あって精密感が格段に向上しました。




艦橋を船体に接着した様子。いよいよ完成が近付いてきたことを実感します。


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