フジミ1/350航空母艦 飛龍
徹底ディティールアップ決定版









1/350航空母艦『飛龍』製作記 その12



船体の製作の第一回目をご紹介します。フジミの1/350航空母艦『飛龍』の船体パーツは左右分割式です。側面には現在ではすっかりスタンダードとなった外板の継ぎ目モールドが施され、目立ったヒケもなく良好な成型がなされています。




内部フレームはフジミキットではお馴染の汎用ランナーによる丸棒方式(?)が採用されています。ハセガワキットの様な板状のフレームと比べると一見貧弱に見えますが、全ての丸棒を組み込めば思った以上の『しっかり感』が出てきます。




舷外通路の一部はフジミの純正エッチングパーツに交換する為、プラパーツの取り付け穴をパテで埋めました。エッチングの説明書にはキットのプラパーツの切り取り部分は指定されているのですが穴埋めは指定されていないので、製作前にはキットとエッチングの説明書をしっかり見比べ、穴埋め箇所を綿密に調べる必要がありました。




船首の錨甲板には社外ディティールアップパーツを多数組み込みました。リノリウム押さえとハッチはフライホーク製のエッチングパーツで、フェアリーダーもプラモールドを削り取った上でレインボーモデル製に交換しています。また、ホーサーリールも同じくレインボーモデルパーツに交換するため、プラパーツの取り付け穴を予めプラ丸棒で埋めておきました。(ボラードにはGenuine model製レジンパーツを使用)




煙突は全てフジミの純正エッチングパーツで仕上げています。フジミの純正パーツは整流板とジャッキステーがたいへん繊細に再現されており、汎用品を現物合わせする必要がないので助かります。




錨は1/350戦艦『霧島 http://nabeck.web.fc2.com/nakaisama05.htm』製作時と同じく、レインボーモデルのエッチングを使用しました。エッチングの錨は薄くなりすぎることが多いのですが、レインボーのこのパーツは最大で4枚のエッチングを重ねることで厚みも確保されていてたいへん実感的です。




舷外電路はフジミのエッチングを使用しました。このパーツは純正エッチングパーツセットではなく、キットそのものに付属しているもので、艦橋側面の配管も含めて飛龍専用に設計されています。




フジミ純正エッチングパーツと汎用パーツを多数取り付けた『飛龍』の船体。塗装前とあって、真鍮の地金の美しさが際立っています。




同じく後部からの全景。次項では船体の細部の様子をご紹介します。


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