この項では短艇と飛行機の写真をご紹介します。短艇はキットのままでもよくできていますが、今回はポントスモデルのパーツを使用してディティールアップを行いました。まず艇体の内部にある、甲板パーツの取り付けフレームを全て削り落とし、エッチングの甲板と構造物を取り付けて行きました。ベンチは板状のモールドを箱型に折り曲げる構成で、板目モールドの入った床面と踏み板を水平にセットできる内部ラッタルがモーターボートらしい雰囲気を演出してくれます |
この短艇はキャビンの中まで完全再現されています。単体作品としても通用する程に精密感の高い艦載艇です。 |
カッターは腰掛板と床板、舵がエッチングとなります。腰板が別パーツとして再現される製品は他にもありましたが、床板まで別パーツ化している製品はなかなかなく、メーカーの拘りの深さ伺えます。日本海軍艦艇用にもこのようなパーツが製品化されてくれれば嬉しいです。 |
塗り分けはどのようにして行うか少々迷いましたが、結局は船底のブラックを下から吹き、上面色のブラウンを上から吹いて、側面のグレーは軽くマスキングして筆塗りしました。手すりやキャンパスフレームは別に塗装しておいたものを取り付けています。 |
この短艇も塗り分け順は同じです。 写真にはあまりはっきり写っていませんが、吃水線上下で色が異なるため、およそ4色の塗り分けが必要になりました。 |
カッターは艇体と舵を接着した後、上面色と艇体色を上下から吹きつけ、腰板と床板、オールなどは別に塗装してあとから接着しました。塗り分けもシャープに決まり、手漕ぎボートならではの機能感に溢れた仕上がりです。 |
ボートクラッチに固定された短艇群。浮き輪はポントスモデルのパーツですが、見たところ、小径サイズのOリングを流用したもののようでした。わざわざ成形するより手軽にパーツとして使用できるので、なかなかいいアイデアだと思います。 |
見上げアングルだと、短艇の船尾に3葉のスクリューが付いていることも分かります。スクリューはブラスの質感を演出するため、あえてエッチングを塗装せずに使用しました。 手前に写っている水上機アラドは、製作中の写真を撮り損ねてしまったのですが、プロペラはもちろん、フロート支柱や風防フレームもエッチングに交換してシャープに仕上がっています。 |
クレーンとの兼ね合いで主翼を広げた状態では収まりが悪かったので、今回は主翼を折りたたんだ状態としています。 次項では、いよいよビスマルクの完成写真をご紹介します。 |
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