1/350スケール 戦艦 ビスマルク
ドイツレベル製インジェクションキット
徹底ディティールアップ決定版製作記









1/350戦艦『ビスマルク』製作記 その4


この項では武装の製作をご紹介します。まずは何と言っても主砲塔です。ドイツレベルキットのパーツ構成は、一体で抜かれた砲塔本体に別パーツの測距儀を取り付けると言うスタンダードなものです。今回はポントスモデルのパーツを使用するために観測窓やジャッキステー、モンキーラッタルなどのモールドを全て削り落とし、エッチングへの切り替えを行いました。



砲身と防水キャンパスもポントスモデル製で主砲身は真鍮挽き物製、防水キャンパスはレジンで成形されています。1/350ともなると、金属製の挽き物砲身は作品の精度を格段に高めてくれます。



続いて、副砲塔のディティールアップの様子です。製作内容は主砲塔とほぼ同じで、形状的にも主砲塔をそのまま小型化したようなイメージがあります。



砲身とキャンパスも主砲身と同じ構成ですが、対空射撃に使用しない砲であるからか?砲身が意外なほどに短いのが印象的です。



こちらはれっきとした対空兵装のSK C/33 10.5cm(65口径)連装高角砲で、シールドの形状は船首側用と船尾側用の二種類があります。ディティールアップは例によってポントスモデルのエッチングと砲身によるものですが、側壁の加工はエッチングの貼り増しだけでなく、プラ側壁の切り取りなども必要なため、少々手間がかかりました。(その甲斐あって、完成度は抜群です)



ビスマルク級戦艦の対空兵装は(同時代の英国艦と同じく9種類が非常に多いのですが、今回はすべての砲身を真鍮挽き物砲身に置き換えました。この写真はSK C/30 3.7cm(83口径)連装機関砲のディティールアップの様子です。



そしてこちらは(どちらかというと)陸軍装備品のイメージが強いC/38 2cm(65口径)四連装機関砲です。銃座や銃架はレジン成形で、これに二連装二段の真鍮砲身を植え付けました。艦橋の目立つポイントに取り付ける機銃ですので、模型映えの効果は絶大です。



最も数が多い2cm単装機関砲は銃身だけでなく支柱も真鍮挽き物製で、エッチングと併せてフル金属製機銃となりました。薬莢が散らばらないように籠が取り付けられているところを見ると、ドイツ人ならではのキメ細かな神経を実感させられます。



ポントスモデルのパーツは真鍮挽き物パーツの精度が高いところがセールスポイントですが、このようにリールのドラム部分も用意されているのは大変ありがたいです。



塗り分けには少々手間がかかりますが、『シャキッとした完成度』を目指すうえで、このようなパーツの存在は非常にありがたいです。

次項では船体の組み立てと塗装についてご紹介します。


next


左側にメニューページが表示されない場合はここをクリック

艦船模型製作代行 モデルファクトリー ハイギヤードはこちら

スケールモデル完成品販売ネットショップ CHERRY&ANCHORはこちら

■管理人オススメ!本格海戦ゲームアプリ「蒼焔の艦隊」■


↑Android版のダウンロードはこちら↑

↑iOS版のダウンロードはこちら↑

フル3Dで作成された艦艇で迫力の大海戦を勝ち抜いていくゲーム。無料にて配信中!(一部有料アイテムあり)








inserted by FC2 system