今回は艦橋製作の第二回目です。塗装は基本的にワンフロアごとに行いました。まず全体にオキサイドレッドサーフェーサーで下地作りをしたのちに床面のリノリウム色を塗装し、床面をマスキングしたのちに外舷色を吹きつけます。水密扉の裏側や舷灯、救命浮標などは色的に良いアクセントとなり、模型映えがする部分です。 なお、木甲板部は今回は新撰組(http://www.sinsengumi.jp/)木製甲板を使用するので基本的に木甲板色の塗装は必要ないのですが、同社のパーツは大変薄く造られているため、透け防止のためにタン塗装を行っています。 |
塗り分けを終えた各フロアの様子。内壁の一部は白塗装とし、グレーチング部分はタンで塗り分けました。リノリウムの押さえ金具はエッチングを使用しているので、塗装後に彫刻刀や平ノミなどで色を剥がすと真鍮の地が露出して実感的に仕上がります。 |
双眼望遠鏡や探照灯管制機、伝声管などはバラで塗装したものを取り付けましたが、写真下側のスポンソンに付くものは一体で塗装しているので、のちほどラッパ部分を筆でゴールドに塗り分けました。 |
取り付け後の様子。伝声管はとても小さなパーツですが、金属色がメカニカルなイメージを演出してくれます。今回はベテランモデル製の伝声管を艦橋全体で7〜80本程取り付けました。 |
羅針艦橋も双眼望遠鏡や伝声管が多数並ぶポイントです。実際に艦橋内で乗組員が活動している様子をイメージしながらパーツを取り付けて行きました。 |
ここまで作業を済ませての後部からの様子です。最近の私の作品では艦橋の窓枠には透明プラ板でガラスを再現する事が多いのですが、今回はお客様のご希望でガラスなしの仕上げとしました。 |
羅針艦橋天蓋と下部見張所&作戦室を取り付けた様子。この部分はリノリウム張りになっているので、押さえ金具のエッチング追加がワンポイントになります。手摺はアオシマの(金剛用と共通の)純正パーツには合う部分がなさそうでしたので、エデュアルドの汎用パーツを切りつめて使用しました。(後部および側面の各手摺も同じくエデュアルド製を使用しています) |
今回の艦橋製作記事は、更にワンフロア上の戦闘艦橋を取り付けたところで一旦締めます。続きは明日、艦橋製作記の第三回目にてご紹介しますので、霧島製作に興味のある方はぜひご覧くださいませ。 |
ちなみに艦橋の組み立て自体は完了しているので、一足先に全貌を御紹介します。一見、完成の様にも見えますが、まだ細かなディティールの取り付けが残っておりますので、それらの作業の様子も併せて、次項にてご紹介します。 |
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