戦艦 霧島
アオシマ 1/350徹底ディティールアップ決定版









1/350戦艦『霧島』製作記 その9



この項では艦橋と並んで戦艦モデルでは主役となる主砲塔の製作についてご紹介します。まずはキットパーツのみで主砲塔を仮組みした様子です。霧島の主砲塔は榛名と同じく、側面が丸まったタイプのものです。キットの主砲身は砲口が開口され、砲塔天蓋には繊細なリベットのモールドが施されていることもあって、そのまま組むだけでも素晴らしい仕上がりです。




しかし今回は砲身を金属製の挽き物パーツに交換するため、砲身と防水キャンパスの切り離しを行いました。金属砲身を取り付ける防水キャンパスのパーツには接着の際のガイドどなる1.5mmの穴あけを行っています。




今回使用するのは、マスターモデルのアルミ砲身です。艦船模型の金属砲身と言えば真鍮製がメジャーですが、アルミ砲身は自重が軽めで作業しやすく、瞬間接着剤も効きやすいのでオススメです。




なお、戦艦モデルの主砲身は、砲身内部のライフル部を模型映えの観点からゴールドで仕上げる事が多いのですが、実際はこの部分はシルバーですので、アルミ砲身は金属地を残して手軽に銀色仕上げができる点も便利です。




ホワイトエンサインのエッチングには外筒砲の操作台はないのですが、取り付け台と照準演習装置が付属していたので取り付けました。エッチングの外筒砲取り付け台には固定バンドも一体化されているのですが、バンドは砲身の方にもモールドされているので二重にならないように切り離して使用しました。




左から一番、二番主砲塔です。砲塔のディティールアップはラッタルと測距儀カバーを削り取ってホワイトエンサインパーツへの交換を行いました。キャンバスガードは最初からモールドされていないので削り取る手間は省けましたが、エッチングはフジミの金剛用に設計されている関係でサイズや角度が合わず、取り付け角などの妥協点を探すのに苦労しました。




続いて三番、四番主砲塔のクローズアップです。後部の主砲塔には空中線支柱が付くのが特徴です。ホワイトエンサインの三脚支柱のパーツは探照灯の櫓と同様に、折り曲げ加工で形にしようとするといびつになりがちですので、一旦切り離して接着し直す方法で組み立てました。




塗装は『砲塔』『砲身』『防水キャンパス』の三つに分けてバラで行いました。こうする事で接着後に塗装するより塗り分けも美しく決まります。




防水キャンバスのパーツには、雁皮紙という和紙を巻きつけて布地のようなゴワついた質感を演出しました。1/350以上のスケールの艦船模型では効果的なディティールアップです。




各々塗り分けを終えたパーツを組み立てました。(右から1番〜4番砲塔という順番です) 精悍な主砲塔が完成し、いよいよ戦艦モデルを製作しているという実感が高まりました。




ちなみに砲身の俯仰ギミックも残していますので、完成後もこのように任意の仰角に調整が可能です。交互砲撃を行う姿勢も魅力的ですね。




これまで製作していた各構造物も塗装を完了しました。次項では艦橋製作をご紹介します。


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