戦艦 霧島
アオシマ 1/350徹底ディティールアップ決定版









1/350戦艦『霧島』製作記 その8



この項では後部マストと高射装置指揮所の製作についてご紹介します。ホワイトエンサイン製エッチングパーツには霧島のマスト用のパーツは含まれていないので、今回はレインボーモデルのマストセットのパーツを使用した他、汎用のパーツをいくつか組みこんでディティールアップを施しました。ヤードの下部の支えは真鍮線による自作です。




レインボーモデル製のクレーンは真鍮挽き物パーツ2本に真鍮&ステンレスの各エッチングが備わる豪華な仕様です。円柱状のジブのジョイント部分の精密さは凄まじく、外周上にビッシリ貼られた接続板の形状が正確に再現されています。また、滑車も旋回用のヒンジが立体的に再現されていて驚くべき精度です。(接着しないと実際に可動させることもできます)




ジブは真鍮製で重量があるため、エッチングで組まれた取り付け部では自重を支えきれません。そこで今回は補強も兼ねて早めにケーブルを張りました。塗膜で若干太くなる分も考慮に入れて、手持ちのメタルラインで最も細いものを使用しました。




マスト上部には汎用エッチングでラッタルを取り付けた他、レインボーモデルの足場綱、避雷針などを取り付けました。ヤードの手摺はエデュアルドの2段式手摺を切りつめて一段に加工したものです。




高射装置指揮所はホワイトエンサインパーツに専用パーツが用意されているので、そちらを使用しました。(写真右がキットパーツです) 4.5m高角測距儀と九一式高射装置、九○式見張方位盤などの各シールドはハセガワの艦船装備セットAのパーツに交換し、高射装置と見張方位盤の基部環座はアオシマのキットパーツを切り取って使用しました。




高射装置指揮所の全景。ホワイトエンサインパーツは、キットでは再現されていない渡り廊下が再現されていてメカニカルな魅力があります。




裏側用のパーツは用意されていなかったので、例によって汎用の三角補強板からサイズの合うものを選んで貼り付けました。やはりこれがあると構造物としての安定感が増して良いですね。




まだ色を塗る前なので、手を入れた部分が良くわかります。次項ではいよいよ主砲塔の製作について御紹介します。


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