戦艦 霧島
アオシマ 1/350徹底ディティールアップ決定版









1/350戦艦『霧島』製作記 その4

この項では搭載艇の製作を御紹介します。

今回の製作ではお客様のご希望により、搭載艇にはアオシマのキットパーツは使用せず、ハセガワパーツとフジミパーツで仕上げました。

必要数は・・・

@9メートルカッター×11(←お客様のご希望によりキットの指定数より増加)
A17メートル水雷艇×1
B12m内火ランチ×2
C11メートル内火艇×1

の合計15隻となりました。

一番数が多い9メートルカッターは、腰掛の部分がより立体的に再現されているという理由でフジミのボートセットをお客様に2セットご用意頂いていたのですが、このセットはパッケージの表示に正確でないところがありまして、追加でプラス1セットを用意する事になりました。(←『カッター8隻入り』と標示されているのですが、うち3隻は腰掛が別パーツ化されていない旧設計のパーツでしたので、実質的に使えるのは5隻のみでした。結果、11隻を製作するには3セットが必要になりました。)




腰掛のパーツも仕様が一定せず、オールがモールドされているものとされていないものが混在していたので、ディティールを統一するためにオールのモールドは一旦全て削り落としました。(写真上段右側が加工前、左側が加工後です) また、ボートダビットのロープの取り付け穴も開いているものと開いていないものが混在していたので、開いているものは全てパテで埋めました。(写真下段)




船底にモールドされる架台(ボートクラッチ)もエッチングに換えるため、全て削り取りました。写真右から『加工前』→『加工中』→『加工後』です。




架台はホワイトエンサインのパーツはキ―ルの切り込みが細すぎてうまく入り込まないので、ハセガワ製を使用しました。今回使用予定のカッターは(お客様のご指定で)甲板上に据え置くタイプが6艘、舷側より外側に振り出すタイプが5艘となるので、6艘分(ハセガワの『艦載艇セットA』 2箱分)のパーツを使用しました。




こちらはハセガワの『艦載艇セットA』から使用予定の内火艇群です。写真右から12メートル内火ランチ、17メートル水雷艇、11メートル内火艇の3隻の順です。ハセガワのパーツにも分厚い架台がモールドされているので、まずはこれらの削り取りから始めました。




架台を削り取った様子。単純な作業ではありますが、艇体やキールを傷めないように仕上げるには結構気を使います。




エッチングの架台と舵等を取り付けた様子。スクリューはエッチングのブラス地をそのまま利用するため、この段階ではまだ取り付けていません。




カッターの塗装後の様子。ディティールアップは架台の取り付けのほか、救命浮標の追加と舵のエッチング化などです。オールは手持ちのジャンクパーツを使用しました。




17メートル水雷艇のクローズアップ。こちらはほぼハセガワの説明の組み立て指示そのままの仕上がりですが、ワンポイントとして煙突を真鍮パイプに交換するディティールアップを施しました。




こちらは11メートル内火艇。今回、霧島に搭載予定の短艇類には全て救命浮標を搭載しています。(写真では少し影になっていますが)エッチングのブラス地をそのまま利用したスクリューも見所です。ハセガワの『艦載艇セットA』は1/350艦載艇用別売りパーツとしては最初に発売されたものですが、現在においても定番パーツとしての地位を確保している素晴らしいパーツセットです。




こちらはハセガワの艦載艇パーツ群の中でもメリハリの効いた造型が特に気に入っている、12メートル内火ランチです。このランチは腰掛やエンジンなどの内部構造が立体的に再現されているので大変塗り分け甲斐があります。舵輪や手摺、旗竿などがエッチングとして用意されているのも嬉しいところです。




これで、戦艦『霧島』に搭載する搭載艇群が無事に完成しました。ひとつひとつは小さな船ですが、並ぶとなかなかの雰囲気ですね。 次項も霧島関連の小物製作の様子を御紹介します。


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