戦艦 大和
ニチモ 1/200 






なんだか小さく見える写り方をしてしまってますが(笑)、実際にはケースの最大幅は155cmの
超特大サイズです




展示台およびケース等

今回の1/200大和は各部のパーツ差し替えなどで膨大な製作費を投じて製作を進めてきましたので、
ケースの方も予算をケチることなく、高級品を使用しました。

そもそも1、3メートルもある1/200スケールの大和の船体を納めることのできるケースを特注できる業者
自体もあまり多くはなく、模型の受け入れ先の方でも交渉がうまくまとまらなかったことも理由ではあるの
ですが、結果的には高額とはいえ、小西製作所から販売されている1/200大和専用と銘打たれたケー
スおよび飾り脚を使用することで、台座の色、形状、ケースの大きさ的にも最適な仕上がりとなりました。


↑ケースは注文からおよそ半月待ちで、このような形で届けられました。台座に木工所の伝票が貼られ
ていたところから、少なくとも台座に関しては小西製作所の工場で作られたものではなく外注品のようです。

価格は飾り脚と送料などを含めると約15万円程度で、それなりに高額な品ですが、陳列、展示用
品に詳しい人に聞いてみると、この内容のものとなると、順当な価格設定ということでした。

送料は\12000。軽貨物扱いで届けられたのですが、業者の方は小西の1/200戦艦大和完成品も良く
配達されているそうで、大型完成品送付の際の苦労や、ケースの取り扱いに関していろいろとお話を聞
かせていただきました。 

今回のケースの使用にあたっては、てっきり小西キットを組み立てたものに使用するのだと思われてい
たそうで、その際にはプラモデルがベースの改造作品だということを説明したりしました。


***台座***

小西製作所のケースには、全てニス塗装仕上げの木製台座が付属しています。この大和用も、アクリル
ケースに合わせたサイズの専用品で、木目を生かした高級家具のような丁寧な仕上がりです。


↑これは木製台座を、完成後の模型配送に使用予定のジムニーの荷台に乗せた様子です。ダッシュ
ボードから後部ハッチまで、まさしく「ギリギリ」の大きさになりました。 


↑表面の様子。写真では伝わりにくいですが、実際にはもっと綺麗な表面です。ニス塗装は薄めに
ムラなく吹かれているので、DIY塗装で起こりがちなムラや木目の埋まりなどはもちろん一切ありません。


↑裏面の様子。木目を綺麗に見せるためと思われますが、横方向の継ぎ目は一切なく、厚めのベニヤ
による裏打ちを行うなど、強度的にも安心の仕上がりになっていました。


***飾り脚***

飾り脚は小西製作所でも1/200戦艦大和用に限っては一般の艦船部品の規格品とは別規格になって
いるのか?艦船部品カタログには高さ5cm程度のものまでしか記載されていないのですが、大和用の
ものは高さ8cm程もある巨大なものが用意されていました。


↑超巨大な飾り脚と付属品のスタッドボルト。1/500程度の模型に使っている飾り脚の場合は
船底に裏側にボルトを固定してプラスネジにて取り付けられるようにする方法が基本でしたが、
この大きさともなるとドライバーで固定するようなボルトでは明らかに強度不足になりますので、
台座側にダブルナットでボルト頭を作り、ラチェットで締めこんで固定しました。

この飾り脚と付属品のスタッドボルトは小西製作所の1/200大和キット用に用意されているものですので、
同社のレジン船体底面にネジを切った構造に対応してボルトは台座側に必要となる1個ずつしか付属
しておりません。

プラキットに使用する場合は、船底側の1個と台座側のダブルナットと、飾り脚1本あたり合計3個のナット
が必要になるので、専門店でネジピッチの合うボルトを買い足しました。


↑スタッドボルトを通す穴は開けられていないので、スケールで位置を正確に出し、ド
リルで開口しました。艦船模型を固定するための、木製台座への穴あけは慣れている
作業ではあるのですが、今回は規模がまるで違うので、模型製作というより日曜大工に
近い感覚での作業になりました。


↑スタッドボルトによる取り付けを終えた台座の様子。台座は9800
番のコンパウンドで研磨してから取り付けたのですが、そうでなくて
もピカピカのメッキが更にピカピカの鏡面仕上げになって驚きました。


↑台座に固定された1/200戦艦大和。


↑船体色と台座、飾り脚とのコントラスト。模型に高級感を与えてくれる色彩です。


***銘板***

模型、ケースを妥協なく仕上げれば、もちろん銘板も欲しいところです。 05年後半から06年前半にか
けて、船の模型が多数展示された博物館をいくつか観覧した経験から、船の模型と供に展示されている、
船のスペック等を表示した銘板に魅せられるようになりました。

今回は、この銘板も1/200戦艦大和用にリリースされている小西製作所製のものを使用しました。


↑小西製の1/200大和用に用意されたネームプレート。真鍮板に印刷され、スケールもちゃんと記載
されています。博物館風の仕上がりで大満足です。小西製作所では、このようなプレートを記念品とし
て特注もしてただけるそうです。 なお、プレートとは関係のない話題ですが、この製作記のアップを
開始してから、この銘板画像が丁度200枚目の画像になりました。 


↑銘板取り付け台は別売りですが、このようなハイキャスト製のものが用意されていました。洗浄の後、
レジンプライマーで処理し、黒塗装で仕上げました。


↑木製展示台に金属製の銘板が乗れば、まさに博物館モデルの風格が生まれてきました。銘板の
取り付け台への接着はエポキシ接着剤で行いました。 様々な展示状態に対応させるため、台座へ
の接着はしていません。


↑飾り脚の取り付け感覚は40cmです。この幅については、製作者の方々によってそれぞれ好み
もあると思いますので、もっと広げる方もおられれば、狭める方もおられることでしょう。


***アクリル製ケース***

今回の1/200戦艦大和用ディスプレイ用品の目玉がこのアクリルケースです。 以前、大阪駅前の
小西のショールームで見せていただいたのですが、家にやってくるとやはりとんでもない大きさで
驚くばかりです。

厚みのあるアクリルでしっかりと作られていますが、大きさや重量の関係でケースの取り外しは1人で
行うのは危険なため、2人以上の人手が必要になります。


↑このように模型を収めて撮影すると、1/500程度の大きさに見えてしまいますが・・・。


↑このように撮影すれば、背後の襖の大きさと比較してケースの巨大さがご理解して頂けると
思われます。


↑上面から船首付近を眺めた様子。アクリル材は厚めのものが使用されていますが、
光の反射がなければ、ここまで透明度が高く、また平滑性も高いので博物館模型と全く
同レベルの視認性を確保しています。


↑船体中央部上面からの様子。

次回はいよいよ完成画像です。


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