戦艦 大和
ニチモ 1/200 






前部艦橋と比べれば少し目立たない感がありますが、重要な役割のある後部艦橋です。



後部艦橋

戦艦大和の後部艦橋は、そのシンプルな外見のためか?比較的注目されることが少なめなのですが、戦艦相手
の砲戦にも対応した10メートル測距儀や、前部艦橋と同じ大きさの主砲予備方位盤を備え、3万メートル離れた
敵艦を相手に、正確に主砲を射撃できる非常に高性能なものです。

キットのパーツは、相変わらずシンプルなもので、もともとシンプルな構成の後部艦橋だけに、そのまま組み立て
れば1/700レベルのディティールで、ほとんどシルエットだけというものです。

前述のように後部艦橋は見た目はシンプルながら、内部は大変機能的に作られているものですので、人員の
移動や装備の運用を想定した各位置に、手摺やラッタルを多数配置しました。


↑「ひらき」の状態の後部艦橋基部のパーツ。ここにもバリがついてますので、
丁寧に落とし、接着面をよくすり合わせて接着します。

接着面をすり合わせるだけでもいくらかパーツの合いはよくなりますので、流し込み接着剤(スチロール系)
を流し込んでさらに隙間を埋めていきますが、最終的に平滑を出すにはパテを使用する必要があります。


↑パテを盛ってサンディングした後部艦橋。こうしてみると、左右の吸気口の
間に大きなヒケがあることもわかります。


↑ラッタルおよびタラップを追加した後部艦橋。 ラッタルが通じる部分の手摺は
一段間引いて実物に似せた構造にしました。

吸気口フィンはゴールドメダルの追加パーツから使用したもので、その他の部分では、機銃座張り出しスポンソ
ンの支柱の直線を出すために、純正プラパーツの使用をやめて金属線に交換するなどの作業を行いました。

方位盤室の扉はプラバンでの自作で、近年の考証にみられる観測窓(?)もピンバイスで開口しました。


↑後部艦橋背面の様子。後部電探室近辺から後部艦橋および測距儀へ移動す
るためのラッタルを設けました。


↑左右の観測窓の間に見える補強リブはプラバンにてモールド追加しました。この
表現も、副砲と同じく保存会の河井先生のご作品を参考にしています。副砲も後部
艦橋も、もともとシンプルな造型のものですので、こうしたディティール追加は、考証
面でも、模型映えという面でも大変効果的です。


↑機銃を配置し、ほぼ完成した後部艦橋。機銃についてはまた
対空兵装のレポートで取り上げますが、キットのものを使用し、
シートをブラウンに着色するなど、これまでよりひと手間かけて
実感的に見えるようにしました。 横に見える弾薬函は小西製作
所の真鍮パーツで、ゴールドメダルのエッチングモールド貼り付
けタイプの弾薬函も含めて、今回はこうした小物にも気を使って
ディティールアップを施しました。



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