戦艦 大和
ニチモ 1/200 






いつ見ても巨大すぎる箱です。



製作スタンス

これまでのHIGH-GEARed HOBBY WORKS!!での1/200戦艦大和の製作では、最初は小西製
作所とアベールの汎用パーツを使用してディティールアップした作例を製作しました。 

この作例はコストと作りやすさとディティールアップ映えのバランスがとても良く、当時大変満足した
ものでした。(この大和は自分にとって、素晴らしい縁も運んでくれた思い出の作です)

その後、入手可能となったゴールドメダルモデルズの1/200専用パーツを使用したものを製作し、
一部に小西のパーツを使用するなどして自分なりのオリジナリティも出してみました。 この製作方
法が、およそこのサイトの作例でのスタンダードになりつつあったのですが、2005年の年末あたりか
ら、あるご縁で「1/200で出来るところまでやってみた大和」を作らせて頂ける機会が、2006年春に
めぐってくることになり、艦船模型製作活動を開始して5年目の節目に相応しいものにしようと、冬から
春へと、徐々にテンションを高めてきました。

今回の製作に当たって、高額な社外パーツをふんだんに使用することで、制作費はこれまでの倍の
額をかけることになり、メタルパーツ等、特殊な取り扱いが必要な多数使用した関係で製作時間も倍
になりました。 

しかし、パーツに頼る完成度だけではなく、パーツの使用以外にも各部のディティールを引き締める
べく、工夫を凝らした関係で実際には倍以上の時間がかかっていると思われます。

今回の製作記は、既に完成した模型の回想録を書いてたわけではなく、文字通り製作しながらの
アップを進めてきたため、徐々に完成に近づいていく様子を、楽しみながら書くことができました。

近年ネット上にも急激に増えつつある1/200戦艦大和の諸先輩方の作例と比較すると、まだまだ及ば
ないところもございますが、パーツの品番や価格、具体的な使用方法などはディティールアップ初心者
の方にも分かりやすいよう、丁寧解説を心がけました。


***使用パーツなど***

個人的な思いいれの話はこれくらいにしておいて、今回ディティールアップに使用したパーツ類を
紹介します。

まずは、今では1/200大和に欠かせなくなったゴールドメダルモデルズの1/200大和用エッチング
パーツと、今回初めて使用することになる、同じゴールドメダルモデルズの1/200大和用追加エッ
チングパーツです。


↑今回も主力となるゴールドメダルエッチングパーツ。基本セットだけで
もキット価格とほぼ同価格ですが、今回は2種使用しました。


↑おなじみの1/200ゴールドメダルエッチングパーツ。背景が汚くてすみ
ません。白い紙でも敷けば良いのですが、パーツが大きすぎて対応がで
きないのでダンボールでかんべんしてください。(苦笑) 


↑そして今回初使用の追加パーツ。吸気口フィンや航空作業甲板周りの
再現に最適で、1/350製作の際に気に入って、1/200でも導入しました。
捷一号作戦時には単装機銃が多いので、移動式機銃座のディティール
アップにも最適です。

小西製作所のパーツは、これまではディティールの追加となる部分のみをピンポイントに再現してき
たのですが、今回はニチモキットのパーツと見比べて、より繊細な表現がなされたものを選び出し、
形状的にも流用可能なものを選んで多数取り寄せました。


↑小西製作所の1/200大和用パーツの一部です。これは1/200ニチモキット
用のパーツではなく、小西製作所の1/200完成品(定価\98万円)の材料を
バラ売りしてくれるというものですので、購入前にまず、流用可能かどうかをよく
調べて導入しなくていけません。 

価格は完成品の価格を見て頂くと想像が付くように、それなりに高額ですが、
ニチモパーツより新しい考証で作られているパーツが多く、金属パーツ独特
の発色も魅力的です。


↑特に魅力的なのは、キットでは非常に表現が甘い12、7cm高角砲のディテ
ィールがここまで再現されているところでしょう。非常に製作意欲を掻き立て
てくれる精度で、「この高角砲を積むに相応しい大和にしよう」という気持ちを
奮い立たせてくれます。

そして、ゴールドメダル、小西製作所に率い続いて使用するパーツは、これぞ大御所ともいうべき
日本海軍艦艇模型保存会のパーツです。

このパーツ郡は博物館模型等で有名な不二美術模型が製作しているもので、日本の艦船模型界の
第一人者というべき保存会が販売しているとあって、考証、精度など、どれをとっても最高のミュー
ジアムクオリティです。


↑日本海軍艦艇模型保存会製の1/200戦艦大和用真鍮製 主砲および副
砲身。 このパーツも、小西製作所同様、ニチモキット用のパーツではなく、
保存会の大和キット用(定価\38万円)のパーツとあって、流用するにはそれ
なりに工夫が必要なものですが、砲身の精度、微妙な形状など、1/200大和
を引き立てるには最高のものです。(他に同社の探照灯なども使用しました)

以上、ゴールドメダル、小西製作所、日本海軍艦艇模型保存会と、パーツ類をいろいろと紹介しま
したが、ここに挙げたパーツ郡はまだほんの一部分に過ぎません。 

今後各パートの紹介で、これらのパーツの使用法について掲載して参りますので、今後これらの
パーツを活用して大和のディティールアップを行う予定のある方は参考にしてみてください。




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