ハセガワの1/350航空母艦『赤城』のフルディティールアップ製作記第14回。 今回は船首&船尾、高角砲周りなどのリノリウム張り甲板の製作の様子を御紹介します。 |
まずは船首の様子からです。これはキットパーツをそのまま映したもので、鉄板張りの部分には滑り止めのパターン、リノリウム張りの部分にはリノリウム押さえ金具のパターンがモールドされています。今回はリノリウム押さえのモールドを真鍮材に換えるため、これらのモールドの削り取りを行いました。 |
きのこ型の通風塔とケーブルホルダー、ライジングビットなどはGenuine modelのレジンパーツに交換しました。また、ボラードもリノリウム押さえと同じく、純正のモールドを一旦削り落とした上で置き換えています。 |
塗装を終えた様子。写真では少し見えづらいですが、リノリウム押さえ金具は表面を軽く磨いて真鍮の地肌を見せる事で金属感を演出しています。 |
後部の短艇甲板も基本的には船首甲板と同じディティールアップを行いました。これは加工前の写真です。 |
真鍮製のリノリウム押さえ金具とケーブルホルダー&ボラードが精密化された様子。錨鎖はキットに付属の精密チェーンをそのまま使用しています。 |
塗装完了後に出来あがった短艇類を並べてみました。天蓋のクレーンも相まって、赤城のメカニズムの中でも特に構造美が際立つポイントです。 |
続いて、左舷の高角砲甲板側壁のディティールアップを御紹介します。ハセガワの1/350空母『赤城』では、最も奥まった部分の支柱はプラパーツの側壁と一体になっており、『ディティールアップパーツ スーパー』にもこの部分のパーツは含まれていません。細部にこだわるモデラーにとってはどうしても気になってしまう部分ですが、そんなときに役立つのが、エデュアルドのパーツセットです。 同社のパーツはハセガワパーツで補てんしきれない部分が多く備わっており、この部分の支柱も含まれておりますので、今回はモールドを削り取った上でエッチングに置き換えました。(写真は肉抜き穴をポリパテで埋めている様子です) |
構造物側面のモンキーラッタルや通風塔の支柱もエッチングに取り替えました。もちろん、リノリウム押さえも真鍮材に交換しております。 |
塗装を終えた状態。奥に見える手すり付きのラッタルもエデュアルドのパーツによるもので、同パーツは今後、スポンソン周りのラッタルなどの細部の補填などに大活躍してくれる予定です。 |
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