1/350スケール 航空母艦 赤城
HASEGAWA製インジェクションキット
徹底ディティールアップ決定版(艦上ジオラマモデル)製作記









ハセガワ 1/350航空母艦『赤城』 その3

本日は前回に引き続き、赤城に搭載する真珠湾攻撃隊の製作記を御紹介します。




今回はスケルトン状態で完成していた機体に色を塗っていく作業になります。ハセガワの1/350『日本海軍 空母艦載機セット』は機体全体がクリアー成形されているため、風防を塗り残して透明に仕上げる事で実感的な表現が可能です。同じハセガワ製の1/350『日本海軍艦載水上機セット』では風防のみが別パーツ化されているので、この表現も比較的ラクなのですが、『空母艦載機セット』に関しては風防と機体が一体成型されているため、塗装前に風防のみを一機ずつ丁寧にマスキングする必要がありました。(マスキングには、ゾルを使用しています)




クリアー成形の飛行機は、塗装の際には暗い色でしっかりと隠ぺいしておかないと光が透けて安っぽく見える難点もあります。本来なら黒サーフェーサーなどで最初に隠ぺいしておきたいところですが(透明の)風防の下には多少なりともコクピット色が見える方が実感的ですので、今回は全体に一旦コクピット色を塗装し、続いてグレー→ブラックと順番に発色の暗い下地塗料を吹き重ねました。続いて、明灰白色と暗緑色の下地として再び明るいグレーを吹き重ねるのですが、この時には(機体表面の発色が単調に見えないよう)若干のグラデーションをかけました。




いましがた『明るいグレー』の下地と書きましたが、97式艦攻の下面色はシルバーですので、この部分のみは(銀色を重く輝かせるのに向いた)黒下地を残しました。その際、カウリングも同時にマスキングして作業の能率アップを図っています。




機体上面に暗緑色、下面にシルバーを吹いた様子。手間のかかる塗装を進めた結果、上面で5層、下面で4層もの塗り重ねとなりましたが、薄吹きを意識的に行った結果、スジ彫りなどもシャープなまま、透け感を防止することが出来ました。




カウリングのマスキングを剥がして機体の色を塗り終えた零戦21型と97式艦攻の様子。風防のマスキングを剥がし終えていないことと、タイヤなどの塗り分けが終わっていない事もあって若干違和感がありますが、少しずつ日本海軍機のイメージが高まって参りました。




プロペラや艦攻用の魚雷&爆弾なども別に切り出しとゲート処理を終え、塗装を済ませました。(プロペラの警戒線はデカールだと剥がれが心配ですので塗装にて再現しました) まだまだ細かい作業が続きますが、それらの様子は次回ご紹介します。


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