1/350スケール 航空母艦 赤城
HASEGAWA製インジェクションキット
徹底ディティールアップ決定版(艦上ジオラマモデル)製作記









ハセガワ 1/350航空母艦『赤城』 その2

今回は赤城に搭載する真珠湾攻撃隊の製作記の第一回目を御紹介します。




前述のとおり、今回の1/350航空母艦『赤城』製作においては、飛行甲板上に真珠湾第一次攻撃隊をフル編成で再現します。当時の編成は制空隊の零戦21型が9機、水平爆撃隊の97式艦上攻撃機が15機、雷撃隊の97式艦上攻撃機が12機の合計36機ですので、キットに付属の機数では97式艦攻の数が大幅に不足してしまいます。そこで、今回はハセガワから発売されている『日本海軍空母艦載機セット』を複数追加しました。




ハセガワの『日本海軍空母艦載機セット』に入っているランナー1枚とデカールのクローズアップです。ランナーはクリアー成形され、1枚につき零戦が1機、99式艦上爆撃機が1機、97式艦上攻撃機(97式艦攻)が2機の合計4機ぶんのパーツが成形されています。(このランナーは一箱に3枚がセットされています。)




97式艦攻のみを更にクローズアップした様子。飛行機モデルにプライドのあるハセガワだけあって、非常に小型であるにも関わらず、驚くほど繊細なスジ彫りが施されています。 また、装備品も雷撃隊用の雷装と水平爆撃隊用の爆装が選択できるようになっているので、今回の製作でも爆装&雷装の作り分けを行う事が出来ました。




今回の攻撃隊編成完全再現のために集めた『日本海軍空母艦載機セット』のランナーを全て並べてみました。しめて14枚ということで(機体番号完全再現やアンテナ線追加などの手間も考えると)、飛行機だけでも作業日数は10日程度が予想されました。




97式艦攻の製作の様子。胴体は左右を貼り合わせる構成になっているので、まずこれらを貼り合わせ、続いて主翼を接着すると同時に脚や水平尾翼などの細かいパーツを切り取ります。




切り取った脚パーツなどは小皿に分類して混ざり合わないように注意が必要です。特に(右上の皿に入っている)プロペラの取り付け軸のパーツは縦横1ミリにも満たないクリアーパーツですので紛失に注意し、脚も左右を間違わないように管理に気を使いました。




水平尾翼と脚の取り付けが終わると、良い具合に機体のシルエットが見えてきました。爆弾や魚雷、プロペラなどは機体とは別に処理していますが、それらの詳細は後ほどご紹介します。(特にプロペラは、エッチングや金属線での軸の自作等が絡んでくるので工程が少々複雑になります)




零戦21型も97式艦攻と基本的には同じ製作方法になります。まずは機体と主翼を『Tの字(?)』に組み立てつつ、水平尾翼や脚、増槽などの切り取りとゲート処理を行いました。




切り取った小物パーツの管理状態。97式艦攻と比較すると、プロペラの取り付け軸が別パーツ化されていないこともあってか?幾分か組み立てやすい印象です。




脚と増槽、水平尾翼を取り付けて零戦も美しいシルエットが完成しました。艦攻、零戦ともに脚や尾輪は非常に破損しやすいため、塗装やデカール貼りの際には細心の注意を必要としました。(万が一の破損や失敗に備えて、零戦、艦攻ともに予備用の機体を1機ずつ製作しておきました)




完成した機体をスケルトン状態のまま、編成通りに並べて見ました。こうして見ると、未塗装のクリアー成形の機体もなかなかに趣深く、「ブラックライトでも当てれば さぞお洒落な雰囲気で輝いてくれるのではないか?」と思わされます。クリアー成形の機体は風防の塗り残しや塗装の透け防止など、気を使うことが多く非常に手間がかかりますが、次回はそれらの工程についての続編を御紹介します。


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