11月3日、トヨタ博物館MR2ミーティング



今年で10回目を迎えるAW11ミーティングの中でも国内最大のイベント『MR2ミーティング』に昨年に
引き続いて参加してきました。

ミーティング会場のトヨタ博物館テスト走行コースにはスタッフを150台前後の台あまりのAW11が集
結し、情報交換、フリーマーケット、開発主査の講演など各種イベントの場として素晴らしく充実し
た楽しいミーティングになりました。



11月3日、午前3時頃に奈良を出発、現地に到着するまで

時間は午前3時頃、愛車のAW11のエンジンに火を入れ深夜の奈良を出発です。予定ではリトラミーテ
ィングの初代会場となる場所で4時頃に今回初参加となるRAYJACKさんとおなじみのムラシマムラさ
ん、そして昨年のこのMR2ミーティング以来に御一緒するHIROKIさんと合流ののち、つとむさんBARA
さん達の待つ東名阪桑名の大山田パーキングで集合の予定でした。この写真は出発直後、もよりの
自販機コーナーでドリンク購入の時の模様です。深夜ということもあって手足が凍え、ホットの
コーンポタージュ缶が美味しくなる季節です。(笑)

3時半頃、朝食として近所の吉●屋で牛丼大盛を食べていたら、RAYJACKさんから到着報告の電話が
あり、集合場所へ向かいました。途中で昔いたZEALというレーシングチームの仲間、tmさんと偶然
遭遇して久々の再会の挨拶をし、くさぐさの話題に花が咲いたあと、ムラシマムラさんとHIROKIさん
が到着。天理インターから名阪国道に乗り、いち路大山田インターを目指します。



名阪国道を延々と走行しているとじょじょに日が昇ってきました。日の出は夜のうちに出発した際の
大きな楽しみのひとつですね。特に今回は日の出に向かって走って行ったことと、雨上がりの晴天だ
ったこともあってその美しさは格別でした。この画像では美しさが伝わらないのが残念です。



4台で並走し、亀山料金所を越えるとすっかり日も昇って周りは明るくなりました。大山田PA近辺に近
づくと目の前に見覚えのある白銀ツートンのAW11が走ってました。よく見るとなんとリトラミーティン
グの常連さんのやまもさんのAW11ではありませんか!(笑)そのまま大山田PAに入り、そこでBARAさん
つとむさん、BARAさんのお友達のAW、SIMASIMAさん、funadaさん達とも合流を果たします。



その後つとむさんを先頭に10台の大編成で高速を縦列走行します。このあたりになってくるといわゆる
名古屋走り(つとむさん談)といいますか、強引な割りこみや無理な追い越しなど、田舎者のHIGH-GEARed
からみるとかなり無理のある運転をしてくる車が多くなり、なんどか危ない目に遭い掛けたり集団を分
断されたりと苦労しました。しかしなんとかミーティング開始時間より早めに会場のトヨタ博物館に到
着し、正規の駐車場に集合する前にまずは仮の駐車場に案内されました。主催側の案内係や受けつけ係
として、いつもBBSなどでお世話になっているkimiさん、まつさん、まこっちさん、にゃΩきさん達が
働いておられました。写真は正規の駐車場に集合していく様子で前走車はfunadaさんのAWです



一番上の画像にもあるように、正規の駐車場にかなりキツキツに車を停めたあと、一行はイベントホー
ルに案内されました。ホール内は博物館の一部ということもあって、こんなにクラシックな車が展示
してあります。ガソリン携帯缶がそのまま取りつけられたようなタンクが今見るととても新鮮で古さ
を感じさせません。(笑)



ホールで受け付けを済ませ、参加費用などを支払ったあとは会場でMR2登場当時の販促ビデオ(?)を
大スクリーンで見せて頂き、コンテストやオーナー番号の記入用紙に記入しつつ、主催の方々の挨拶や
ミーティングでの注意事項を聞かせていただきました。当日はこの会場の座席および机の数も参加者の
人数に間に合わず、立ち見の人達もでる盛況ぶりでした。参加者はこの後もどんどん集まったため、こ
の時点で全員の受け付けはまだ終わっていなかったのですが、この時ですでに参加台数は140台を超え
ていたとのことです。写真は説明に聞きいるみなさんの模様です。



説明が終わり、ミーティング開始と供に協賛ショップの商品展示なども行われました。この写真は
HIGH-GEARed's HOBBY WORKS!!と相互リンクさせて頂いているAW11のスペシャルショップ、『オート
パドック中川』のブースの模様です。ローダウンさせたAW11でロールセンターを適正化した際発生
する足周りのトー値が変化する『バンプアウト症状』を押さえ、または適性なトー変化をもたらすた
めに製作されたアダプター付きピロタイロッドエンドをはじめとして、S/C用軽量セルモーターなど
が展示され、オリジナルノロジープラグコード(1点モノ)などが即売されていました。このコード
はHIROKIさんが後に購入していきました。(笑)




会場で御一緒したおしりあいの方々のお車


とにかくお知り合いの車だけでも数え切れない程の参加台数でした。なるだけお知り合いの方全員
の画像を撮ったつもりだったのですが、写真をPCに写しつつ一枚一枚確かめてみたら一部撮り切れ
ない方がありました。申し訳ございません。




よっさまさん

まず最初は昨年のこのミーティングで初対面だったよっさまさんのAW11です。リアのみの大径のホイ
ールやダッシュボード貫通型のロールバーなど、サーキット派らしく非常に硬派に走りに必要なポ
イントに絞ったモディファイが施されています。走行会に参加してきたばかりとあって、タイヤの
削れ具合にも気合を感じます。僕は最近サーキットから遠ざかってますが、こうして現役バリバリ
のAW走りマシンを見るとまた走りたくてたまらなくなってきそうです。(笑)全体的にスパルタン
な雰囲気が漂う中、室内に吊り下げられたミッフィーが心和ませてくれる唯一の存在です♪

HOMEPAGE to:変○商会

たいぷRさん

こちらも昨年のミーティングで初対面を果たしたたいぷRさんのAW11で、これまでの愛称で『粗大ゴ
ミ1号』です♪昨年の状態からさらに成長してくれていて特徴あるルックスが更に進化を遂げていま
した(笑)。実はこのミーティングの2日前にサーキットでフロントから刺さり、急いで左フェンダ
ーを移植したばかりです。貴重なスタイリッシュナイトトーニングのこのフェンダーが眼帯をつけ
てた頃のタモリを連想させるという理由でこの日から愛称が『タモリ号』に変わりました。(笑)

HOMEPAGE to:じじいのじぃ

mikomanさん

これはスゴイ!!いや、どこがどうとかいう事を書かなくてもこの写真を見れば一目瞭然でしょう。
(笑)なにもかもが凄くて凄くないところが一切ありません、説明不要です。(笑)mikomanさんと
は以前とある取引で交流がありました。昨年のこのミーティングでも賞を受賞しておられたのです
が、今回はさらに数段パワーアップしての登場です♪何より話題を呼んでいたのが片側40万円の工
賃で加工したというカウンタック風ハネ上げ式ガルウイングドアですが、そちらにばかり気をとら
れていては細部の素晴らしい仕上がりを見逃してしまいがちです。(笑)エアクリへ外気を導入す
るダクトが設けられたリアフェンダーのブリスター化、フロントフード内に設けられた謎のジオラ
マ(?)、そして室内に美しく施されたカラーリングなど、どの角度から写真を撮っても一切妥協
とスキのない素晴らしいAW11でした。


HIROKIさん

HIROKIさんのAW11は昨年のこのミーティングの時には貴重な白金ツートンカラーのスーパーエディ
ション純正色でした。その後、大枚をはたいてレストア兼オールペンを施して新車さながらのルッ
クスに大変身を遂げたのですが、その後まさかの盗難に遭い、発見された時にはステアリング、
ロールバー、ウイングなどがなくなり、まさにドンガラ状態に。その後、なくなったパーツを少し
ずつ補充し、奇跡のカムバックを果たして今年のミーティングに大変身した姿を披露しました。
最近はエンジンの不調に悩まされているようで、この日も朝満タン給油し、帰り際にも再び給油
していました。HIGH-GEARed AW11は往復ノン給油で帰宅しても半分近く残っていたのでまた厄介
な問題に直面中のようです。


HIGH-GEARed

これはもちろんHIGH-GEARed's HOBBY WORKS!!管理人のHIGH-GEARedのAW11です。(笑)この日の
ためのネタと思ってステッカーを増量して参りました♪自分ではなかなか客観的にみれないので
わからないですが、それなりに目だってたみたいです。(爆)ちなみにモデルにしたのはFIA GT
にエントリーしていたFERRARI 550ミレニオなんですよ。全然車各もデザインも違う車ではありま
すが、意外に似合ってたような気がします。(笑)来年はまた違うモデル車のカラーで参加予定
です(もうモデルは決まってますので)。これからもとことんこの路線でいきますのでよろしく
お願いします。(笑)

HOMEPAGE to:HIGH-GEARed's HOBBY WORKS!!

funadaさん

こちらは成長著しいfunadaさんのAW11です。昨年のミーティングではGTウイングを装着している
車両がおおいため、「絶対にGTウイングはつけない」と決意したという熱い人です。(笑)エン
ジンフードはご覧のようにきちんと計算された大きさとカタチの丸い穴があけられ、そこかに
インタークーラー冷却ファンが入る仕組みになっています。マフラーは自作の『船田管』と呼ば
れる(笑)左だし直結のもので軽量に造られており、触媒も装着して見た目と比べて意外に下品
な音でもない特別なものです♪このfunada管、格安で製作OKのようですのでジムカなどでオーバ
ーハングを軽量にしたい方にお勧めです。(笑)


RAYJACKさん

CARBOYステッカーが目印のRAYJACKさんのAW11です。普段は愛車の乗り換えが激しい方なのですが
今年にAW11を購入して以来、AW関連の様々なサイトに顔をだし、『乗せてもらう車ではなくて操
る楽しさ万点のAW11』にどんどんハマっていらっしゃる自称中年暴走族です。(笑)AWに乗るから
にはAWの時代に合わせたモディファイをモットーに横置きタイコのマフラーや8本スポークのホイ
ールなど、拘りをもっておられます。当日は早朝からフクピカで洗車し、行きかえりの道でも熱い
走りを見せてくれました。HIGH-GEARedよりも遥かに年上なのにも関わらず、強烈に「若さ」を
感じます。(笑)

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Naoさん

こちらは久しぶりにイベントで御一緒した広島のNaoさんです。現在、HIGH-GEARed AW11に搭載
されている4A-GZEユニットはこのNaoさんの以前乗っていらした1号車から頂いたもので、その
節には大変お世話になりました。NaoさんのAW11はみた目はノーマルルックを保っていますが、
エンジンはAE101GZエンジンベースでHKS264カム(IN)HKS256カム(EX)スライドカムスプロケ
ット HKS強化バルブスプリング バルブシートカット(スペックR)ポート加工(スペックR)
101(5バルブ)コンロッド 0.8ミリメタルガスケットレース用メタル、純正92SC前期ピストン
改(スペックR) ヘッド面研 クランクバランス取りシリンダー径81.5ミリへボアアップなど
ここにはとても書ききれません。(笑)足周りもBuddyclubに特注したレーシングダンパーや
ナビなどの快適設備も一切の妥協なく手がかかっていてスゴイの一言です。 


ムラシマムラさん

奈良在住のAW11オーナーで昨年のモディファイコンテスト優勝を飾った奈良の誇り、ムラシマ
ムラさんのAW11です。(笑)前回のミーティングの時との仕様を比較すると、配線の引き直し
メーターの追加、オーバーフェンダーおよび超深リムホイール装着、そしてなんと今回は遂に
ダッシュボードまで手作りで作ってしまいました♪このダッシュボードはこの下で紹介します
が、本物のレースカー職人が作ったものかとおもうほど仕上がりの質感、視認性も素晴らしい
もので非常に感動を覚えました。AWへの愛情が溢れ出して、車体の大きさまで変わってしまっ
たAW11の例です。(笑)


つとむさん

こちらは桑名から会場までの案内役をひき受けてくださったつとむさんのAW11です。名古屋走
りがひしめき合う中で、10台を引きつれての案内をどうもありがとうございました。(笑)
三重県の方はリトラミーティングのレポートにも掲載されているように、いつも愛車以外の
AW11の入れ替わりが激しいのですが、つとむさんは実はこの前の日にもAW11の商談が決定した
そうで、1台が知り合いのスタリオンオーナーのもとに流れていくことが決まったそうです。
つとむさんのAW11は今回エキマニを社外品に交換して軽快なエグゾーストサウンドを奏でてお
りました。


BARAさん

こちらも三重県勢、BARAさんのAW11です。AWの入れ替わりが激しいのはつとむさんの紹介で前
述したばかりですが、BARAさんもなんと前日AW11を1台購入されたそうです。もうこのノリに
はついていけません。(爆)いやいや!廃車にされていくAW11を守ってくださる素晴らしい救
世主と思います。(笑)現にこのAW11も幾度かの事故に遭い、廃車の危機に晒されてきました
が、今回はAE92後期型のエンジンへののせかえを自分自身で行うなど、素晴らしい気合と知識
と技術を見せてくれました。エアコン関連の部品を当日に譲っていただいたりと、とても気の
効く方です。


SIMASIMAさん

そしてこちらもリトラミーティングの常連さんですが、HIGH-GEARedと同じ奈良在住のSIMASIMA
さんのAW11、通称『平成2年式ブルーリミテッド』です。(笑)このAW11はブレーキなどのレス
トアのため、実に半年近くもの間、四輪をリジッドラックの上に上げられ、リトラミーティング
の常連でもその姿をほとんど見た事がないと言われる幻のマシンになりかかってました。(笑)
前日にブレーキのエア抜きをひとりで終わらせ、新品なのに何故かサビだらけになっていたと
いう新品スリット入りブレーキローターを装備しての参加となりました。このAW11はもともと白
銀ツートンだったものをブルメタリックにオールペンしたものなのですが、SIMASIMAさんが
オールペンを済ませた後になって同じブルメタのAW11が増え始めたのがなんだか悔しそうでした。(爆)


海杜さん

僕がネットをはじめた頃から交流がある海杜(うみもり)さんのAW11です。赤いパーツがところ
どころに組みこまれたブルーマイカのAW11はとてもサイケデリックな雰囲気に溢れています。
ミーティング直前の9月下旬に不慮の事故から鎖骨を骨折し、入院手術をされていたこともあっ
て、今回のミーティングに来られるのかいささか心配でしたが、お姿を見た様子ですと大事なさ
そうなので安心しました。といいつつもギアを2速に落とす時などは辛いそうですのではやく
ご回復なさって欲しいものです。

HOMEPAGE to:Alicetic wanderers

hidさん

昨年にこのミーティングで初対面のhad(ハイド)さんのAW11、この方もネット初心者時代から
交流のある方です。フロントに少々いたいたしいダメージがありましたが、前オーナーの方のつ
けたものということでした。(笑)前回参加の車両と同じかと思っていたのですがどうも違うよ
うです。TRDのパーツをこよなく愛し、以前はほぼ全てのアフターパーツをTRD製に統一なさって
いたのですが現在ではいかがなのでしょうねぇ?挨拶するくらいで今回はあまりお話する時間が
なかったのが少し残念でした。

HOMEPAGE to:AW野郎

yozさん

海杜さんやhidさんと同じく長年お世話になっていて、以前はご自宅に遊びにお邪魔させていた
だいたこともある(笑)、AW11スペシャリストのyoz(よず)さんのAW11です。もとトヨタの一
流メカニックだったyozさんの愛車は30万キロ以上を走行しているとはとても思えない素晴ら
しいものです。アフターマーケットのパーツにはほとんど頼らず、メカとドライビングの腕だけ
で勝負するyozさんの精神は多くのAW11愛好家から慕われています。ネット上でのAW11オーナーズ
クラブの先駆け的存在のサイトの管理人でもあり、AW11界の超有名人です。

HOMEPAGE to:CLUB AW

やまもさん

リトラミーティングの常連で、行きしな偶然路上にて合流したやまもさんの白銀ツートンのAW11
です。ブリッドのシートなど、ドライビングを楽しむための最低限の装備を持ったAW11としての
メージがあったのですが、この度フルステンレスの大変美しいフジツボ製のマフラーを装着して
外観上のモディファイも開始されてきた模様です。(笑)とはいえ、モディファイの為にチョイ
スするアフターパーツはいつもやまもさん流に程よく押さえたもので、やまもさんの上品なセンス
を感じます。RAYJACKさんの仰るようにHIGH-GEARed AW11やムラシマムラさん、BARAさんなどの
AWは時代に合わせて進化するもので、RAYJACKさんややまもさんは古き良き時代をそのまま残し
て進化するAWと言った趣があります。もちろんHIGH-GEARedはどちらも大好きです。(笑)


オートパドック中川さん

こちらは個人のものというより完全にデモカーと言えるでしょう。HIGH-GEARed LINKSと相互リン
クしていただき、今回の協賛ショップのひとつでもある、『オートパドック中川』の代表、中川
さんが所有するオートパドック中川のデモカーです。綺麗に叩き出されたオーバーフェンダーや
エンジンフード上のオイルクーラー、ジオメトリーを考え直した足周りなどが大きな特徴です。
当日はショップとしてブースを持っておられたので足周りのことなどで相談させて頂きました。
その際にはとても説得力のある話術で基本的なことから高度なことまでとても親切丁寧に教えて
くださり、信頼できるショップと思いました。中川さんもかなりのAWフリークと思われますが、
このミーティングには今回が初参加で、こんなに台数が集まるとは思ってなかったと驚いておら
れる様子が印象に残りました。

HOMEPAGE to:Auto Paddock NAKAGAWA

まこっちさん

こちらは昨年、独り旅のさなかにミッドハーツ東京支部のミーティングの飛び入り参加した時か
らから面識のあるまこっちさんのAW11。昨年はS2000に追突された痕が痛々しく、後に何故か雑誌
にまで掲載されてしまった苦い思い出があったのですが、今年は白いリアバンパーと新しいフェ
ンダー、新しいフロントバンパーを装着して外装を復活、ミーティング当日はスタッフとして受
け付け嬢も担当してました。(笑)リアスポイラーは昨年ミーティングに参加しておられた涼介
さんのAW11から分配されたもので、サイドステップおよびリアバンパーはHIGH-GEARed AW11に分
配されています。ブレーキキャリパーのペイントもHIGH-GEARed AW11と分け合ったため、ある意味
HIGH-GEARed AW11と身体を分け合ってる1台と言えるでしょう。(笑)

HOMEPAGE to:まこっちとMR2

英樹さん

こちらは以前にヤフーオークションでロールバーを取引させて頂いた英樹さんのAW11です。ルー
キーとSARDで固められたフルエアロは圧巻ですが、内部にもとことん手が入って美しい外観も相
俟って完全に完成品の域です。惜しむべくはAW11には極めて装着率の少ないクラフトスクエアの
エアロミラーが走行中に自然破壊(?)したことと、ルーキーのサイドステップも破損してしま
ったことですね。次回にはよりパワーアップして戻ってこられることに期待したいです。(笑)



やまいだれさん

この稀少な灰銀灰のスリートンカラー、スタイリッシュナイトトーニングのAW11はわざわざ盛岡
から片道1000キロの道のりを下道で行軍して訪れたという やまいだれさんのAW11です。
最近、HIGH-GEARed BBSにこられて交流を深めていたのですが、彼はAW11オーナーでは自分以外に
初めて聞く『茶人AWオーナー』で、作法などは関係なしに、表千家のお茶を飲みまくる『アグレ
ッシブ茶道』なる精神を持っておられます。(笑)その精神は片道1000キロの道のりを越え、
HIGH-GEARed AW11にも刻みこまれました(ステッカーを貼られました・笑)。様々な部分に頭が
下がります。(笑)やまいだれさんのAW11はこのカラーリングには珍しいエアロなどのムダを一
切省いたとても硬派なマシンに仕上がってました。とても背の高い方なのでAWで攻めている姿も
きっと様になることでしょう。


SYA-さん

MR2ミーティングやTMCJ(トヨタMR2クラブジャパン)などのミーティングではいつも顔を合わせ
るSYA-さんのAW11です。昨年はワイパーのシングル化のやりかたについての話題がでていたので
すが、その時話しておられたアフターパーツを使わないシングル化を今回はしっかりと実践され
ておられました。(笑)HIGH-GEARed AW11は外品のシングルワイパーアダプターを使用して舵角
を広げているのですが、SYA-さんのAW11のワイパーもほぼ同じ動きをしていました。その他、ボ
ンネットフードに後付けしたエアアウトレットなど、地道な苦労で効果の高いモディファイが
施された完成度の高いAW11です。SYA-さんもとても温厚でお話のしやすい方でいつも楽しいおもい
をさせて頂いてます。


水野亜美さん

こちらは水野合衆国という夫婦でAW11を維持し続けている様子を掲載したホームページを運営し
ておられる水野にゃΩきさんの旦那様の水野亜美さんのAW11です。個性的なカラーリングに思え
ますがこれは純正色です。そしてさらに特徴的ななのはこのAW11が左ハンドルで北米仕様車とい
うところです。サイドドアビームやフェンダー埋めこみ型のウインカーなど、北米の企画に合わ
せた北米仕様ならではの装備が興味深いです。もともとAW11は北米をターゲットに開発された車
のであるという理由から重量配分、室内スペースの割り振りなどが左ハンドル車を前提に設計さ
れたものであるという話は有名ですね。

HOMEPAGE to:水野合衆国

水野にゃΩきさん

そしてもう一方の水野にゃΩき(にゃっき)さんのAW11、通称「しろ号」です。昨年は新幹線
「こまち」に似せたカラーリングで話題を呼びましたが、今回はノーマルカラーのままでした。
こうしてみると非常にコンディションの良い前期型ですね。にゃΩきさんはコスプレが良く似
合う方で(美少女AW11オーナーズクラブというページを作られてます)この日もやはり変身が
待ってました。(笑)ちなみに運転席にいるのはにゃΩきさんではありません。(笑)造型が
得意で水野家の家来までダンボールで作ってしまうスゴイ人です。(笑)

HOMEPAGE to:水野合衆国

まつさん

こちらは主催側クラブのひとつ、ミッドハーツのメンバーのまつさんのAW11です。久しぶりに
会うとロン毛の人になっていました。(笑)自作のワイヤー取り付け位置変更型のクイックシ
フトを装備、実際に触らせてもらいましたがカメラードクイックシフトを更にブッタ切って
ストロークを短くしているHIGH-GEARed AW11のシフトと比べても左右の遊びは1/3以下になって
いました。また、SSRの超軽量ホイールを格安で入手したばかりでルックスにも走りの雰囲気が
でてきました。これからの進化と走りがとても楽しみです。


yoheiさん

こちらは最近BBSでお世話になっているyoheiさんのAW11です。yoheiさんはHIGH-GEARedと同じ
ギタリストで、しかもMESA/BOOGIEのアンプ(サブウェイロケット)やPacificaシリーズを使
っているということまで同じです。(笑)yoheiさんのAW11はリアスタビや足周りなどが次々
と更新され、只今進化のまっ最中といった雰囲気です。アドバンのアルミホイールも雰囲気を
だしてますね。(笑)車を探していたとき「ちょうちんアンコウのような車」というヒント
を聞いたのですが、実車を発見して納得しました♪


Fishboneさん

こちらは英樹さんと同じでヤフーオークションで取引のあったFishboneさんのAW11です。まった
くAW11界は本当に狭いですね。(笑)前期型のAW11に唐変木の最新のエアロとマフラーを装着し
て最新のルックスに生まれ変わってます。赤AW11にガンメタホイールの組み合わせもなかなか
珍しく、個性に溢れていますね。良く見ると、唐変木の『エーヤロバンパー』もちゃんと色が赤
黒に綺麗に塗り分けられていて、バランスを考慮した工夫がなされているのが良くわかります。
Fishboneさんのサイトにもこのミーティングのレポートが掲載されているので見てみましょう。

HOMEPAGE to:☆ Angler's Car Life ☆

おーつぼさん

これまた物凄くお久しぶりのおーつぼさんのAW11です。どのくらい久しぶりかというと、僕が
備北サーキットで「AW11で初走行会参加〜♪」なんて言ってた時ですから(笑)、もう4年くらい
前になりますかね?当時、一旦アウトに向かってキッカケを作ってから直ドリでヘアピンに進入
していくAW11を見たのは初めてですごく印象に残りました。素晴らしいドリフトの腕を持った方
です。以前、奈良に勤務されていたときもあったのですが、その時はなかなか会えずにこちらで
久々の再会となりました。当時は白銀AWにユーロレンズというイメージだったのですが、このAW
についてるウインカーはその時と同じものでしょうかね?(笑)もともと九州在住の方なのです
が、近く大阪勤務になるとのことですのでまた御一緒したいものです。

HOMEPAGE to:CLUB”WORKS”


こちらはいろいろお世話になりっぱなしのkimiさんのAW11です。お古のデジカメやワンオフパー
ツを製作して頂いたりしていたのですが、本日がようやく初対面でした。(笑)整備工場を経営
しておられることもあって、FRPオリジナルパーツなどを使用したカスタマイズが得意な方です。
この写真に映っているリアウイング、エンジンフード、シュノーケルダクト、オーバーフェンダ
ーなどはすべてkimiさん本人による手作りのもので、少し仕様を変更したシュノーケルダクト
をHIGH-GEARed AW11用に現在開発して頂いています。この日は現車合わせということで試作品が
1日HIGH-GEARed AW11に乗っかってました。(笑)

HOMEPAGE to:始動 shidou



会場で見つけたネタの数々

よっさまさんのAW11の室内の様子です。ロールバーを装着している車輌は多いですが、よっさま
さんのAW11はその中でも珍しいダッシュボード貫通型のものが装備されています。基本的にダッ
シュ貫通型ロールバーを装着しているとエアコン導風ダクトの使用は不可能なのですが、そこに
はよっさまの工夫が生かされ、快適装備を犠牲にすることなくダッシュ貫通ロールバーの使用を
可能にしています。ルームミラーのミッフィーはお守りなんでしょうか?(笑)



この画像がHIGH-GEARed AW11のピラー周りを写したものですが、Cピラーに新しいパーツが装着さ
れています。フレッシュエアをエンジンルームに導くためのシュノーケルダクトで、神奈川のkimi
さんに製作を依頼していたものでした。しかしながら、このダクトはまだ未完成で、当日に現車合
わせで様子を見て、この日のミーティングが終わるとまた微調整のために持ち帰られました。完成
が待ち遠しいです。



こちらは圧倒的なインパクトで今年のミーティングの話題を独り占めにしたmikomanさんのAW11の
室内の様子です。ご覧のとおり、ドアが斜め上方向に持ち上げられるカタチで開閉し、室内は布部
分、レザー部分ともにブルーに統一されています。聞くところによると室内塗装直後はシンナー臭
くてかなり苦労されたのだとか。(笑)ナビシート側のダッシュボードにはトレイが置かれ、液晶
モニターがふたつ。ドアはそのまま上に持ち上げるのではなく、一旦外側にズラしてから上に上げ
る仕組みでヒンジは全てワンオフ制作です。



同じくmikomanさんのAW11のエンジンルームの様子です。この写真では分かりづらいですが、リア
フェンダーも微妙にブリスター化され、パワーフローにエアを導くスリットなども開けられていま
す。リアガーニッシュは昨年はEBN製のメッシュガーニッシュが装備されていましたが、今年はビ
レットグリルで更に独特の雰囲気を醸し出しています。ルーフに目を向けても、Cピラーモールから
ルーフスポイラーにかけて一体成形されたルーフウイングやエンジンフフードサイドのパーツの
スリットにも職人技が見え隠れします。このレポートには一部の画像しか掲載していませんが、
本当にどの角度、どの場所から写真を撮ってもネタのないところが一切ないという素晴らしい仕上
がりのAW11でした。



こちらはNaoさんのAW11、通称赤号です。エンジンは101GZベースでほぼ全面に渡ってメカチュー
ンが施されています。エンジンはもちろん特筆すべき点ですが、足周りもバーディクラブのワン
オフ車高調にバンプステア対策されたアーム類などを装着、ボディ剛性も補強によって飛躍的に
アップし、走りに関する全ての部分で一切の妥協がありません。にもかかわらずナビなどの快適
装備も一切の妥協なく仕上げられ、本人曰く「ラグジュアリー仕様」だそうです。(笑)mikoman
さんのAW11とはまた違う形で、完璧がカタチとなったひとつの例と言えるでしょう。



このAWは良く見るとHIGH-GEARed AW11と共通点が多いです。(笑)ウインカー周りのパネルの塗り
分け、唐変木マフラー、そして良くみるとマッドウイングのTYPE S LOWというところまで同じで
す。(笑)これだけ台数がいれば似たイメージで車を仕上げる人もいるということなのででしょう
ね。(笑)



似てるネタということでもうひとつ♪このトロ君、どこかのサイトでみた事のあるような・・・。
(笑)リアウインカー周りにはテープストライプが入り、フェンダーラインに合わせたデコライン
テープとこのトロ君・・・。OOHASHIさんのAW11に似てません?(笑)彼のサイトでこのAWを以前
発見しました。



これは今回のリトラミーティング組の最大のネタ、ムラシマムラさん自作のダッシュボードパネル
です。もはや説明不要の素晴らしさ!(笑)材質はアルミで表面にビニールレザーが貼ってあり、
驚くほど丁寧な仕上がりです。製作前はダッシュボードを装着することでナビ側のスペースの確保
が問題になっていましたが、そこはサズガにムラシマムラさん!ご覧のように上手くスペースを作
り出してます。(笑)GTカーというよりは、NASCARのイメージですね♪ナビシートがあるほうが
もはや不自然な車になりつつある気がします。(笑)



SIMASIMAさんのフロントウインドウの中に置かれたコンテスト投票用紙。(笑)彼のAW11は平成2
年式ブルーリミテッドであると強調されてあります。(笑)(注:実際にはAW11は平成元年に生産
が打ち切られ、そのようなグレードは存在しません・爆) しかし会場ではこの内容を信じてしま
った方もおられたみたいです。(笑)2台目MR2のSW20には『ビルシュタインパッケージ』という
グレードが存在するので妙に説得力があったのかもしれません。(SIMASIMA AW11にビルシュタイン
ショックアブソーバーが装備されているのは事実ですので)



他にも製品に頼らない自作パーツや加工品AW11のネタはたくさん転がっていました。この巨大な
GTウイングも自作と思われます。この車両には同じく自作と思われる固定式ヘッドライトなども
装備されていました。



このオーバーフェンダーはスゴイです。何度か雑誌などでお見かけしたAW11で今年は主催者サイ
ドの駐車スペースに停めてありました。ホイールの幅は不明ですが、225サイズのタイヤが余裕
で引っ張りタイヤとなっていたのでかなりのものでしょう。リムの深さもかなりの深さです。



HIGH-GEARed's HOBBY WORKS!!と相互リンクさせて頂き、今回のシュノーケルダクトの作成など
でお世話になっている『始動 sidou』のkimiさんのAW11にも自作のパーツはてんこ盛りとなって
います。(笑)FRPのパーツが自作できるというのはドレスアップ派にはこれ以上ない強みです
よね。ちなみにkimiさんというのはホームページを製作する白い箱のことで、管理人で当日
いらしていた方はオペーレーターのキミさんです。これからはネット上のkimiさんと本人のキミ
さんを使い分けなくてはいけませんね(笑)。キミさんはとても温厚でお話のしやすい方です。




こちらはバルブのE/Gに4連スロットルを装備したAW11。NAエンジンのメカチューンはS/Cチューン
が主流のAW11ではなかなか珍しく、貴重なものです。AW11はAE86などに比べて車両重量が極端に
重いためNAチューンではなかなか馬力の改善が難しいのがメカチューンが主流になりえない大き
な理由なのですが、裏を返せばNAエンジンとS/Cエンジンの重量差を考えてNAでS/Cに負けない
パフォーマンスを発揮できるエンジンさえあればリアヘビーなS/C AW11より適性な重量バラン
スを保ったまま高回転まで無理なく使用できるハイパフォーマンスなAW11を作るのに役立つと
言えるでしょう。予算と相談ですね。(笑)



これもAW11には珍しい選択、鏡面メッキホイールです。この手のホイールを履かせたAW11をみ
たのは初めてで実に新鮮でした。しかし、ホイールがLA風なら車体もLA風かと思いきや、ホイ
ールを除けばその他の部分は無理のないレベルに押さえられたAW11と言った感じがありました。
GTウイングも装着されていて、どちらかというと走りマシンという雰囲気でしたね。



やまいだれさんのダッシュボードです。(笑)小ネタですがなかなかナイスです。普通、片道
1000キロの旅路を移動するだけでも困難なはずですが更にここでネタを忘れないというところ
はさすがですね♪ 本人は『やまいだれ』というハンドルネームを実際に呼ばれることに困惑
したとのことでした。(笑)



こ、これはHIGH-GEARed AW11のエンジンフードとお揃いの工作村のものです。製作者から聞い
たところによると、もともとラリーカー用に製作したものが原型でHIGH-GEARed AW11に装備し
たものが2枚目、手渡して貰った時に「新しく注文が入って」とのことでしたのでHIGH-GEARed
AW11の次のものかもしれませんね。非常に数の少ないものなので、ここで同じフードに出会え
たのは非常に珍しいことかもしれません。(笑)こちらのAW11はカラーリングもなかなか個性
的で個性的なフードもより映えますね♪



大きなインタークーラーを積むためにトランクに穴を開けて設置したAW11です。パイピングに
はかなり苦労した後がありました。エンジンの持つポテンシャルを限界まで引き出そうとする
強い気持ちが感じられます。(笑)



これは受け付け嬢のまこっちさんのAW11のリヤビュー。去年破壊されたリアバンパーは新しく
取り返られ、以前の痛々しい姿はもうここにはありません。ウイングはS13用のもので、ギャル
車とは思えない極悪な雰囲気を出してます。内部的にもクスコの200馬力キットが装備され、
室内や機械式LSD、足周りなどにも一通り手が入っていてやはり極悪です。(笑)



これは走行会を終えたばかり(刺さったばかり)のたいぷRさんのAW11のリアタイヤ。かなり
限界までタイヤを使い、一部にはワイヤーも見えてます。この状態でミーティングに来るたい
ぷRさんはひょっとしたら最も使いふるしたAW11を目指しておられるのかとも思われます。(笑)
「たいぷRざんすぅ〜♪」と、ネット上では独特の文体でお話されるたいぷRさんではありますが
本人はいたって普通に話される方です。(笑)できれば生でたいぷR節を聞きたいかったので
すが・・・。(爆)



こちらはCLUB AWのyozさんのAW11。メンテとドライビングの腕に秀でておられるyozさんですが
美しい外観にはんしてその走行距離もハンパではありません。現在31万キロ以上!このまま地球
から月までの距離は38万4000kmですから、いつかその記録も達成されることでしょう。(笑)で
きれば月から地球に帰還するまで頑張っていただきたいものです。(笑)



このAW11はyoheiさんの前にいらしたのですが、アルテッツァのテールランプが見事な職人技で
埋めこまれています。四角いテールのフチドリをして丸テールにする例はかなり多いですが、
ここまで見事に製作されている例ははじめてみました。イタリアの某有名スポーツカーメーカー
の影響かどうかはわかりませんが、ミッドシップ車って丸テールが似合うイメージがあります
よね。僕も何か作ってみようか?と考える今日この頃です。不器用なので難しいですけど。(笑)



これはHIGH-GEARed AW11の左フロントフェンダー、マヌエッティマレリの下に貼ってあるのは
やまいだれさんが貼りのこしていった『あぐれっしぶ茶道』のステッカーです。(笑)遠方か
らご来訪の上、ネタを残して去って行くやまいだれさんには感服せざるをえません。(笑)よ
くみると、ちゃんと抜き文字が茶葉の色に合わせてあるなど芸が細かいところもポイントです♪



最後はミーティング後半に入場してこられたこのAW11、赤は赤でも朱色がかかった珍しい色に
オ−ルペンされています。エアロの組み合わせなどは1段階前のHIGH-GEARed AW11の様子によ
くにてるのですが、なんか違って見えるのはやはり色の影響が大きいのでしょうか?(ツライ
チ具合やロールバーの角度、車高を見てもそっくりですが)古い車のミーティングは年を追う
ごとにオールペン車が増える傾向があるのですが、今回の様子を見て少し僕も心が動きました。
AW11のデザインって基本のラインがとても熟成されているので色しだいで全く古さのない車
に仕上げることが可能と思いました。





元トヨタ自動車 製品企画室 吉田主査による講演と博物館見学


この後、昼食を挟んで元トヨタ自動車 製品企画室 吉田主査によるAW型MR2の開発に講演纏わ
るお話を講演というカタチで聞かせて頂きました。MR2の生産面で関わりのあったセントラル
自動車さんからの誘いで、MR2ミーティング10回記念に相応しいイベントとなりました。



この和食と洋食が入った高級弁当が今回の昼食です♪受け付けの時に頂いた引換券で頂きまし
た。ちなみに弁当の受け渡し役はミッドハーツミーティングスタッフのまこっちさんです。(笑)



昼食時が終わると吉田主査が会場にお越しになりました。まさに文字通り、AW11と10の産み
の親の方です。吉田さんはトヨタ自動車が北米のマーケットに本格的に進出するにあたって
アメリカに派遣され、当時のクラウンでアメリカを横断するテスト走行の際に、あるカーマ
ニアの青年と出会い、日本とアメリカの自動車に対する意識を違いを痛感したと言います。
その後、アメリカでの若者の自動車の使い方や使い勝手の意識を調査するため、カリフォル
ニア州のレドンドビーチに滞在し、現地の自動車を調査したり、現地の若者達を間近で見る
事によって、北米の市場にあった趣味性の高い車を作ろうという構想をどんどん膨らませて
いったと言います。(写真のスクリーンはその滞在地であるレドンドビーチの地図です。)



この写真は当時極秘扱いだった開発車両の写真です。北米では当時の日本とは違い、自動車
は一家に一台のものではなく、既に1人に一台という図式が成りたっていました。若者が車
に夢中になり、より良い走行性能を求めている北米の市場にミッドシップ方式はまさにピッ
タリでした。通勤に使用する自動車なら、二人乗れれば充分であるし、ミッドシップ方式は
回頭性の良さなどの優れた運動性能を得るのに適しています。



開発車両が完成した後は、プロドライバーによるサーキットテストを繰り返し、熟成に入り
ました。この時テストを担当したドライバーはF-1グランプリからスタートした英国の代表
的なスポーツカーメーカー、『LOTUS』のテストドライバーが起用され、開発に携わったと
いいます。開発の際にはアライメントの調整に苦労されたとのことでした。写真のスクリー
ンに映っている映像は、開発者のインパネです。デジタルメーターパネルも目をひきますが、
何より驚いたのはなんとこの時期にDシェイプステアリングを標準装備しているところです。
Dシェイプステアといえば、近年HONDAがオープンツーシータースポーツに搭載したことで
話題となりましたが、MR2はこの時期すでに本格採用を考えていたというのですから驚きです。

このインパネは吉田主査はかなりお気に入りだったのですがコストの都合で結局採用はされ
ず、現在のものにおちつくことになりました。

この後、車両の開発が終わり、生産と利益の面で吉田主査とMR2の仕事もひと段落した時、
吉田主査はMR2の新車を購入されたと言います。そしてそのMR2は最近ご子息が引き継がれる
ことになりましたが、その間実に13万キロを走破したということです。自分が開発した車が
現在もこうしてたくさんの人に愛されていることをとても嬉しく思いますとの言葉を最後に
この講演を終わられました。



その後、受け付けの際に頂いた博物館見学のチケットを使用してトヨタ博物館を見学しまし
た。トヨタ博物館にはトヨタ車だけでなく、ひとつの時代を築いた名車達がズラリとならび
美しくレストアされた車両の列に圧倒されます。写真のレーシングカーはブガッティ タイプ
35です。当時はまだ稀少だった量産タイプのレーシングカーです。HIGH-GEARedは1910年代〜
1930年くらいのオールドモーターファンですので、これらの車はたまらなく魅力的で(笑)、
機会があればまた時間のあるときにじっくりと回ってみたいと思いました。



こちらはいわゆる『日本グランプリ』の車両、ツインターボがリアから剥き出しになって
いるトヨタ7です。まだアルミフレームとアルミボディが主流の時代ですが、こちらはC
FRPボディで800PSを発揮、最高時速は360km/hにもなるハイパフォーマンスマシンですが、
足周りもチタンアームなどで完璧なレーシング仕様に仕上げられています。まさに走るため
に必要な部分のみが走るような車という気がします。(笑)



これは皮肉にも(笑)、国産初のミッドシップカーであるプリンスR380です。しかしレー
シングカーとして設計されているため、見た目こそヨーロッパのスーパースポーツを思わ
せますが、市販モデルではありません。第3回日本グランプリでは1-2フィニッシュを飾っ
た名車です。エンジンはGR−8型でギヤ駆動の6気筒ツインカム。このエンジンは後に
デチューンされ、スカイラインに搭載されました。






楽しかった第10回MR2ミーティングが終了





こうして解散時間の午後3時を迎え、楽しかった2002年度のMR2ミーティングは無事に終了
しました。新しい出会いや、久方ぶりの仲間達との再会、そして開発車の方の講演や、博
物館見学など、第10回に相応しい記憶に残るミーティングとなりました。

おしくも(?)(笑)モディファイ賞はのがしましたが、たくさんの方々とお話ができて
またサイトのBBSなどには参加していなくても、HIGH-GEARed's HOBBY WORKS!!をご覧にな
ってくださっている方が意外に多くおられたことに驚き、HIGH-GEARed AW11の前で記念撮
影をしていく方などもおられて(笑)、これからますますAW11のコンテンツが充実したAW
オーナーの役に立てるサイトを目指したいと気持ちを新たにしました。





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