1/200スケール 戦艦 大和 
ニチモ製インジェクションキット
1/200戦艦大和 徹底ディティールアップ決定版製作記






↑船体、構造物ともに巨大でひずみも激しく、合わないところを無理やり合わせるような作業が必要です



1/200戦艦大和 構造物の固定と小物の製作


まずは船体と同じく、全てのパーツにオキサイドレッドのサーフェーサーの下塗りをします。これは中央構造物ですが、吹き付け塗装の場合は塗料がまわり込みにくい部分が多いので、先に入り組んだところに色を吹いてから、全体を仕上げました、


船体と同じく、軽く汚し塗装を済ませた中央構造物基部を、甲板に固定します。木製甲板の上に載せる形での接着となる関係で、そのままでは強度に不安があるので、接着面の一部は木製甲板をはがし、構造物側はプラ角棒でフレームを組んで接着面積も増やしました。


最終的な接着には8時間硬化のエポキシ接着剤を使用し、クランプを総動員させて丸一日、硬化を待ちました。対空兵装や構造物を一部しか接着していなかったのは、クランプ固定の障害にならないように配慮したためです。


航空作業甲板もこの機会に接着しました。キットの合いの問題で、木甲板部との間に2ミリ程度隙間が開きますので、プラ板で縁材(コーミング)を自作して貼り付けました。


中央構造物の基部がきっちりと固定されたら、前部艦橋、煙突、マスト、後部艦橋という具合に、各構造物を固定していきます。 防空指揮所と分離した状態で製作を完了していた前部艦橋は、別々に塗装した上で、窓枠に透明プラ板を貼り付けて、窓ガラスを再現してから接着しました。


写真では少しわかりにくいですが、窓枠にはちゃんとガラスがはまっています。防空指揮所に見える金色の物体は、従羅針儀です。高角双眼鏡と共に、小西製作所のパーツを取り付けました。


小西製作所のパーツは、全て金属製なので、一点一点、ゲート跡を処理してプライマーを吹いてから仕上げます。写真に写っているパーツは、左から高角双眼鏡、弾薬箱、13mm連装機銃、25mm三連装機銃用ブルワークです。


リールはキットのものをそのまま使用していますが、タコ糸を巻いてロープを再現しました。こういう加工がわざとらしくならないのも、大スケールならではの魅力と言えそうですね。


短艇類は9mカッターと13m内火艇の二種類を搭載します。13m内火艇は、キットパーツの形状が少々不自然だったため、小西製作所製のパーツに置き換えました。


甲板には弾薬箱やリールを、舷側にはボートダビットや係船桁を取り付けることで、徐々に密度が出て参りました。手すりは小西製作所製の柱タイプのものを使用し、通した銅線を瞬間接着剤で各柱に固定し、たるませて取り付けています。




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