1/200スケール 戦艦 大和
ニチモ製インジェクションキット
1/200戦艦大和 徹底ディティールアップ決定版製作記
↑副砲は砲座も含めて意外とディティールの集中する装備ですので、今回は新しいディティールアップ方法も採り入れました
1/200戦艦大和 副砲の製作
 まずは砲身の交換からです。右が交換前のプラパーツの状態。左が、ピットロード製の真鍮砲身を取り付けた状態です。プラの砲身を切り取り、真鍮砲身の取り付け穴を開けて、瞬間接着剤で固定します。 |
 副砲塔のパーツ全景。側面に型のズレがあり、ほかにバリも多いので、下処理に苦労します(笑) ディティールらしいディティールはほどんどないので、これからプラ材やエッチングを使って徐々にディティールを追加していこうと思います。 |
 防水キャンバスも省略されているので、エポキシパテで自作しました。近年のキットには付属しているのがあたりまえになってきているので、このような自作は結構久しぶりです。 写真奥が防水キャンバス自作前、手前が自作後になります。 まだおおまかな整形ですが、パテ乾燥後にもう少し形状を調整しようと思います。 |
 大和型戦艦の副砲で目立つ放熱スリットも省略されているので、今回は1/700スケールのラッタルのエッチングパーツを流用して再現しました。微妙な曲げが必要なので、結構手間がかかります。 |
 放熱スリットの再現が完了しました。次回の「1/200戦艦大和製作記 その5」では、副砲ディティールアップの第二弾をご紹介します。 |
 これは、素組みで仕上げた副砲です。 1/200という巨大なスケールを採用している、ニチモの大和ですが設計年代はたいへん古く、その大きさに反し、現在の目で見ると、やはりディティール感に掛ける気がするのは否めません。 |
 そこで、前回に引き続いての副砲ディティールアップを進めます。大和型戦艦の副砲の後部には、スライド式の扉が二つあったと言われているので、手持ちの資料に従って、プラ板で作った扉を追加しました。後部の足場も、（透明）プラ板による自作です。 |
 ラッタルとキャンバスガードは、ゴールドメダルモデルズのエッチングパーツです。手すりはお客様のご希望もあり、今回はエッチングのものは部分的使用にとどめて、小西製作所の手摺支柱をメインに使用しています。この手摺支柱は本来は２段式なのですが、1段に加工して植え付けました。 |
 支柱にコンマ3ミリ系の針金を通して手摺にします。とりあえず、通すというところまでを目的に作業をしているのでまだまだ汚いですが、塗装前にもう少し自然にたるんだ状態に調整しようと思います。 |
 空中線支柱は、横桁が足りないので、プラ丸棒で追加しました。金色の部分はゴールドメダルのエッチング、銀色は針金、銅色は小西製作所のパーツで、白い部分はプラ板による自作部分です。 塗装前ですので、どこをどういじったのかわかりやすいですね(笑) 少々見づらいですが、側面のジャッキステーも、1/350のエデュアルドの2段手すりを一段に切り縮めたものを貼って再現しました。 |
 今回は、砲座のディティールアップを紹介します。まず、砲塔が乗るリングの下方に手を入れます。この部分には、放熱穴なのか？軽目穴かなのか？なんなのかはわかりませんが、丸穴がたくさん開いているのがわかっているので、1ミリのドリルで開口しました（左が開口前、右が開口後） |
 前部の副砲の砲座です。後ろで向かい合うように設置されているダクトは、機械室の吸気口です。給気口の網目と横棒タイプの手摺（たるみなし）、そしてラッタルはゴールドメダルの基本パーツ、背面の扉はゴールドメダルの追加パーツによるものです。 リベットが打たれたバーペッド補強板は、エコーモデルの鉄道模型用のリベット＆シルヘッダーを使用。その他、プラ板でメンテナンスハッチ等を自作しコンマ1ミリのプラ丸棒でホースを自作しました。また、パラベーンの位置は、キット説明書では第二主砲塔後部の甲板に配置するように指示されていますが、新設に従って、この場所に移動しました。 |
 後部の砲座は、前部のものと比べるとシンプルな形状をしています。ディティールアップ内容は、手すりとラッタル、吸気口の網はゴールドメダルの基本パーツ、補強板はエコーモデルとプラ板です。パラベーンも前部と同じように、配置替えをしました。 |
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ディティールアップの完了した砲座に、副砲を載せてみました。素組みの状態と比べて、かなりディティールの密度がアップしたと思います。 |
 後部はこのような具合です。主砲塔も、この調子でディティールアップを進めいたいと思います。 |
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