1/350スケール 特型潜水艦 伊400
タミヤ製インジェクションキット
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この作品は、艦船模型製作代行のご依頼をいただいて製作したものです。 キットはタミヤから限定発売された『スペシャルエディション』を使用しています。このキットの特徴は、司令塔がクリアー成形されていることで、飛行機の格納筒の一部を塗り残すことで、内部の晴嵐の格納状態を完成後も見ることができる点です。 |
 タミヤ1/350特型潜水艦『伊400』スペシャルエディション、右舷前方よりの全景。ディティールアップにはキットに付属のエッチングパーツを使用し、お客様のご希望に従って全体に汚し塗装を加えました。 |
 左舷の様子。こちら側は通常塗装を施しているので純粋なスケールモデルとして仕上げています。キットの特性を生かし、内部構造と外観の二種類を楽しめるリバーシブルな作品となりました。 |
 司令塔および、飛行機格納筒のクローズアップ。タミヤの1/350伊400の通常版のキットは、格納筒内部にヒダ状の補強材が再現されていますが、このクリアーバージョンでは、内部の様子がより鮮明に見えるよう、内部のヒダを取り去ってフラットな形状に仕上げられています。 |
 右舷後部からの全景。タミヤの1/350『伊400』は、1/350艦船キットのリリースラッシュの初期に発売されたモデルですが、その完成度の高さは現在の目で見ても驚くほど高く、個人的にはファインモールドの特型駆逐艦と並んで小型艦のキットとしてはベストと言える製品と思います。（どちらも『特型』の肩書きを持つ船なのが面白いところです） |
 今回は飛行状態と格納状態の晴嵐を合計5機製作しました。今回製作したスペシャルエディションのキットでは、晴嵐もクリアー成形されているので、風防は透明のまま仕上げ、内部には機内色を塗装しました。お客様より塗装剥げ表現をご希望いただきましたので、軽めにチッピングを入れています。 |
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田宮の1/350『伊400』は3回目の製作となりますが、格納筒をクリアー状態で製作したのは今回が初めてです。格納筒にぎりぎりのクリアランスで収められた晴嵐の様子をみると、この潜水艦がいかに高い技術を作られていたかを実感します。 パーツの一部を透明化してこういう楽しみ方ができるのもタミヤキットの設計の緻密さあってのことと改めて思い知らされました。これからもこういう「メカニズムを楽しむ」模型が増えてくれたらいいなと、個人的に思います。 |
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