帆船 セントルイス
グンゼ産業 エアフィックス インジェクションキット
パッケージのボックスアートです。
非常にレアなセントルイスのキットについて
このキットはグンゼが輸入していたエアフィックス社のもので、Yahoo auction
で入手しました。 HIGH-GEARed's HOBBY WORKS!!のMODEL ARTをよくご覧になっ
ておられる方はご存知かもわかりませんが、僕は遥か以前にこのエアフィックス
製のプラ帆船模型『ロイヤル・サブリン』を製作したことがあります。
ロイヤルサブリンの時には船体の飾り付けなど、それなりに楽しんでの製作とな
りましたが、今見るとはっきりいってそれ以外良いところがまったくない（爆）、
帆船の魅力である質感や帆走のためのギ装品に全然存在感がないことに気づかさ
れました。ですので、ある意味自分の中で『プラ帆船に対するリベンジ』的な思
いを長年に渡ってもっていたことも確かでした。（笑）
それ以降、中古にてプラ帆船を捜し求めて続けて数年、再びこのエアフィックス
の帆船とオークションで出会い、衝動的に入札をしたのですが、エアフィックス
の帆船は人気薄なのか？イマイの絶版品やエレール、ドイツレベルなどの比較的
評判の良いプラ帆船より比較的安価で入手することがかないました。
しかも、ロイヤルサブリンと似たタイプのガレオンタイプの大型船です。戦列艦
登場以前の主力戦艦ともいえるタイプの艦で、以降の時代の戦列艦やフリゲート
艦にはない派手な飾り付けが特徴です。
キットの内容はサブリンのキットとほぼ同じようなもので、左右分割タイプの船
体と甲板、マストに帆という一般的な部品構成になっています。
こうして見ると茶色1色成形で本当に味気ないプラ船体で、期待して箱を開けると
実にがっかりさせられそうな内容ではありますが、こうしたキットほど、「なん
としても素晴らしい完成度の仕上げてやるぞ！」とモデラー本能をくすぐられる
ものがあります。（笑）
長年模型を製作していると、『ダメっぽく見えても磨けば光るキット』と『頑張
っても光らないキット』の見分けがつくようになってくるのですが、こちらはど
ちらかというと前者に当たるものという判断ができたので、製作を開始しました。
ファミコン全盛時代には『クソゲー』と『ダメゲー』のちがいについて論議がな
されましたけど（クソゲーは世間的評価が悪くても楽しみ方によっては楽しめる
ゲームのことで、ダメゲーはどうやっても楽しめないゲームのことだそうです）
それと同じ感覚かもしれません。（笑）
↑こちらは以前長崎オランダ村で撮影した大型ガレオン船『プリンス・ウイレム』
の写真です。セントルイスと同時代、同規模のガレオン船を再現したもので、設計
も同じオランダ製ということで製作の参考としました。
| next |
| 左側にメニューページが表示されない場合はここをクリック |
 ↑Android版のダウンロードはこちら↑ |
 ↑iOS版のダウンロードはこちら↑ |