1/700ルミナス神戸2 客船模型 フルスクラッチ製作記












レストランシップ ルミナス神戸2

HIGH-GEARed's HOBBY WORKS!!におきましては、フルスクラッチはこれで2隻目になりますが、1隻目の1/900戦艦三笠が、ほとんどテストケースだったことを思うと、今回が人前に出せるディティールをそれなりに持った最初の作品になります。

最初の作例が軍艦でなく、民間の船で、なおかつこの『ルミナス神戸』に決まった経緯は、下記ページに掲載しておりますので、ぜひ当製作記とご一緒にご覧くださいませ。

2011-6/5 ルミナス神戸2 ブライダルレポート


製作方法ですが、公式図面などは手に入るわけがないので、現地で撮影した写真をもとに自分で図面を引いて仕上げました。

船体はエポパテを固めた板を削りだし、型を取ってレジンで複製したものをベースに、構造物は全てプラ板で製作、煙突などはプラブロックから削りだしました。

船首と船尾の形状などに若干の不備がありますが、下記比較画像でも分かるように、構造物周りは実船のバランスにそれなりに近づいてくれたのではないか?と思ってます。








製作方法は、まずパテで船体の原型を作り、シリコンで型を取ってレジンで複製したものをベースに使用しました。画像奥が原型で、手前が複製した船体です。



上部構造物はプラブロックとプラ板の箱組です。写真から起こした図面を参考に、各フロアの高さを決めました。この時点では まだやっつけた作りですが、後に修正を繰り返してエッジと面出しを丹念に行いました。



窓に関しては正確な位置に角穴を掘り込む自信がなかったため、塗装で表現することになりました。自作の図面に従ってマスキングし、ブラックを吹き付けて窓の表現としました。



フロアの色は自分で調合したものを使用したのですが、あとから確認したところ、本物とほぼ遜色のない色に仕上がりました。しかし、勢い余って操舵室とパーティー会場『ノルマンディー』の天蓋の塗装を間違ってしまい、その後、修正することになりました。



天蓋の塗装を修正し、エッチングパーツで手摺などを再現した様子。



その後、更に細かいディティールを追加し、ルミナス神戸にて6/5の記念日に合わせて製作していただいた、真鍮製のメモリアルプレートが乗る台座を作成しました。


**総括**


『ルミナス神戸2』は、全長106m、総トン数は4800トン。 レストラン客船としては国内最大のもので、ポートタワーやモザイクと並んで、神戸港のシンボルのひとつである、メリケンパークオリエンタルホテル前から毎日3〜4便が運行され、大阪湾や明石海峡などへ向けたクルーズが行われています。

客船のスクラッチは今回がはじめてなのですが、製作のモデルとしてこの船を選んだ理由は、2011年6月5日に挙行しました、私こと新郎HIGH-GEARedと、新婦のみのりさんとの結婚式と披露宴、二次会パーティの会場であったことが最も大きな理由です。

当日は、新婦のみのりさんも自身の着用するウェディングドレスや小物類、アクセサリー等の使用物品の数々を自作し、名実共にクラフト好き夫婦の船出となりました。(列席者への案内状や席札などは私が自作しました)

この模型はルミナスクルーズ株式会社のスタッフの皆様にも大変ご好評頂き、めでたい日の大変良い記念品になりました。



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